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作戦

「あの小童め、このワシを愚弄しやがった!」


響たちが去った後、我に戻った村長たちは響を後ろを追う。


そして、村人たちはまとめで、響の家の前で集まった。


「おい君!あいつらはちゃんとセックスしとるか!」


「村長!あいつは家の鍵を閉めて入りません!窓からも誰も見えません!多分家の二階にいるかと……」


「あの小童、ワシら騙そうとしたいのが見え見えじゃ!君、ドアを……」


「村長!」


「なんじゃ!ワシは忙しんじゃ!」


「聞いてください!」


「らめ!おほ!おほ!イグイグイグ!」


「ジュポジュポジュポジュポ」


「パン!パン!パン!」


それは家の二階から聞こえる、音の嵐。


桜ともの呻き声、水音、何かと衝突する音。


「おまOこがこわれりゅ!ゆるじて!おほ!」


「あいつら、本当にやっとるん!」


「あの桜がこんな呻き声を出すとは、救世主さまはどんな絶倫なんだ……!」


「すげえ!これなら子供ができるのは確定だな!」


「村長、どうするべきでしょうか?」


「……様子見にしよう」



「どうだ七実、村長たちの様子は」


「全員立ってるだけ、どうやら家に入る気は無いみたいだよ」


「よし!作戦成功だ!」


俺はガッズポーズしながら、オナホールに手マンする。


もちろん、オナホールは何かの暗喩ではなく、本物のオナホールだ。


「本当に、いつまでやるこれ、だるいんだけど」


壁を蹴りながら、七実は文句を言う。


「我慢しなさい、こうしない助からないんだから」


桜姉は、右手にあるキュウリで、左手にあるオナホールと怒涛なピストン運動をする。


そして、部屋の隅こにあるパソコンから、大声で流す呻き音。


その通り、俺たちは、全くセックスをしていない。


名つけて、エロボイス作戦である。


まずは、桜姉たちを宴会から連れ出す、セックスイベントを回避する。


でもそれだきじゃ、村人たちを誤魔化すには物足りない。


下手すれば、村人は家に侵入して、俺たちを無理矢理セックスさせるんだ。


だからこうして、俺たちがセックスしてる錯覚を作り出す。


まずは呻き声。


俺はエロサイトを巡って、いろんなエロボイスを購入した。


最初は適当なエロボイスで誤魔化せるかどうかが心配なんだが、なんと!


これ世界にもDOSITEがある!


そして!中にいるコンテンツも基本転生前のまま!


そう!なんとなんと!桜姉たちの声優と同じ名前同じ声の声優が活動している!


これで不安要素がない、桜姉たちの声と全く同じ声優のエロボイスが確保した!


そして、今流れてるエロボイスは、俺の中でも一押してる「おほおほハーレムセックス~らめ!入ったらおおおおおおおおおお~」。


おほ声だから、声がでかいのも当たり前だし、声が荒ってるから声優の声と本人の差は聞き取れない。


そして後の事は簡単だ。


七実は衝突音担当として、壁を蹴ることでセックス中いろんなものにぶつかる音を演出する。


そして俺と桜姉は、水音担当。


なんと、響のやつ、荷物の中にオナホールがある!


その数は3個!


ゲームには、オナホールの事がヒロインにバレるギャグシーンがあるが、俺はそれを逆手にたり水音演出として利用した。


オナホールにローションをぶっかけて、冷蔵庫にあるキュウリと俺の手をぶち込んで、ピストンと手マンを模擬する!


これで、完璧のセックスシミュレーションが俺の手により完成した!


ちなみにこころはここにいない。


エロボイスとオナホールを見せるのは彼女の教育に良くないし、彼女は一応俺とセックスしたい派だから、ここに残ると何かしでかすかわからないからな。


今彼女は隣の部屋にいて、俺のスマホで最近の大人気アニメでかかわを見てキャキャしながら寝落ちした。


なんという可愛いらしい子なのでしょう。


「それにしてもあんた、こんなもの聞いてるんだ」


七実は汚らわしものを見る目って俺を見る。


「男だから仕方がないでしょう、許してくれ」


「これがら男というものは……!桜姉に汚いものを持ちさせやがって」


「まぁ七実ちゃん、響くんのその……趣味、は今こうして役に立ててるから、ゆるしてやってくれ」


「はは……」


正直俺も可愛い女の子たちの前で性癖を晒すのはキツイと思うのだが、でも状況も状況だから、仕方がない。


「それにしても、なんでこの……音声は、私たちの声にこんなに似てるの?」


「私もそう思った!もしかしてあんた、私たちの事を想像しながらこの音声使ってるじゃないわね!?」


「な……なっわけないだろ!」


「本当から、あーやーしーい」


「そもそも俺たちは十年ぶりだろ、声なんてわかるか!」


「それでも私たちの声を聞いてすぐ声が似てるエロボイスを探せるぐらいエロボイスに詳しいだろ」


「げ!」


反論できない、『君らの声優の作品を探しただけ』なんて言えないし、実際俺はからにのエロボイスすぎだから。


「ほら、やっばりそうじゃん」


「……不潔」


「う……」


桜姉からにも追い打ちされ、血の涙を流したくなる。


俺は辛さを誤魔化すために、手マンに専念する。



「あれ……お兄様、どこにいるの?」


翌朝、目覚めたこころは響たちを探し出した。


「お兄様、ここにいますか……うわ!?」


隣部屋のドアを開けると、こころは驚いた。


そこには床に倒れ、足や手が痙攣してる三人がいた。


「お兄様大丈夫ですか!」


「こころか……おはよう……」


「もう朝か……」


「疲れた……」


「こころ、外に誰がいる?」


「えっと、誰もいませんよ」


「よかった……!」


外に誰もいない事を知り、三人ともガッズポーズをする。


「手が痛え、筋肉痛不可避だこりゃ……」


「もう二度とキュウリ食べたくない……」


「今日はも歩けない……」


「あわわ、どうすればいいんですか」


「ほっといてくれこころ、死ぬほど疲れただけだ……」


「死らないでくださいお兄様!」


こうして、エロボイス作戦が成功し、原作のエロイベントが回避できった。

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