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登場人物紹介

取り敢えずと思って主だった登場人物の設定書いてたらめっさ長くなってしまった………。

すみませんが、これに時間割きすぎてストーリーの方書けてません。そのうち書きます。

思ったより長くなってしまったので、主人公の所持スキルは次のページに分割させてください。

登場人物紹介


人族側の大陸 登場人物


結論:DEX特化にしている物好き

【メイ】 Lv.202(トレント戦後)

人族

ジョブ:中級道化師

HP 10/10  (21/21)

MP 10/10  (21/21)

STR 5   (3)

DEF 5   (0)

AGI 20  (17)

INT 5  (6)

DEX 501 (2051)

※()内は補正込みの数値


補正詳細▽

種族補正:ヒューマン

1.STR・DEF・AGI・INT・DEXに+1

2.スキルが程よく会得しやすい。


ジョブ補正▽


【中級道化師】

1.常時、STR・DEF・INT・AGIの値を3分の1にする。(防具や一部パッシブスキルの補正込みして計算する)

2.常時、DEXの値を3倍にする。

3.常時挑発効果

4.スキルのリキャストタイム1割減少

※4の効果は芸能系統スキルに限り効果上昇



 装備詳細▽

・武器補正:【鉄製の短剣】

 攻撃時、STRの値+5

 常時、DEXの値+1


・装備補正:【ウサギ皮の良質な帽子+5】

 常時、DEFの値-5

 常時、DEXの値+12


・装備補正:【ウサギ皮の良質な服+6】

 常時、DEFの値-8

 常時、DEXの値+15


・装備補正:【ウサギ皮の良質な外套+7】

 常時、DEFの値-10

 常時、DEXの値+20

 常時、DEFの値を1割減

 常時、DEXの値を1割増


・装備補正:【ウサギ皮の良質なズボン+5】

 常時、DEFの値-8

 常時、AGIの値+17


・装備補正:【ウサギ皮の上質な靴+6】

 常時、DEFの値を1割減

 常時、AGIの値を1割増


・装備補正:【双星の祝福】※メイ専用アイテム

 スキルのリキャストタイムが1割短くなる。

 称号【三流芸人】を所持している為、更に1割短くなる。

 称号【二流芸人】を所持している為、更に1割短くなる。

 称号【???】を所持しているなら追加効果解放。



一応主人公的な人物。適度に情に熱く、中途半端に頑固。そのせいで場の空気に流されやすい。ただし、一撃でもヒットしたら大ダメージ不可避のストレスで集中力だけはやたらと鍛えられている。その為、ここぞという所では良い結果を出せたりする。

元々DEXに振れば身体を動かしやすいという事から、野ウサギ狩りの為にDEXだけに割り振っている時にレベルが上がりやすくなる効果を発見。モルガーナと売り言葉に買い言葉で道化師ジョブについてからは、他のステータスに割り振っても無駄になった。以来DEXにしか割り振っていない。

STRもDEFも初期値(ジョブ補正を含めるとそれ以下)ではあるが、会得経験値だけはバグレベル。

NPCのサーカス団『黒猫のサーカス団』の元にて弟子入りイベントを経験し、大量のスキルと怪我を軽減するための身体の動かし方を学んだ。

 戦闘スタイルはナイフを武器に、豊富なスキルを駆使してトリッキーな戦法。

 最近、経験値倍増の為の学習装置としてしかパーティーに貢献できていないのが悩み。

 

結論:ステータスを満遍なく振り分ける苦労人系物好き

【アニー】 Lv.146 (要竜討伐後)

人族

ジョブ:魔法剣士



 このゲームの現トッププレイヤー。メイに会うまでは自称攻略組の活動により剣士の地位が下がっていたため元トッププレイヤー『負剣士アニー』として地雷扱いを受けていた。

 面倒見がよく苦労人気質であるため、初心者プレイヤー達に対して定期的に指導を行っている。アニーというより兄ぃ。

古参でありレベルも高かったが、バランス重視平均主義であるためそれぞれのステータスは低い。(ただし要竜戦後に大幅にレベルが上がったため、各ステータス毎に見ても他のプレイヤーに勝るようになっている)

サオリとはリアルでも友人関係であり、実は二人ともおまわりさんであったりする。

 戦闘スタイルは、警察での現場仕込みの戦闘慣れを生かした長剣と盾を使った、堅実・安定に重きを置く戦闘スタイル。

 モルガーナとは反りが合わなかったが、イワンとのいざこざの後から妙にモルガーナにやさしい。

 現在、減少した剣士職の普及と始まりの町にいるという気になる奴を鍛えるという名目でメイと離れている。

 

結論:ロマン至上主義のINT極振り残念系物好き

【モルガーナ・サイト・マーリン】 Lv.137(要竜討伐後)

エルフ族

ジョブ:上級魔法使い


本作におけるヒロインじゃない女性枠。本名:斎藤まり。三葉とは年の離れた実の姉妹。リアルで主人公のクラスの担任兼数学教師。プレイヤーネームがやたらと長いのは、怪しいVRゲームが届いた時のテンションに任せて決めてしまったせい。実はちょっと後悔してる。口調は「~だよ! ~かな!」と、語尾が強い。

頭の回転が速く、状況把握や分析能力、時間把握とどれも高水準でとても優秀なのだが、いかんせん性格が残念過ぎてあてにならない。猪突猛進。考えるな感じろ。ゴーイングマイウェイを地で行く。

その行動理念はすべて【ロマン】の一言によって帰結する。SSOではINT極振りの超火力特化ステータス。魔法使いジョブなら必須であるMPにすら無振りという徹底ぶりで、こと魔法攻撃火力・範囲攻撃においては他の追随を許さない。

 その性格が災いし一度盛大にやらかしてプレイヤー達に多大な迷惑をかけたことがある為、一部のプレイヤーからは【歩く災厄】と呼ばれ、出会ったらその日は一日最悪だと恐れられている。

 遊ぶ時間がないなら睡眠時間を削ればいいじゃないとログイン時間は主人公の知り合いの中では最長。その割には担当授業はしっかりこなしているのでタチが悪い。ただし教頭は天敵。妹はもっと天敵。

 戦闘スタイルは高火力の一撃をもって殺られる前に一撃必殺。足りないMPはMPポーションでカバー。非常に頭の悪い戦い方だが、本人のスペックが高いので立ち位置や詠唱時間、敵のモーション等を緻密に計算して立ち回るので非常に強い。

 バランス至上主義と特化至上主義でアニーとは犬猿の仲だったが、要竜戦以降妙に接し方が丸くなっている。

 現在、エルフ的に強くなるフラグを踏んでくるという事でメイとは離れている。

 

結論:筋肉至上主義の物好き姉さん

【サオリ】Lv.120  (要竜討伐後)


 筋肉マッチョ系姉御肌オネェ。アニーのリア友。物腰が柔らかく、口調も穏やかな女性的なものだが、アニー以上の長身でムキムキのマッチョ。正直化け物と言われても否定ができないレベルの筋肉指数の持ち主。情に熱く、女性に優しく、面倒見がよい。女性であったなら、女性に尊敬される女性になっていたはず。女性だったなら。

 信条は筋肉に破壊出来ない壁はない。越えられない壁は壊して進め。

 元々はニッキニキなるプレイヤーネームでアニーと同時期にプレイしていたが、LP全損によってキャラクターロストしていた。本来はペナルティによりキャラクターメイクすらできないのだが、プレイヤー人口の減少を危惧したゲームマスターがこのペナルティを緩和し今に至る。

 ステータスをSTR極振りにしているため、こと単体へのダメージにおいては右に出る者はいない。

 戦闘スタイルは、モルガーナ同様やられる前にやれ。あちらが緻密な計算によって極振りを使いこなすのに対して、こちらは趣味でしている武術の長い経験と仕事上での現場仕込みの捕縛経験からくるもの。男性らしい力強さを女性らしい柔軟性によって制する。

 同じ格闘家であるミツバと比べると才能では劣るものの培ってきた経験は圧倒的に上。

 現在、アニーのサポート兼格闘ジョブの普及の為始まりの町に戻っているのでメイとは離れている。


結論:リアルプレイヤースキル特化の物好き

【ミツバ】Lv.120(要竜討伐後)

種族:ヒューマン

ジョブ:軽格闘家

 あえて言うのならこの人がヒロイン。本名斎藤三葉。モルガーナの実の妹。姉は既に成人しているが年が離れておりまだ中学三年生。口調は姉と似通っていて「~よ? ~だよ?」と、「よ」で終わる。姉との違いは何故か疑問形なこと。

 残念な姉と比べると姉妹とは思えないほどしっかりした性格だが、格闘技に関してはかなりのジャンキー。

 親の強い勧めで護身術がてら柔道を始めてみた所格闘技に目覚めたらしい。柔道の他にも空手、合気道、少林寺拳法etc……と、様々な格闘技を触れ、天性の格闘センスがあることが発覚。今は空手に落ち着いて全国の順位でも上から数えたほうが早いらしい。

 元々ゲームをするような人物ではないのだが、姉が何をしているのか調査がてらプレイしてみたらドはまりした。曰く、何の制約もなく誰にも咎めらる事無く存分に力を振るえることが楽しくて仕方がないらしい。楽しすぎて最近はバトルジャンキーが姉の残念レベルに近づきつつある。

 ゲーム知識は皆無であり、ステータスやレベル、スキルといったものには全く興味を示していない。ステ振りは基本人任せ。

 戦闘スタイルは、これまでに培った格闘技術での単純なステゴロ戦闘。もちろんアクティブスキルの類は一切使わない。そもそも使い方をいまいち把握していない。

普通ならスキルを使ったほうが有利になるはずなのだが、本人の技量が高すぎて一般のプレイヤーでは太刀打ちできない。フルダイブだからこそできる芸当である。たぶんこの人程フルダイブ環境を活用できているプレイヤーはいない。

 現在は更なる強敵を求めてメイと共に魔族領側の大陸にいる。



結論:作ったものをプレイヤーに売らないロリコン

【レプラ】

エルフ族 

ジョブ:仕立て屋

 

 始まりの町の次の町【クロウス】でメイが出会った生産ジョブのプレイヤー。成人している割には背が低くショタにしか見えないが、キャラクター作成で弄ったわけでなくリアルの身長と同じ。本人的にはコンプレックス。自身のことを小生と呼び、語尾が「~ですぞ。~ですかな?」と、論者風の変わった口調で話す。

メイをメイカーの町に連れて行き、サーカス団へと引き合わせた人物でもある。

 生産職としての彼はトップ中のトップ。仕立て屋というジョブからわかる通り、革や布を使用した装備の作成に長けている。また、元は魔法使いジョブであったことを活かし、作成した装備品等に高レベルのエンチャントを付与することができる。

 メイ同様「特訓イベント」をクリアしており熟練度は相当のもの。プレイヤーメイドのアイテムはマニュアル作成であればあるほど性能が上がる仕様がある。生産職の中で完全マニュアルで服装備を作れるのは彼だけ。

 これだけ聞けば物凄く優秀な人物に思えるが、性格がすべてを台無しにしている。少女幼女は至高の存在で天使であると豪語し、プレイヤーに装備を作らない。そもそも戦闘職から生産職に転職したのも一目惚れしたNPCの幼女が仕立て屋の娘だったからという理由なので、プレイヤーに対して装備を作る理由がない。

 この最高品質の装備・アイテムは全てNPCの幼女の為に作られた物。才能の無駄遣いこの上ない。ただし、ゲーム内で培った技術で独自ブランドの服飾店を立ち上げ、無職を脱出している。芸が身を助けた稀有な例。

 プレイヤーに対して作成したのはメイ・ミツバ・サオリの三名のみ。メイは単純に友達として仲良くなったからで、ミツバはリアルJCだから。サオリの装備を作ったのは、建前上はミツバの友達だから好意でとなっている(本音は筋肉マッチョオネェの恐喝が怖かったから)

 元々戦闘職であったため、戦いに不慣れではない。戦闘スタイルは、針と糸を用いた拘束術と魔法使い時代に鍛えた風魔法を使った暗殺者めいた戦い方。やろうと思えば【睡眠】や【麻痺】といった効果のエンチャントされたヌイグルミを投擲武器として増産することもできる。なお、そのエンチャント技術は安眠効果や回復効果など安全な効果を付与したヌイグルミとなってNPCの幼女の為に使われている。

ちなみに、プレイヤーとの売買をしていないのでお金はあまりない。素材は基本自分で収集している(それくらいの技量の持ち主)。

 現在もなお、NPCの幼女に対して誰も所持していないような高性能アイテムを貢いでいる。

たぶんそのうち再登場します。



結論:効率厨

【マーリン】

種族:ヒューマン

ジョブ:上級魔法使い


このゲームをプレイしている古参。レベルアップ毎のステータスポイントが2ポイントしか得られないことから、早い段階でタンク・魔法使いによる効率を重視した戦闘スタイルを考案した。事実多くのエリアボスを倒してプレイヤーたち活動範囲を拡大してきた実績がある。

 優秀なプレイヤーであるのだが、頭の中には『攻略』することしかないためギルドの管理や評判、メンバーの行動に対しては無頓着。おかげでネットマナーギリギリの行為をしているメンバーの行動やそれを推奨している幹部的なプレイヤーに関して全く知らなかった。

 現在、メイ達に感化され個性を伸ばすことを模索中。攻略組は当分休業の模様。


結論:KY

【イワン】

種族:ヒューマン

ジョブ:中級重戦士


 自称攻略組のメンバー。冒険者ギルドでメイ達に絡みボコボコにされた人。

 人柄は豪快で全く空気を読めない。愛されないタイプのバカ。クランの方針を馬鹿正直に信じ、馬鹿正直に従って来ているためレベルは非常に高くタンクとしての防御力も非常に高い。

 しかし、あまりにも空気が読めなさ過ぎて団体行動に向いてない。度が過ぎる為攻略組の一軍から降ろされている。

 

結論:苦労人(AGI振りの物好き予備軍)

【バロン】

種族:ヒューマン

ジョブ:上級魔法使い

 自称攻略組のメンバー。タンクと魔法使い以外を見下すことを推奨する幹部的プレイヤーと我が強く問題行動ばかり起こす傘下プレイヤーに板挟みになっている中間管理職的な存在。いわゆる苦労人。苦労人ゆえか常に顰め面で眉に皺を寄せている。

 アニー同様、最古参でありレベルもそれなりに高いのだが、AGIに多めに割り振っているため攻略組メンバーからの評価は低い。

 プレイヤーとしては非常に優秀。高速移動から魔法の速射を繰り出すことからクイックバロンと呼ばれていた。

 現在、突如休業となったクランへの対応に追われている。がんばれ。




魔族領側での登場人物


【ガム】

種族:ヒューマン

ジョブ:情報屋(自称)


魔の森でメイ達が出会った怪しい情報屋。飄々としながら笑顔を常に浮かべている。非常に胡散臭い。名乗っているガムという名前も本当かどうか怪しいレべル。

 情報屋としてメイ達を付けている所を捕まった。情報屋を名乗っているが、それは自称であり本来はシーフらしい。

 魔族大陸へは新たな情報の収集に来たとのこと。メイ達に進む方向のアドバイスをするとどこかへ消えた。


結論:高リアルラックわんこ系病弱ショタ

【ジョンド】

種族:アンデッドヒューマン

ジョブ:海賊

 

 メイが出会った第一魔族プレイヤー。中学生の年齢の少年。リアルでは虚弱体質で学校よりも病院にいる方が多い。世間体を気にする親とも仲が険悪。反対にナース達からは、礼儀正しい薄幸のショタという事で評判はいい。現実を忘れられるこのゲームの中ではとても明るく元気な子。

 魔族種族は、ヒューマンやエルフといった他の種族と異なり詳しい種族はランダムで決定される。ゴブリンやコボルトといった本来の距離感覚とズレる物や、スライムのような不定形の者など、操作が困難なプレイヤーが続出する。

しかもほとんどの種族が初期ステータスが超弱い。そんな中、アンデッドヒューマンというリアルと変わらない身長体型、癖はあるがヒューマンより初期段階から強い種族になった幸運の持ち主。

 ゾンビやグールといったアンデッドは本来腐臭も再現されている。しかし、彼のアンデッドヒューマンの種族はフレッシュな死体という設定らしく、これまた幸運にも臭くない。性能的にはSTRが低い事に目を瞑れば、高いHPと高い回復能力に優れた種族。

始まりの町にてスライムプレイヤーのコットンと出会い、目立つ魔王城にもダンジョンにも興味を示さず、海の方へ行った挙句海賊になった。

 コットンとはパートナー同士であり、何かとコットンを頼る程に慕っている。


戦闘スタイルは相棒のコットンとの比翼連理のコンビネーション。種族的にSTRが低いので攻撃力は低いものの、高耐久で粘り強く戦える。

 

 結論:ジョンドの保護者的な人

【コットン】

種族:スライム

ジョブ:魔法使い


 メイが出会った第二魔族プレイヤー。

 ランダムで選ばれる種族の中でも最高難度と言われる操作難易度であるスライムの種族。しかし、本人がこの手の操作に慣れている為に他のどの魔族プレイヤーよりも柔軟に活動できる。声は女性とも男性ともとれる中性的なハスキーボイスであるが、スライムである為見た目からは性別が分からない。ジョンドでさえ知らない。

 スライムの初期ステータスは魔族の種族の中でも最下層に位置している。ただし、固有スキルの【捕食】によって、倒したモンスターを吸収し新たにスキルを会得することが可能。魔族の固有要素【進化】の方向次第ではかなり強い部類に至る可能性を秘めている種族である。

 始まりの町でジョンドと出会い意気投合。以来一緒に活動を続けている。ジョンドのことを相棒と呼び親し気に接する。

 かなりのゲーマーらしく、知識やお約束な展開には詳しい。世間知らず+ゲームに疎いジョンドへのさり気ないフォローをよくする。

 

 戦闘スタイルは相棒のジョンドとの比翼連理のコンビネーション。種族的に大きな移動、打たれ弱いといった性質はあるものの、多種のスキルによる豊富な攻撃手段でジョンドをフォローする。



【マオ】

種族:魔王

ジョブ:ノーブル

 魔族プレイヤー。交通事故により無くなった娘に届いたこのゲームを娘の代わりにプレイしている。娘がどんな事に興味を持っていたのかに触れることで感傷に浸っているだけの為、ゲーム自体には一切興味がない。ミツバ同様、本来ゲームとは無縁の位置にいた人物。

 物欲センサーが一切発動しなかったのか、排出確率0.00001%以下の種族【魔王】が当たった超豪運の持ち主。極端に低い確率からわかる通り、最初から生まれながらの【魔王】という種族は全魔族種族の中で最も強力。職業的な魔王、進化によって派生した魔王と比べても、補正効果は比較にならないレベル。考えた運営は頭おかしいと言っていい。

 魔王のジョブ補正は、会得経験値が半減し、ジョブ【勇者】からの被ダメージが増加するデメリットを抱える代わりに、全ステータスを10倍にする。

 ステータスだけでなく、固有スキルで契約した魔族プレイヤーのステータスを大きく増加させたり、配下(契約したプレイヤー)の数に応じて自身のステータスを増加させるといった魔王らしい様々な固有スキルをデフォルトで所持している。

 ただし、本人がゲーム自体に全くの無頓着であるため実際に契約したプレイヤーは一人しかいない。自分の職業もノーブルのまま変更していない程雑。

 人族領との敵対フラグを何故か全て回避して魔族領側の大陸をさ迷っている。


【モフモフスキー】

種族:リビングアーマー


 マオと共に行動しているプレイヤー。獣人プレイヤーのようなプレイヤーネームであるが、リビングアーマーという西洋騎士のような鎧の魔族。

 やる気を感じさせない、酷くゆっくりと間延びした口調をしている。ゲーム開始初日に偶然会ったマオと共に行動しており、唯一マオのステータス補正効果を受けている。唯一の配下という事で、彼が魔王の右腕と言ってもいい。

 モフモフ愛好会というサークルメンバーと共にゲームを始めたらしいが、彼らとは会えていないらしい。



 


NPC達


【黒猫のサーカス団】


 メイが弟子入りイベントで師事してくれたサーカス団。メイカーの町では有名な団らしいが、町のプレイヤーは生産活動や商売にしか興味を向けていない為、この情報を知っているプレイヤーは少ない。知っているプレイヤーが居るなら、よほどNPC達と仲がいい人物である。

 

【クロ】

黒猫のサーカス団の団長。常に微笑を浮かべたイケメン。礼儀正しそうだが実はとても腹黒でドS。

【アーティ】

黒猫のサーカス団のナイフ芸・ジャグリングショー担当。変わり者ぞろいの団の中で唯一の常識的な思考の持ち主。しかし、本人の能力が高いのでサラッと高いハードルを要求してくるところもある。

【ロベール】

黒猫のサーカス団のマジックショー担当。大抵の奇術はこなせる。最も美しい芸術は爆発の瞬間と物の燃焼のする時が信条の危険人物。たぶん残念先生と話が合う。

【アマンダ】

黒猫のサーカス団の猛獣ショー担当。女王様みたいな人。虎や熊、ライオン、象といった猛獣を従える。実は全部モンスター。猛獣をどこで飼っているとかは団員以外は知らない。作者も考えていないので突っ込まないでください。

【リーノ&ルーノ】

黒猫のサーカス団の曲芸師兼アシスタント。中学生くらいの双子の女の子達。黒い衣装がリーノで白い衣装の方はルーノ。二人でリレーして会話をする。先に話すのがリーノ(黒い方)。アーティのナイフショーの的やマジックショーの箱の中に入る役等、アシスタントは様々やっている。表情は乏しくクールな印象があるが座長に似てドS。 


【マリー】

レプラが一目ぼれをしたという仕立て屋の一人娘のNPC。

 若干ウェーブの掛かった金髪は、美形が多いエルフ種のNPCと比べてもそれを上回る程に美しく、天が与える太陽の恵み数か国分をたった一人に凝縮したのではないかというほどの暖かくも眩い輝きを放つ。

 その瞳はこの世の淀みや穢れの一切を知らないのではないかというほどに純粋無垢で、エメラルドの様に美しい。

 その他にも小さく瑞々しい唇や、ちょこんとした愛らしい鼻。顔を構成するこれら至高の要素が、神本人が全力で配置したのかと言えるほどの黄金比率に整っている。

 その画材たる肌も別格。澄んだ高原に降り積もった清らかなる白雪を彷彿とさせるような白く美しい肌。それはまさに童話白雪姫も嫉妬するであろう程。

 そして何よりもこれら筆舌の限りを尽くしてなおそれを上回るのが彼女の浮かべる笑みであり___


___などと頭のおかしい生産職プレイヤーが小一時間程語っているが、端的に言えばすっげー可愛い美幼女。推定9歳。

 始まりの町の次に位置する【クロウス】の町。ここで服系統の装備の生産職に転職するためのイベントのキーパーソンになるNPCである。彼女はこの町で最も大きな糸屋の一人娘であり、将来はその糸屋を継ぐことを夢見ていた。しかし、残念なことに糸屋の人間では必須ともいえる【製糸】のスキルを持っていなかった。なぜ糸屋の一人娘がそんな必須スキルを持っていないか、裏設定は膨大な内容で存在するらしいがそれを知っているのは設定を作ったゲームマスターとレプラだけである。

 レプラは彼女を通じて彼女のプロフィール。クロウスの町の歴史、生産職の人物みんなが憧れるメイカーの町の話など、NPC関連の話を多数聞き出している。

 また、レプラは彼女へオーダーメイドの装備を作るという名目で彼女のスリーサイ



__これ以上語ってもいいのですが、ひたすらに長くなってしまう上にお巡りさんこっちです!になるので割愛。察しの良い皆様ならわかる通り、モブキャラです。恐らく出てくることはもうほとんどありません。ただ、レプラの方はたくさん出す予定なので、彼の発言でマリーって誰だっけ? と絶対になると思ったので載せときます。






【不屈の海賊団】


 ジョンド達が乗り込んだ海賊船。スケルトンやゾンビといったアンデッド達で構成されている。魔族領付近の海域を縄張りとしており、魔王勢力とは敵対勢力という設定がある。魔王城に到達したプレイヤーに発せられるクエストには、この海賊団を討伐するといった内容のものもあったりする。


【ジーク・ヴァンピーア・フリード】

 不屈の海賊団船長。名前で察する通り吸血鬼。

 身体の線は細いが、すらっとした長身でスタイルがいい。八重歯が目立つ美麗な顔付きをしていて、青白い顔色が儚さまで出している。つまりはイケメン。

 豪快だが、繊細。自分が楽しいければ良い快楽主義者だが、計算高い。冷酷な癖に仲間思いという海賊の船長らしい船長。分かりやすくドS。

 陽が強い日は、日光がうざいと船長室にこもる(日光がダメとは言ってない)。


【ホロウ】

 船長の相談役。死霊術師の小柄な老人で、種族はリッチ。

 小言が多いが、それらは全て海賊団と船長の為。アンデッドに対する回復ができるので、ある意味不屈の海賊団の船医も担っていると言える。

 基本的にアンデッドと乗組員以外には冷たい。船長のことは若。ジョンドのことを小僧と呼んでいる。


【フラン】

不屈の海賊団の航海士。種族はグール。頭に布を巻き眼帯をしている。

モブなので特に気にしなくていい。




・GMサイド


【ゲームマスター】


セルフストーリーオンラインを開発し、メイ達ゲーマー達にばら撒き、プレイヤーたちの動向を常に監視している人物。

現在の科学力では不可能だと専門家が断言したフルダイブや、言えるどう考えても自立思考しているNPC等、様々なオーバーテクノロジーを開発しているが、それらすべての技術を自分の為に使っている変人。

 ゲームに関しての特許や販売の云々を諸々やっていないブラックゾーンなので、国家権力さんにバレると面倒なことになる。そのため、プレイヤーたちのSNSや書き込みなど、情報漏洩に対して物凄く敏感に調査し潰して回っている。

その他、プレイヤーの問い合わせが煩わしくなると、黙らせる為に予想の斜め上の形でそれを実装して黙らせたりしている。たぶん余計に面倒な事をしている。

エリアボスを倒したメイ達に注目している。

何やら「主人公」について調査しているらしい。


【ナビィ】

 ゲームマスターをサポートするAI。プレイヤーたちのキャラクターメイク画面でイントロダクションも務めている。

 GMのサポート担当だが毒舌なところがある。


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