これまでの大まかな流れと設定
お久しぶりです羊です。そろそろ復帰しようと思います。
書いている本人も忘れているのでとりあえずあらすじやらを書いてみました。前に書いた「現状の登場人物や用語」と齟齬があったらごめんなさい。若干のネタバレ?もありますが気にしないでください。
これまでの流れ
ある日主人公に届いた何処のメーカーでもないVRゲーム。そのゲームは異様なまでのリアリティのRPGのようなゲーム。主人公はDEX(器用値)のステータスをあげている内にDEXの重要性に気付く。そしてひょんなことからDEXを倍にする代わりに他のステータスを大幅に下げる道化師のジョブになってしまう。そんな道化師のジョブはスキルや攻撃を『成功』し続けることで自身を強化していく癖の強いジョブだった。
始まりの町を出た主人公は、生産職のプレイヤー【レプラ】に出会う。レプラに自身の装備を、防御力が下がる代わりにDEXがとても上がる装備に仕立て直してもらう。
なんだかんだでレプラに付いて行ったら生産職御用達の都市に到着した。
レプラに主人公のスキルの数が少ないのではと助言を受け、なんかサーカス団に弟子入りする事になった。弟子入りイベントはキツイらしい。
ちょっとした説明。
Your Self Online
主人公含め、ゲームが好きな人間の元へ送り届けられたゲーム。ナー○ギアのパチモンの様なヘルメットに、P○4VRのゴーグルのパクリをくっ付けたようなごちゃごちゃしたデザインの本体を被ることで遊べる。VRは、完全没入型ではなく視覚と聴覚のみのゲームで、キャラクターの操作は脳波的な物や生体電気的な物を読み取って操作する。
完全没入型では無い為、慣れない内はゲームの操作をしているつもりで自分が動いてしまい、壁にぶつかったりする。なれると実際の身体は一切動かさなくてもキャラクターを操作や魔法・スキルを発動できるようになったりする。(この設定に限界を感じてきているので、その内完全没入型にしたいな~と思ったり思わなかったり……)。
キャラクターはヒューマン・獣人・エルフ・ドワーフ・魔族から選べる。
とても自由度が高くいろんなジョブが選べるが、デスペナルティがキャラクターデータ削除と100日間のゲーム使用不能と滅茶苦茶厳しい。
許可の取られたゲームでは無いらしく、ネットに情報を流そうとすると全力で潰される。ゲーム内のメールとかのやり取りによる情報交換ならOKらしい。
ステータス
8つの値で構成される。レベルが上がる度に2ポイントのステータスポイントが与えられ、LP以外にそれを割り振ることでステータスを上昇させることが出来る。
HP
攻撃が当たっても(ヒットしても)大丈夫な値。0になるとLPゲージが展開される。その時のHPを上回るダメージを負ったときは、過剰分は考慮せず、取り敢えずLPゲージに移行する。実は一定回数HPが0になると最大値が増えることがある。
LP
生命を表す値。このゲージが0になるとゲームオーバーとなり、死に至る(キャラクターデータは削除される)。作品ではまだ描写してはいませんが、LPの値はヒューマンならば最大値100で固定。LPの高さは種族によって異なり、例えばアンデッド系統の場合異様にHPの補正が高い代わりにLPは極端に低かったりする。レベルが上がってもLPには割り振ることは出来ないので、この最大値が増減する事はありません。
MP
魔法を放つときに消費する力。マナポイント。マジックポイント。好きに読んでください。0になるとロスト状態になって一定時間行動不能になる。しかし、ロストに一定回数陥るとMP最大値が増えることがある。格闘家ジョブの「気功」もMPを消費します。
STR
筋力値。攻撃力やダメージの他、装備可能な最大重量にも影響。最大重量を超える重さの装備をすると、行動が遅くなる。あまり酷いと動けなくなる。
DEF
防御力。キャラクターの受けるダメージ量に影響。ノックバックを軽減してくれたりする。物理攻撃・魔法攻撃どちらのダメージもこれで計算します。
INT
知力。魔法の威力の他、魔法の規模・範囲にも影響を与える。精神干渉の魔法などへの抵抗力でもあります。なお、それは精神力(MIND)だろうという意見は受け付けておりません。
AGI
キャラクターの出せる速度の値。上げれば上げる程に全力で移動した時の速さも上がっていきますが、それに反応したり対応できるかはその人のセンスと反応力次第です。キャラクターの出せる速度なので、剣撃の速度や射出した魔法の速度にも影響があります。
DEX
キャラクターの器用さを表す値。攻撃力にも防御力にも一切影響はありませんが、クリティカルは出やすくなります。また器用であるという事は効率も良いという事な為、レベルアップが楽になる他、実は操作性が向上するといった副次効果があったりする。要領が良いと消費される魔法のMPもある程度少なくて済む。
この通り上げた方が利便性は高くなるが、上げた所で戦闘能力が直接強くなるわけでは無い為割り振りすぎても戦闘が辛くなるだけ。
キャラクター
【メイ】 ジョブ:道化師 武器:ナイフ
主人公。常識的だが、非常識なロマンを追ったりするときもある。ステータス構成はDEX特化型。攻撃は弱いし、防御力も無い。その代わり弱さをスキルで補ったり、レベルアップがとても速い。ウサギを相手にしていたら回避が上手くなった。特に直線的な攻撃にめっぽう強くなった。
道化師のジョブはDEXを倍にする代わりに他のステータスを全て半減させる。
スキル
ステップ~AGIの値の1.2倍の速度で一歩分移動する。
ハイステップ~AGIの値の1.5倍の速度で一歩分移動する。
セカンドステップ~上記のスキルを更にもう一歩移動する。移動の性能は最初のステップの性能による。単体で発動させることは出来ない。
サードステップ~上記のスキルを更にもう一歩移動する。セカンドステップの三歩目バージョン。
的確急所~クリティカル確率を上昇させる。
ショートスラッシュ~短剣で前方を斬り付ける。スキルによる攻撃は通常の攻撃よりは威力が強いが、動きが一定の分自由度はそこまでない。
ダガースロー~持っている短剣を投げつける。命中精度はDEXによる。スキル使用後は手ぶらになるので注意が必要。
愚者の道~別系統のジョブへ転職が出来なくなる。STR・DEF・INT・AGIいずれかの補正込みの値がDEXの補正込みの値を超えるまで、このスキルの効果が消えることはない。
転倒~転ぶ。走っている時に使用すると、スライディングの様に転ぶ。
失敗~自身のスキルを失敗・不発・中断させる。
三流芸人~あまり芸を持たない芸人へ送られる称号。勲章スキル。
ラビットジェノサイダー~ウサギ種に対するダメージが激増する他、ウサギ種からの敵意も上昇する。
成功~成功すると調子が良くなる。スキルの成功、クリティカル発動等の条件を満たす度に自身のステータス全てに+1する。効果の持続時間は30秒だが、成功する度に持続時間は30秒にリセットされる。
5秒以内に成功を連続で発生させると、連鎖が発生し更に全ステータスに+1する。
【アニー】 ジョブ:剣士 武器:長剣
古参プレイヤー。ヒューマン種。兄貴。始まりの町にてセンスのある初心者に武器を買ったり情報を与えたりするのが日課。
環境トップがタンクと魔法使いが横行しているのにも関わらず、あえて長剣を用いた剣士で戦う。
ステータスはバランス重視。汎用型。
【モルガーナ・サイト・マーリン】 ジョブ:魔法使い 武器:杖
エルフ種の魔法使いプレイヤー。主人公の担任の先生で本名は斉藤まり。ロマンを追い求めるのが好きで残念な性格。ステータスはINT極振り。
前線で多大な被害を出したことから、『歩く災厄』という2つ名がつけられた。
【レプラ】 ジョブ:仕立て屋
エルフ種の生産職プレイヤー。「~ですぞ」と変わった口調で話す。元は魔法使い職だったが、転職して生産職になった。
服や靴、帽子といった軽装備の作成が出来るほか、針や糸を用いた敵の妨害が得意。
普段は礼儀正しく笑顔を絶やさないが、コンプレックスの背の低さについては本気で怒る。
作りたいものを作り、作りたくないものは作らない。作りたいものは全力で作成するので質が滅茶苦茶高い。中でも子供服(女の子用)には執念と呼べるほどの情熱がこもっていてまさに別次元の出来合い。NPCの少女を溺愛していてよく服をプレゼントしている。ロリコンとは言ってはいけません。
黒猫のサーカス団
主人公の弟子入り先のサーカス団。【注意】ちょっとこれからの展開とかも書いてます。
【クロ】
黒猫のサーカス団の団長。常に微笑を浮かべたイケメン。礼儀正しそうだが実はとても腹黒でドS。
【アーティ】
黒猫のサーカス団のナイフ芸・ジャグリングショー担当。変わり者ぞろいの団の中で唯一の常識的な思考の持ち主。しかし、本人の能力が高いのでサラッと高いハードルを要求してくるところもある。
【ロベール】
黒猫のサーカス団のマジックショー担当。大抵の奇術はこなせる。最も美しい芸術は爆発の瞬間と物の燃焼のする時が信条の危険人物。たぶん残念先生と話が合う。
【アマンダ】
黒猫のサーカス団の猛獣ショー担当。女王様みたいな人。虎や熊、ライオン、象といった猛獣を従える。実は全部モンスター。猛獣をどこで飼っているとかは団員以外は知らない。作者も考えていないので突っ込まないでください。
【リーノ&ルーノ】
黒猫のサーカス団の曲芸師兼アシスタント。中学生くらいの双子の女の子達。黒い衣装がリーノで白い衣装の方はルーノ。二人でリレーして会話をする。先に話すのがリーノ(黒い方)。アーティのナイフショーの的やマジックショーの箱の中に入る役等、アシスタントは様々やっている。表情は乏しくクールな印象があるが座長に似てドS。
自分で補足が足りないかなと思った用語とアイテム
スキル~様々な効果のある技能や技術の総称。
・アクティブスキル~発動・起動を宣言することで発動するスキル。通常攻撃よりも強い攻撃が出来る攻撃系のスキルが多い。スラッシュなどの攻撃スキルはその行動が固定なので人によっては嫌う人もいる。
・パッシブスキル~所持しているだけで効果を発揮するスキル。主にステータスをあげてくれる。
→勲章スキル~特定の条件を満たし、勲章として得られたパッシブスキル。イベント発生のキーになる時がある。
・種族スキル~主に魔族プレイヤーが最初からデフォルトで持っているパッシブスキル。ピンからキリまであるが強力な物は本当に強力。
自称攻略組~どのプレイヤー達よりも先に、先の難易度の高いエリアへ行こうとする(行った)者たちの総称。リアルで余り運動しない人物がほとんどで、あまり動かなくても戦える後衛職(中でも魔法の名前を言うだけで済む魔法使い。)とタンク(HPとDEF特化)の2種類のみで、剣士や盗賊といったRPGのテンプレジョブを選択する者は全くいない。
それでも2ポイントづつしか増えないステータスを活かしているとも言えるので、サクサク戦えている。そのせいでその他のジョブを見下し、地雷扱いする傾向がある。
また、後衛職の中に弓術士がいないのは、弓術士はDEX値よりも弓を引くための相応のSTR値が必要(レベルの高い弓程要求されるSTR値は高い)な上、DEXをあげてもクリティカル率が上がるだけで命中させられるかはプレイヤーの腕次第。また、使用する矢は消耗品扱いでコストパフォーマンスが悪いといった理由からである。
その他にも与えれらるダメージはINTを元に計算される魔法とは全く異なる。STRをあげたからと言って剣士の様にダメージ量の上昇に直結してつながる訳では無く、使われた弓矢の性能によって計算される為めんどくささの割に火力が出ない。それだったら魔法使いの方がお手軽後方火力で楽。
その為、余程物好きなプレイヤーか生産に秀でた人物くらいしか扱う者はいない。
前線~自称攻略組達が進めたエリア。一番進んでいる事もあり、難度が現状一番高いエリア。
ポーション~HPをある程度回復してくれる薬。始まりの町にも売っている。LPゲージになってしまっている時は、LPが満タンの時のみHPゲージに戻してくれる。
中級ポーション~HPを回復してくれる薬。ポーションより効果が良い分高い。始まりの町ではこれが限度。上級ポーションの様な質の高いものはもっと先の町に行かないと扱っていない。
低級ポーション~初心者や腕の悪い作成者が作る質の低いポーション。効果が低い分安い。
クリティカル~攻撃を当てた時、会心の一撃が当たったとみなされ与えられるダメージの量が増える。弱点部位だと発生確率が上がる。DEXが高いと発生確率が上がる。
条件を満たしたうえでクリティカルが発生した時、極々低確率で致命的一撃が当たったとみなされ一撃必殺が出来なくもない。
ウサギ~ 始まりの町周辺にいるモンスター。草食の癖に縄張りへ侵入してくるものがいると突進して侵入者を排除しようとする。本来は戦闘職プレイヤーなら攻撃が当たれば直ぐに倒せる程に弱いモンスター。動きは速いが攻撃も耐久もすこぶる弱い。弱い分貰える経験値は少ない。
ゴブリン~町中以外なら、ゴキブリ並みに何処にでもいる。自身らが弱いことを自覚しており、決して単独で行動せず常に群れで行動する。弱いと言ってもそれはステータス的な事で、中学生くらいの体格のこん棒を持った不良集団が襲ってくるイメージ。その為、体を動かすことが慣れていないプレイヤーは結構苦戦する。場合によってはボコボコにされる。自分より弱そうな相手には容赦ない。
ホーンラビット~額に一本角のあるウサギ。角のせいで突進の威力が上がっている。単体ならともかく、群れであると結構危ない。ただのウサギと侮ったプレイヤーは、大体痛い目にあう。しかし、結局はウサギであるのに変わりないのである程度レベルの高いプレイヤーならそこまで苦戦しない。
マジックラビット~魔法を使う事の出来るウサギ種。魔法が使える様になった代わりに、突進といった物理的な攻撃は弱くなった。
他に足りなそうな情報は言われれば追記していこうとは思っています。
ただ、そこまで深く考えて書いていないのであまり突っ込まないで貰えると助かります。
今週中には本文の方を上げていく予定です。どうぞ鼻で笑ってください。
4月11日
サーカス団座長の名前をアクロからクロに変えました