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夏生詩集2

凍てついた空の下に

作者: 夏生

蒼い雲が

目覚めたばかりの

空を覆う


凍てついた朝

春に咲くために

固い固い蕾の中で

静かにしている

春の花


季節いとわず

咲くように

仕向けられた

花は

仲間同士寄せあって


寒さに強いけれど

花はやはり

あたたかい春の

ぬくもりが好きで

他の花ばなの

晴れやかな姿を

見ながら

共に生きていたいの

ではないかと


凍てついた風に

揺れている花を

見ると思うのです


強くなればなるほど

優れてゆくほどに

孤独になっていくこと

は、人にもあることだから


人の勝手で

強くされた花の

寂しさは誰が癒すのでしょう



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