表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

006

今回は少し上手くいったと個人的には思う。

ソウが好きだと言う感情を植え付けるまでには時間がかかった。一種の催眠術のようなものだ。


治療の日は必ず雨の日を選んだ。

雨の日は心地いい音が入る。他の雑音を聴かせないように。慎重に。

ただあの子が自分の意思で愛情を理解しそして憎しみに変えるという行動を起こしたのは驚いた。


どんな治療も今までは無反応だったからだ。

少しでも好きと言う感情があの子の中で育っただろうか。

それとも憎しみの感情の方が芽生えてしまったのかな。


「ソウおつかれさま。嫌な役回りをさせた事を謝るよ。生き帰った気分はどう?」


「僕はあなたって本当に恐ろしい人だと思いましたよ。」


「ふふ。よくいうね。ソウはここにきてから2年だね。ララちゃんと年も同じくらいだったから君が適任だったんだよ。そして女の子の扱いもうまそうだったからね。」

「嘘でも恋人のフリをして心が痛んだかい?それか彼女に同情でもしたかい。」

「それとも憎しみの感情が怖くなったかい」


「あなたは彼女に悪いと思う気持ちはないんですか...」


「私はね彼女を治してあげたいと思っているんだよ。彼女に色んな感情をあげたいと。それが例え悲しみや憎しみ怒りでもね。今回ばかりは少しやり方が荒かった。けど現に自分が社会人でソウという彼氏がいて外にもいけた。人は思い込みで行動できると言う事を学んだ。」

「私はこれからも続けるよ。私はあの子の主治医だからね。私の仕事は壊れた彼女を治す事だから。」


「ニコニコしながら残酷な事をする。恐ろしくて気味が悪い。人を実験みたいに観察しながらそれを治療って言うのですね。」


「本物でも偽物の感情でもね相手が気付かなかったらそれは本物なんだよ。」


ララちゃんはソウからもらった愛情は本物だと思っているよ。

今もこれからもね。


ソウはララちゃんとの愛情は偽物だったの?

「・・・」


「君は優しすぎるね。」


ーーーーーー

私はねあの子を本当に治したいと思ってるんだよ。

あの子はわたしの...



大切な妹だったから。

ーーーーー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ