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不完全詩集

「好き」

作者: 雪傘 吹雪

ちょっと疲れた


愛することが


推すことが


貴君(あなた)の背中を見つめることが


お話をするのは楽しい


顔を見てとろける時間は幸せ


なのに


ちょっと疲れた


オーバードーズだって


私の中の先生は言っている


本当に?


貴君は私のおくすりだったのか?


それよりは


もっと、病気的


症候群(シンドローム)だね


ただ、怠惰な


自分に戸惑っているような


でも、あぁ、やっぱりと思ったり


そもそも「好き」ってなんなんだよって


そんなの人類が見つけられる解ではないかもしれないけど


私は間違いなく「好き」だから


形式がどうであれ自由だ


自由だけど


いや、自由だから


しんどい


自分が何がしたいのかを理解できない


結局、「好き」が分からないと怖い


実際目前にすれば


「好き」よりも恐怖が溢れ出てくるんだ


その次に嫉妬


近付けられれば安堵


会っている時には不安


「好き」が出るのはいつも


貴君が居ない時


愛たくなるのは貴君が居なくなってから


貴君が近い程


愛たくない


多分、


疲れちゃった


もういいよとは言わない


愛たいって願うけど


疲れちゃった


疲れた


貴君の(かたわら)で笑う事が


疲れた


あの子を僻む事が


疲れた


想い感情を一人で抱える事が


疲れた


なんて大「好き」な貴君には言えないよ


だから


また言えない今日を繰り返す


「好き」を言えない今日を

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