第八話『きっと紅い紅い山の中で』
いい加減この生活に慣れてきた。そんな自分がいや。。。
リヴァ―島は遥か南にあるすごく小さな島なんだって。
あたしが育った場所はラヴェスで今の今までケティルスにいたって言ったらびっくりされちゃった。
「えぇっ!?お姉ちゃん、あんなに遠い所から来たのっ!?」
―――――――って。
この島に来たくて来たんじゃないけどさ・・・ハハハ・・・・・。全く。
「あたしはレディア・ウィズ。レディアって呼んで!お姉ちゃんはなんていうの?」
・・ってなわけで、軽く自己紹介も終わり、少女――レディアが家に招いてくれた。
まぁ行く場所ないからとりあえず彼女の家に泊まらせてもらう事にした。
「あら、旅人さん?どうぞどうぞっ。上がっていらして。」
ドアを開けると、すぐさまレディアの母親、ミアさんが迎えてくれた。
レディアによく似た顔立ちをしていた。声もそっくり。けどやっぱ美人だなぁ・・
思わず見とれていると、ミアさんが心配したような顔で、
「大丈夫?ずいぶんと長旅をしてきたような格好たけど、疲れてるんじゃ・・。」
そう言った。
「いえいえ!お構いなく!!旅は慣れてるんで平気です。」
せめて泊まらせてもらう身として迷惑はかけたくないもの。必死に疲れを見せない顔を作る。
「それじゃあ、晩御飯はまだ食べていないんでしょう?もう出来るからちょっと待ってて。」
ミアさんがそう言うと、レディアは、お母さんの料理は絶品だよぉ!と言った。当のミアさんは照れたようなはにかんだような顔をしてにっこりと微笑み、立派なキッチンへと進んだ。
この家庭にいるとつくづく思うな〜。
「はぁ、早く帰りたいなぁ・・」
誰にも聞こえないような小さな声でため息のように言った。
な〜んかしばらく更新してなかったなぁ。。。。
テストテストテストでさ。。。。。。(−_-;)