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前書き

 初めましての方は初めまして。そうでない方はうんこーうんこー。芥川一刀です。


 今まで寝てる時に見た夢をツイートしていたのですが、2本立て3本立てだったりすることもあって140文字以内に収めきれねーなってことで備忘録も兼ねて、このような形態を取るに至りました。ちんこ。


 なんでまた三十路のおっさんが夢日記だなんて乙女趣味やってんだよwwwって話ですが、芥川が創作活動を始めた切欠って夢なんですよ。


 2017年8月19日に、2014年2月10日に亡くなった愛犬の夢を見たのです。


 死んだ愛犬と青空の下、何処とも知れぬ草原を、ただてくてく散歩するだけの何てない夢です。

 この何てない夢が、ペットロスに苛まれていた自分にとって、これ以上に楽しい夢は存在しないと言える程の素晴らしい夢に思えてなりませんでした。


 ぶっちゃけ愛犬の生前は、散歩するのが面倒くせーなーとか、億劫だなーとか、今日は雨風強いし行かなくても良くねぇ?って思ったことは一度や二度ではありません。

 ですが、彼女はいません。死にました。大好物の鶏肉やレバー、卵焼き、P-ballのおやつを食べさせてあげたいと思ってもそれは適いません。二度と、決して、絶対に。

 散歩だってそうです。ぶっちゃけ外に出るまでは面倒臭いことこの上無かったのですが、それでも彼女が楽しそうにこちらを振り返りながら、散歩する姿に心癒され、楽しいと思っていました。

 今なら、彼女が散歩に行きたいとねだれば、自分は文句の一つも言うことなく、喜んで散歩に出ていくでしょう。

 俺がどれ程強く望み、願ったとしても叶うことはありません。誰にも叶えられません。金も時間も、何もかもが解決してくれません。


 彼女が死んで最初の一年くらいは週に一回くらい遊ぶ夢を見ていました。

 時間が経つにつれて半月に一回、月に一回、数ヶ月に一回と頻度を落としていく中、久々に愛犬と散歩する夢を見ました。

 とても楽しかったです。とてもとても嬉しかったです。

 普段ならば夢だと気付いて落ち込んでしまうのですが、この時ばかりは最高の目覚めに感じました。

 素晴らし過ぎて誰かに話したくて仕方がない。そんな気分でした。


 しかし、話す相手がおりませんでした。


 家族や友人、ペット仲間、話そうと思えば、いくらでも話すことは出来るのですが、それをしてはならないと思ったのです。

 客観的に見て、あの時の自分は正しく狂喜乱舞といった具合で、あまり正気であるとは言い難い有様だったからです。

 正気でない自覚があったからこそ、誰かに話をしたら心配させたり、迷惑をかけたりすることを危惧し、どうにか踏みとどまりますが、誰かに話したいという耐え難い衝動に背中を押されていたのも事実です。


 何か良い方法はねぇのだろうか。


 大して物を考えるまでも無く、そういや小説家になろうってサイトがあったなと思い出します。

 見た夢を小説形式で公開してやれと。見る相手はモニターの向こうの知りもしない他人。

 狂っていようが正気だろうが何も思われやしないのだから、何を言おうが、何を書こうが、それで何と思われようが知ったことではないのです。


 で、書きました。


 ももちゃんの夢を見ました。知らないところを散歩して楽しかったです。以上!


 俺の心を狂わせる感動を、何かを伝えたい衝動を、その全てを晒してやるのだと意気込んで書いてみたは良いものの、たったの一行で終わってしまいました。

 これでは伝わる物も伝わりません。傍から見て、心の中の何かを伝えようとしているとは到底思えません。

 狂喜乱舞と衝動に駆り立てられていた芥川一刀も流石に正気に戻りました。戻ったと言うか、冷や水をぶっかけられました。自分自身の文章に。

 文才と言うか、伝達能力とか、そういった具合の物の欠如っぷりに頭を抱える程です。


 あまりにも酷過ぎて笑えて来ました。

 正気に戻ってみれば、犬と散歩する夢を見て楽しかった。ただそれだけのことです。

 その犬が死んだ愛犬であることを伏せさえすれば、ただの夢です。同情されたり、ドン引きされることもありません。

 私が動物好きであることは周知の事実ですので、ああそうなんですねーで終わる話なのです。一体何を危惧していたのやらという話です。


 そして、あとに残るのはコレです。


 ももちゃんの夢を見ました。知らないところを散歩して楽しかったです。以上!


 この小学生並の感想文をどう処理するかです。

 取り敢えず、無かったことにするのは癪に障るなと思ったのですが、これをなろうに晒してどうするのか。

 そもそも、たったの一行じゃ文字数足りてねーよ。バカか。


 で、芥川思い付きました。


 そうだ。Web小説を書こう!


 なろうに公開するんだし、異世界物しかねぇよな!

 夢も異世界転移みてーなモンだろ!

 あとは何だ? ハーレムか! 何故かアルファベットで格付けされるギルドか! あとドラゴン! んで、魔法!


 ほんで色々適当にぶっ込んでごった煮にしたら、ハイ、芥川の処女作、愛犬と一緒に異世界散歩のできあがり!


 そこから気付けば2020年3月13日現在。


 愛犬と一緒に異世界散歩を完結させ、裏切り者を完結させ、失業退魔士と孤独の姫の連載を開始。

 WEB小説の執筆が趣味の中年オヤジになっていました。


 あの日、あの夢を見なければ、こんなに楽しい趣味と出会うことは無かったかも知れません。


 で、ここからが本題です。


 いつ頃からかは忘れましたが多分、去年くらいです。

 また夢の力を借りたいなと。


 と言うのも、執筆を趣味に持ってからインドア趣味に充てる時間の9割を執筆に向けてしまい、所謂インプットというものが一切できていない状態が続いているのです。

 読書、ゲーム、映画、そんな暇があるなら小説書くンゴー!うんこーうんこー!といったザマです。

 ネタが思い付かないんじゃ仕方がねぇ。夢からネタを取ってやれといった具合です。


 息抜きに書いた未公開作品も、そのほとんどが夢が元ネタになっているってぐらい夢に依存しています。


 そして冒頭に戻るのです。


 ネタ帳として見た夢をツイートしてたのですが、140字じゃ足りねーし、夢だって毎日見るわけじゃねーから、何月何日に何の夢を見たか探すのも苦になっちまいまして、見た夢の方もなろうに垂れ流しとけば良いやと。


 ま、ぶっちゃけネタに使いたくなるような夢を見たら、四の五の言わずに書くんですけどね!

 アウトプットの練習的なアレです。

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