夢か現実か
宣言通りただいま投稿!!
side:死神
俺はさっき殴り飛ばした男に近づいていく。
あいつは『失敗はするな』とは言ったが、
『違う奴を狩るな』とは言っていなかった。
俺の今月中に狩らなければいけない人数は14人、
1人ぐらい違う奴が混じっていても問題は無いはずだ。
そう自分を納得させている最中に懐に入れてあった指令帳が独りでに俺の顔の前に浮き開いた。
(新しい頁?)
そこに書かれていたのは、俺が殴り飛ばした男の様だ。
「水屋……寿?
どっかで聞いたような……
まぁいいか、そのうち思い出すだろう」
そう独り言を言って俺は背負っている死神の鎌を抜いた。
もともと俺が持っていた大剣を改造し形をそのままに鎌の能力を付加してもらった特注品だ。
「さてと、生ゴミを狩るか」
「ひっ!」
どうやら意識を取り戻したようだな、好都合だ。
「普通なら遺言とかを聞くんだが、それもめんどくせぇ。
さっさと死ね」
大剣を振りかぶり、振り下ろ―――
「ま、まて。」
―――せなかった。
なんだ?
何が言いたい、後10秒だけ待ってやる。
「お前、藤波、藤波成司だろ!」
side:死神 Fin
死「なんで、今の名前じゃなくて前の名前の方が先にでんだよ」
なぜかこうなった…
プロトと違う方向へと自己進化したぞこの作品…
「それは…すごいのか?」
多分…
「はぁ、そうしといてやる。
次回、藤波成司
お楽しみに」