諦めること無かれ
後書きが寂しい気がするので少し変えてみます。
side:死神
俺が空き地に着陸した時、すでに日は暮れ、夕闇が辺りを包み隠していた。
もっとも、死神である俺には昼間と同じ感覚ではっきりと見えるが。
辺りを見渡すが千夏の姿は見えない。
だが心当たりは此処しかなかった。
そして、時間も迫っていた。
俺が死神をしている理由。
新たな能力を手に入れること、条件としてアイツは死神として魂を半年間狩り続けろと言った。
当然、失敗は許されない。
これまでしてきた事を無駄にしてたまるか。
そんな気持ちが大半だ。
しかし、心のどこかで俺に向けられた無邪気で無垢な笑顔を守りたい、
そう思っている俺もいる。
「千夏!何所にいる!」
必死の呼びかけ。
此処で見つけなければ、俺が今日までしてきたことも、
千夏が生きて来た事も全てが無かった事になってしまう。
「…ぃ兄…助、グ……」
「静かにしろ」
!林の方からだ。
千夏の声の後に聞こえた野郎の声、どこかで聞いたような気がするなどという考えを頭の片隅に押し込め、俺は走った。
千夏のもとに。
side:死神 Fin
※
side:千夏
「静かにしろ」
千夏の首を締めながらおじさんが言ってる。
「グ……カ……」
息グるしi、意識が……遠noきソウ。
しぃ……nii…助ケて…
「どけ」
おじサン、の後ro……かラ……こエが、しte、
オジsan…、…ガ振り向ク…、…指……のチkaラが…y…uルまった。
瞬間。
「ごがああああああああああああああああぁぁぁぁぁ」
おじさんは千夏の視界からきえた。
そして、おじさんの後ろに立っていたのは―――
「捜したぞ?千夏」
―――しぃ兄だった。
side:千夏 Fin
死「ついに転だな」
長かった、とてつもなく長かった気がする。
「おもに最初の月一更新のせいだけどな」
あんときゃあ、そこまで急がなくてもよかったからな。
まぁ、次回のタイトルコールよろしく!!
「わかった。
次回、心の支えと…」
では、出来れば二日後会いましょう。