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捜し人は何処に?

何処、と書いて「いずこ」です。

間違えの無いように。

side:死神


太陽が完全に沈みつつある中、俺はまだ千夏を捜していた。


空から地上を見てしているが見つからない。


「林の中にでも入っているのか?

 それにしても痕跡が残っていないし……」


病院を出てから何度か瞳を使ったが、

千夏らしき少女が歩いていた痕跡は見つけられなかった。


くそ、手掛かりが無さ過ぎる、

俺が持っている千夏の情報は指令帳のと昨日の会話から得たモノだけだ。


新しい方を優先するとして……。


思い出せ、昨日の会話内容を!


「確か……食べ物の好き嫌い、動物、色、風景、誕生日―――」


ん?

まて、何か引っかかった。


「風景……夕焼け空!」


思い出したぞ、『風景』の後に千夏が言った言葉を。


『しぃ兄、見てよ。

 あそこの空き地からならさえぎる物無しで夕日が見えるよね。』


「ちぃ、時間を無駄に使っちまった」


俺は今病院から結構離れた場所にいた。

千夏がみつからないのでいつの間にやら探索の範囲を広げていたらしい。


だが、場所が分かればあとはそこに行くだけだ。


俺はたまっていた苛立ちを晴らすように翼を力強く羽ばたき、宙返りから速度を上げた。


千夏を見つけたあとの事を考えないようにするために。


太陽はすでに沈み残光をほのかに残すだけになっていた。


side:死神 Fin

やっと起承転結の承が終わりました。


前半の更新遅すぎましたね…


これからも2日に1回の更新でいきたいと思います。

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