表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

125/129

112話~スタンピード編~


 スタンピードでドラゴンが多数現れた事で、元凶は要竜を討伐したあの地点だと当たりを付けた俺は全速力であのエリアに向かった。

 道中はまるで俺の推測を裏付けるように、モンスターが溢れかえっている。いくらなんでもスタンピードのモンスターが森から来ている設定があると言っても、ここまで細かく再現する必要はない。あるとすれば、この森にもスタンピードのイベントが関係しているってことだ。

 ステップスキルを駆使してモンスターを無視しながら走っていき、あの場所にあったのは___。





「嘘だろ……」


 

鱗はボロボロになり、所々に鱗が剥げ腐肉がむき出しになった、変わり果てたドラゴンの姿。既に18禁級のグロテスクな見た目だが、何よりも異常なのは首から上が無い事だろう。まるで誰かに切り落とされたかのような……いや、現実逃避をしている場合じゃないよな。どう考えても俺が倒したエリアボス。あの『要竜』のゾンビだろう。

 状況から見てコイツがアンデット化したことがモンスター達が都市へと流れ込んできた原因なんだろう。その証拠に、要竜のそばにある地脈の収束点からドラゴンやリザードマンを始めとしたモンスターが生み出され(ポップし)、次々と都市の方へと向かっていく。



メタ的な事を言えば討伐して素材が手に入ったんだから死体なんて残る筈がないんだけどな。それにアンデット関係全部に言える事だけど、無駄にリアルに作りすぎだろ……子どもが見たら泣き出すレベルだぞ? しかもスタンピードの原因にエリアボスを流用するって、何かこのモンスターに伏線でもあるのか?


 運営に対して悪態をつきながらも、気を引き締める意味を込めてナイフを握り直す。どんな意図があろうとも、兎に角このアンデット化した要竜を倒せばスタンピードイベントは完結するのは明確なのだ。どうにかしてあいつを倒さないと。


『Grooooooo!!』

「っ!  ステップ!」


 口も無いのに何処から声を出しているのか、恐ろし気なうなり声をあげながら尻尾が振るわれる。

 カウンターがてらに【ダガースロー】でナイフを投擲するが、簡単に弾かれる。隙を作れるかとトランプを一枚投げ【フラッシュポーカー】も発動させるが、驚く挙動は見られない。


 アンデットになっても鱗の堅さは変わらなくても、アンデットになったから驚く事はないと。この調子じゃロゼさんからもらった毒も効き目はないって考えたほうが自然だな。

 それなら___



「【演目設定】! 1.アクロバットショー 2.ジャグリングショー 3.マジックショー ハイライト【マジックショー】!」


【プログラム セットアップ! アーユーオーケー?】



【演目設定】スキルでサーカススキルを強化して、短期決戦で一気に攻める! 設定は前回の戦い方と同様の流れを意識して組み上げる。どれだけ強かろうとも即死させればそれでイベント終了の筈だ。

 頭の中である程度の戦闘の流れを考えながらも開演の宣言を叫ぶ。


「本日もようこそお越しくださいました! おやおや? どうやら前回のお客様(トカゲ野郎)が性懲りも無くご来店だ!? 楽しいショーをお楽しみください! レッツショータイム!」  


 【ヘイトスピーチ】に乗せて煽ってみたが、アンデット化した要竜……長いな。暫定的に腐要竜とでも呼ぶとしよう。腐要竜は特に動じたような印象はない。やっぱり精神干渉系のスキルは一切効果を受けなくなっているようだ。

 こうなってくると即死系統のスキルも効くのかと不安になってきたけど、他に方法も無いしこれでやるしかない。

 スキル【早着替え】を使用し、兎皮の装備からレプラに作って貰った別の装備の内の一つ。アンティク装備に着替える。アクロバットショーやジャグリングショーにおいてはこの装備の相性が抜群だ。


「まずは宙に飛び交うピエロの妙技をご覧ください! 驚きすぎてご乱心なさらぬように注意してね! 【ステージセレクト】!」


 【演目設定】と【ステージセレクト】の二つのスキルによって、森であったフィールドがスポットライトに照らされたステージに。そしてトランポリンや空中ブランコ、綱渡りが設置された特設フィールドへと変わっていく。


 腐要竜が尻尾を振るうが、それを【ジャンプ】スキルを使って回避。フィールドに設置されたトランポリンとアンティク装備に付与されている【道化師的回避法】【道化師的歩法】の効果によって強化されたジャンプによって腐要竜を越える高さまで高く飛ぶことが出来た。


 そのまま綱渡りの大繩に乗り、トランプを取り出して投擲。【トランプマジック】によって剣と化したトランプはしかし、刺さる事無く鱗に弾かれる。アンデッドの癖に鱗の防御力はそのままらしい。

 追撃しようとしたが、その前に腐要竜が追撃をしてきたため慌てて再度ジャンプで回避する。さっきまで俺が乗っていた綱渡りの綱と大道具は一撃で破壊されてしまった。

 今度は空中ブランコを行き来して腐要竜を攪乱を試みる。


「観客のお客様? ショーの妨害は困ります! これでも食らって座ってろ!」


 剣化させたトランプを投擲しまくるが、ダメージになっている様子はない。辛うじてヒット自体はしている為失敗判定にはならないけど……パワーバランスどうなってんの?

 回避と攻撃を繰り返すが、HPは一向に減る様子はない。対するこちらもスキルリキャストタイムが短縮されているから攻撃を喰らう事はほぼない。ただし少しでもミスった瞬間一気に俺が不利になってしまう。

 元々のステータスが強い相手とスキルで補っている俺では立つ土俵の初期位置が違うのだ。


【スキル:成功!】【連鎖!】

【スキル:成功!】【連鎖!】

【スキル:成功!】【連鎖!】

【スキル:成功!】【連鎖!】

【スキル:成功!】【連鎖!】

【スキル:成功!】【連鎖!】


【Huuuuuuuuu!!!】


「さーて! 会場も温まってきたところで次のショーに参りましょう! 飛び交うピエロの次は飛び交うナイフをお楽しみください!」


スキル【アシスタントコール】を発動させ、リーノとルーノの二人を呼び出す。二人にはヒュギーの護衛をさせていたけど__まぁ後で謝ろう。

 今の俺のステータスじゃ弾かれるとしても、成功スキルが積み重なる分無駄にはならない。


「三人によるジャグリングの応酬をご覧ください!」

「ごらん」「ください」


 いつもは辛口な双子たちもショーの最中はちゃんと合わせてくれるらしい。少しほっとしながら、更にトランプを投擲する。

 先ほどと同様、簡単に鱗に弾かれるが今回は二人がいる。


 弾かれたナイフをリーノが素早く回収すると、ルーノを中継にして俺へとナイフをリターンさせる。そして、返ってきたナイフを更に投擲し、弾かれつつも再度二人が回収。投擲と回収のループだ。これならばナイフの消費も無くコストが掛からない。


付け加えるならば今のプログラムはジャグリングショーだ。ジャグリングに対して大きくボーナスが入ってくれる。ループを繰り返すうちに減少していくHPゲージの量は徐々にではあるが増えていっている。


 腐要竜も煩わしそうに反撃を仕掛けてくるが、リーノとルーノは機敏なステップでそれを躱していく。日頃からサーカスショーにてアクロバットショーをしていた二人だ。アンデットの鈍重な攻撃などそれこそ止まって見えるだろう。

 俺へも尻尾を振ってきたが、【ジャンプ】スキルで上へと躱す。どれだけこっちが紙耐久でも、当たらなければどうという事はない!



【YEAAAAAAA!!!!!】



 チマチマと削るのも悪くはないが、ボルテージは最高に高まっているし成功スキルによるステータス上昇も良好だ。

 そろそろ仕掛けてもいい頃だろう。再度【早着替え】スキルを使用し、今度は【奇術】装備に切り替える。



「さぁさぁ! 本日のメインイベントのお時間です! 余にも珍しい腐れトカゲと共演のマジックショーだ! まずは“自称タネも仕掛けもない”怪しさ満載の箱を用意しましょう!」


 そう言ってスキル【不思議な箱】を発動させ、人ひとりが入れるくらいの大きさの黒い箱を召還する。

 この箱自体には特に何の効果も無い。せいぜい中にプレイヤーやNPCが入れて外から鍵が閉められるくらいだ。言うなればこれはマジックをするための下準備。

 

「ありきたりでテンプレートな瞬間移動マジックのお時間だ! さぁさぁ皆様、瞬きして決定的瞬間を見逃さない様にご注意ください。あぁ! トカゲ君は首から上がナカッタネー! ごめんねテヘペロ!」


【HAHAHAHA!】


 ショーのボルテージ維持の為軽口を混ぜつつ、俺は【不思議な箱(ワンダーボックス)】の中へと入る。リーノとルーノがアシスタントとなってくれ、箱の扉と鍵を閉めてくれる。

 意味がないような行為だと思うだろ? でも、マジシャン系のスキルはこうやって手順を踏んでやらないと発動しないんだよね。奇術師シリーズの装備をしても根本的な制約までは避けられないのがもどかしい。


「Grooooooo!!!!!」



 精神系のスキルは効かないくせに何処かイラついたような腐要竜が力任せに箱を破壊する。踏みつぶした足を上げると、バラバラに壊れた【不思議な箱】が。

哀れな奇術師はぺちゃんこになってマジックショーは大失敗だったとさ。ちゃんちゃん。


____なんてね。






「3、2……1! イリュージョン!」


 腐要竜の背中より両手を上げて登場して見せる。後ろから紙吹雪や紙テープで登場演出もついてるオマケ付きだ。

 スキル【道化師的移動法(ピエロティックワープ)】。自身が誰かに認識された上で、死角から死角へと移動するスキル。しかも一人でも自分の姿を死角に収めていればスキルは発動しないと言う制約の多いスキルだ。その特性上、スタンピードイベントのような“目”がいたる所にある場所では使えない。だけど、箱の中に入ってしまえば誰の目にも触れない死角の完成だ。箱にはタネも仕掛けもなかっただろう?

 

 黒猫のサーカス団の座長のクロさんと戦闘したときにクロさんが常に俺の背後にに移動していたのはこのスキルだったという訳だ。

 おっと、反撃される前に畳みかけないと。


「古今東西アンデットの弱点は火であると言われ続けているわけでして。それでは逝ってみましょう! 爆発マジック3,2,1、BONB!」


 トランプをバラまきながら【ロマンティック・エクスプロード】を発動。腐要竜の背中にて大爆発が起きる。奇術師シリーズを装備しているお陰で爆発具合も強化されているようで、アンデッドながら苦し気にうめく。火属性を纏うこの爆発ならばいいダメージが出る筈だ。

 ちなみに巻き込まれたくないため早々に【道化師的移動法】で足元へと移動している。人が少ない方が利便性が良いって皮肉だよな。しかも背後に移動(やってること)って道化師と言うよりも暗殺者だし。

 

 結構攻撃はしているものの、腐要竜のHPはまだまだ余裕がある。このままじゃ倒し切る前にスタンピードで戦っている皆が押し負けてしまう。ここは前回と同じ手で肩を付ける!


「さぁ、本日の大技と参りましょう! 【安心安全の断頭台】! 」


 スキルを発動させると竜を拘束できるほどの巨大なギロチンが出現し、腐要竜は強制的に跪く。それと同時にドラムロールが響き始めた。


 やることは前と同じ。100%死なない断頭台マジックを失敗させて不可避の即死へと導く。たぶんこれが一番はやい。

 ギロチンが落ちると同時に【失敗】スキルを発動! これでスタンピードイベントは終わりだ!


 ズドンという重い音と共にギロチンが地に落ちる。だが、ギロチンは何もない所を空を切る。


「……え? なんで失敗が失敗……俺は馬鹿か!?」


 首無しの龍に、落とす首は存在しない。既に首が無くなりアンデットと化している腐要竜には、落ちる筈の首は無いのだ。

 つまり必然的にギロチンマジックはなんの意味も無くなってしまう。なんでこんな簡単な事を見過ごしてるんだ!? 



【Boooooooo!!!】


「しまっ! ぐぅ……!」


 呆けている間に失敗とボルテージ0のペナルティが発生してしまう。こうなってしまっては【ワンモアチャンス】で繋ぐこともできない。

 成功スキルで上昇していたステータスはリセットされ、全てのステータスはペナルティにより初期値へ下がりスキルも使用禁止となった。ダメ出しにスタン状態ときた。


【Grooooooo!】


 ギロチンの拘束が解けた腐要竜がお返しと言わんばかりに俺を蹴る。サッカーボールのように何度もバウンドしながら俺の身体は吹っ飛んでいく。


 痛い。


 五感没入のVRとなってから恐らく初めてとなる大ダメージ。運営のいらぬお世話で痛覚補正が1/1となっている為、リアルと遜色のない大事故レベルの痛みが襲う。


 何処が痛い? 分からない。身体中全てが痛い!

どう痛い? 蹴られて痛い。ぶつかって痛い。擦り切れて痛い! 訳わからん位痛い!


告知はあったから自己責任? こんな痛いなんて聞いてない! 


 まともな思考ができなくなる位の痛みの癖に意識が途絶える事はない。ゲームの作り物の感覚だからか? だからと言ってやりすぎだ!



HPは一瞬で消え去った。代わりにLPのゲージが現れ、俺のメイというキャラクターの命が表示される。これが0になったらゲームオーバー。すなわち、【メイ】が死ぬ。

 逃げ出したり、ポーションを飲もうとしてもスタンで身体が動かない。スキルで煙に巻こうにも、そのスキルもペナルティで使えない。


 まさに絶対絶命。万事休すだ。



 しかも誰にも連絡を入れてなかったから皆スタンピードのクリア条件が分からないと来たもんだ。これじゃあスタンピードイベントの方も絶望的かもしれない。あー失敗した。せめてアニーに一言伝えてから来るべきだった。最後の最後まで迷惑かけちゃったな。


 腐要竜が止めと言わんばかりに大きく腕を振り上げる。もうどうしようも無い。俺は覚悟を決めるように目を閉じる。

















「____させねぇです!」


 幼いながらも全力の叫び声が聞こえ目を開けると、そこにはここにいる筈のないルナの姿。小さな身体で十字架を盾のように構え、巨躯なる腐要竜の一撃を受け止めている。

 

「このトカゲ。キメェ癖にバカデケぇし、重い……です!」

「ルナ!? どうしてこんな所に!?」

「アタシもいるわよぉぉぉぉ!!! ぬぅぅぅん!」


 今度はサオリが思い切り腐要竜の腕を殴り返す。人と竜という圧倒的な力の差がある筈にも関わらず、押し勝ったのはサオリだった。腐要竜の前足は弾かれ、大きく後ろへと後退した。


「ふぅ。前回の借りは返せたかしら。それにしてもメイちゃん。一人でボス戦なんて水臭いじゃない」

「サオリ……どうしてここが?」

「バーロー。突然パーティーを解散して魔の森に突っ走ってったら誰だって嫌でも魔の森に何かあるって察するだろうが」

「……アニー!」


 俺の頭をグシャグシャと撫でながらアニーがそう言った。そっか。パーティー解散した時に、既に皆ついてきてくれたのか。

 スタン状態で俺が動けないことを察すると、アニーはポーションを投げて0になった俺のHPを回復させてくれる。今だスキルも使えず身動きも取れないけれど、とりあえずはゲームオーバーは免れた。

モルガーナも現れ、私怒ってますと言わんばかりに頬を膨らませている。


「全く! 一人でボス戦なんて何考えてるの! しかもどう見てもこんなレイドボスクラス……。事態を察知した私達が間に合わなかったらどうするつもりだったのかな!」

「大変だったのをアピールするのはいいが、AGIが違いすぎて結局担がれてたやつがそれを言うか?」

「それはそれこれはこれだよ!」

「見事な責任転嫁ね」

「サオリちゃん! 揚げ足は取らないでほしいよ!」



 なんだか一気ににぎやかになってきた。なんだかこれまでギクシャクしたプレイヤー関係を見ていたからか、このグダグダが懐かしい。


「って、そういえばミツバはどうしたんだ? バトルジャンキーのミツバの事ならこっちに来ても不思議じゃないだろ?」

「ミツバならスタンピード側で魔物の進行を抑えて貰ってるよ。なんだかんだ言ってミツバは要竜戦を通したせいで他のプレイヤーよりもステータス高いからね。獅子奮迅の働きだったよ!」

「ま、そんなこんなであっちの心配はしなくてもいい。俺達はコイツの相手だけを考えていいって訳だ」

「にーちゃん達! ぼさっとしてねーで、早くルナを手伝いやがれです!」


 腐要竜を抑えてくれているルナがいい加減にしろと言わんばかりに切れた。流石に一人で相手取るのは大変らしい。

 いや、参加したくてもスタンがまだ治ってないから俺は参加できない訳でして。って、言い訳してる場合じゃないな。

 アニーが苦笑交じりに剣を抜き、サオリは拳に力を籠め、モルガーナは興奮隠さずに詠唱を開始した。


「前回はメイにまかせっきりだったが今回はそうはいかねぇぜ」

「そうだよ! 今度こそ本当の本当にパーティー戦! 倒せレイドボス!」


「「「みんなで!」」」



補足

【奇術師の帽子】

 マジシャンの伝統的なシルクハット。気品ある帽子は観客を驚きの世界へ導く。

奇術師系統スキルを強化(重複相乗)

アイテム属性

スキル【奇術の妙技】を付与


【奇術師の正装[上]】

 マジシャンの伝統的なタキシードの上着。気品ある正装は観客を夢の世界へ誘う。

 奇術師系統スキルを強化(重複相乗)

 スキルのリキャストタイムを1割短縮


【奇術師の正装[下]】

 マジシャンの伝統的なタキシードのズボン。気品ある正装は観客を幻の世界へ誘う。

 奇術師系統スキルを強化(重複相乗)

【奇術師の靴】

 マジシャンの伝統的な革靴。その足音でさえ観客を惑わす。

 奇術師系統のスキルを強化(重複相乗)


【奇術の妙技】

 奇術師系統のスキルに限り、演目下に無くとも使用可能となる(一部弱体)

 奇術師系統のスキルに限り、【成功】スキルのステータス補正値を増加させる。



 奇術師シリーズはステータスに対する補正は一切ない代わりにマジシャン系統のスキルに対して大きな補正のかかるという癖の強い装備です。


【道化師的移動法】

 アクティブスキル。死角から死角へと瞬間移動する。自身を他者に認識されていて、かつ他者から一切の視線が集まっていない場合のみ発動可能。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様です!これからも頑張ってください!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ