「悪魔があふれた世界で立ち向かう者」
私は異能者の家系のものだ。血を操る術を用いて、怪異や悪魔を払う仕事を行っている。先祖代々、この異能を扱っており、私も力を持っているものとして人を守る仕事についていることを誇りに思う。
しかし、ある日、怪異や悪魔が世界中にあふれ出し、世界中は混乱に陥った。
原因は不明だ。携帯端末も機能しておらず、同業者たちとも情報をやりとりすることもできないからだ。
推測だがどこかで魔界への門が開いたから瘴気の濃度があがり、本来はこちらの世界で現れることができない存在まで出現するようになったのだろう。
混乱につつまれた世界であったが、私がやることは変わらない。
まずは悪魔に襲われている人を助け、走り回り、どこか安全な場所はないかと探しまわることにした。
幸いにも馴染みの教会は瘴気が薄く、安全地帯として使うことができそうだった。
教会を拠点に私は外へでて物資を入手したり、困っている人物に手を差し伸べて教会へと連れ帰っていた。
だいぶ大所帯となったが生活も安定してきて、一安心だ。
だが、その平穏も長く続かなかった。
教会のうわさを聞いた暴徒たちが教会の中の物資を狙って襲い掛かってきたのだ。
協力者の悪魔たちにより結界を張っている最中、しかし、誰かが時間を稼がなければならない。
いまでれば命の保証はないだろう。だが、ここで出なければ皆が死んでしまう。
私は心配する人々に「任せてくれ」といい、扉から出ていくのだった。




