下見は大事
これで今書けているのは最後です。
なるべく早く書きます、待っていてください。
side:死神
俺は病院の前の広場に立っている。
いや、存在していると言った方がいいかもしれない。
俺の前に建っている「市立星ヶ丘総合病院」は「新都市開発計画」の為に建設された建物らしい。
市街地がやっと整備されてきたが、公園などの施設がまだ出来て無いから、
見舞いついでにここの前にあるリハビリ用の広場を憩いの場として利用する住民は多いらしい。
ざっと見わたしてもかなりの人が居るが、俺の姿を見る事が出来る奴は少ししかいないだろう。
死神が見えるのは、俺と同じ死神か、死に瀕している者、もしくは死が迫る者だけだ。
俺は次に狩る人間の確認のために指令帳を開いた。
結構便利なんだよな、これ。
簡易プロフィールも載ってるし……。
などと考えながら頁を捲る。
あった、次に狩る人の名前は「篝火千夏」、年齢11歳、性別女―――
期限は明日の10月10日になっている。
とりあえず下見にぐらい行っとくか……。病院ってのは意外と迷路みたいになってるしな。
※
指令帳に書いてある病室の前に来たわけだが、中から話し声がする。少し待つか……。
辺りを見渡すとこの階層は全部個室らしい……個室って四人部屋とか六人部屋よりも金かかるんだよな~、なんて考えていると扉が開いた。
よかった。その気になれば壁抜けも出来るが、それをやると後々めんどくさいからな。
看護師らしい人が出て行くのに乗じて病室内に入った、直後。
「あなた、誰?」
side:死神 Fin
ヒロイン登場!!
どうも違う作品の武器名が決まらずかなりテンションがおかしくなっている藤國火流那です。
次は人物紹介になるかな~、そうしたいです。