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1話

はじめまして!2021年2,3月頃から、趣味で妄想ストーリーを書き始めました(о´∀`о)


今まで小説などを書いた経験のない素人ですので、温かい目で読んでいただけたら幸いです(*^^*)


そして、私の妄想ストーリーを読んでいただく際には、下記注意点も読んでいただきますよう、宜しくお願い致します!



注意点


・自分の妄想の赴くままに、かなりマイペースに書いておりますので、更新の頻度が急に少なくなったりする場合がございます。また、素人ですので、リクエスト等にはお応えできるかどうかわかりませんm(__)m


・妄想ストーリーが苦手な方は読まないでいただきますよう、宜しくお願い致しますm(__)m


・誹謗中傷などがあった際には、相応の処置を取らせていただく所存ですので、ご理解の程、宜しくお願い致しますm(__)m


ーーー


『キム・ユンギ先生と生徒パク・ソヨン

[1話]



女子生徒たち 「きゃーっ!やったぁ!やばいやばいどうしよう!」



今日から高校2年。新学期。



各クラスごとの担任の名前が書かれた紙が廊下に貼り出された。



私のクラスの担任は、キム・ユンギ先生に決まったらしい。



ユンギ先生は、端正な顔立ちをしていて、肌が透き通るように白く、眼鏡をかけている。


一般的に言う、イケメンである。


女子生徒にもかなりモテていた。



でも、私は、特に興味がなかった。



恋愛をしている余裕がないのだ。

私の家は父子家庭で、家事はほぼ私が回している。そして、家事をこなしつつも、名の通った大学に進学したいと勉学にも励んでいた。



『キーンコーンカーンコーン』


チャイムが鳴った。



ユンギ先生が担任になった私のクラスでは、女子生徒たちが興奮して騒がしかったが、チャイムが鳴り終わって教室のドアが開いた瞬間、みんな慌てて自分たちの席に着いた。



ユンギ先生が教室に入ってきた。



ユンギ先生 「さぁ、早速出席とるぞ」



こうして、新学期がスタートした。



ーーー


そして、新学期が始まって2週間後、


数学の授業中だった。



授業が始まって20分ほど経って、



私の携帯が鳴った。



(あ、ばれる!マナーモードにするの忘れてた!どうしよう・・・)



数学教師 「おい、誰だ?どっから鳴ってる?」



数学の先生がこちらの席の方へ歩いてきた。



数学教師 「この辺じゃない?お前か?」



そう言って、先生は私のカバンの辺りに耳を近づけた。



数学教師 「おい、やっぱお前じゃないか。早く携帯出せ。」



私は、大人しく携帯をカバンから取り出し、机の上に出した。



携帯を出してからようやく着信音が鳴り止んだ。



数学教師 「おい、なんで携帯持ってきてんだ。とりあえず後で担任に報告しとくぞ。」



校則の厳しい私の学校では、携帯を持ってくるのも禁止だった。



でも私は、父の帰宅時間を聞いて何時に夕食を作ればいいかを考えるために、こっそり毎日携帯を持参していた。



(あぁ、担任に怒られる・・・どうしよう!)



案の定、放課後、ユンギ先生に面談室に呼び出された。



ユンギ先生 「お前、なんで携帯持ってきたんだ。」



私 「・・・す、すいません・・・」



ユンギ先生 「おい、質問に答えられてないぞ。俺は、なんでかって聞いてる。」



私 「・・え、そ、その・・・」


私は、意を決して本当のことを言うことにした。


私 「私の家は父子家庭で、家事は私が回してます。父の帰宅時間を聞くために携帯を持ってきていました・・・」



ユンギ先生はしばらく黙っていたが、口を開いた。



ユンギ先生 「・・・そうか。お前も大変なんだな。携帯が見つかった以上、校則に従って反省文は書け。でも、携帯はこれからも持ってきていい。俺が黙認しといてやる。」



私 「・・え、いいんですか?!・・・ありがとうございます!」


私が少し笑顔で言うと、



ユンギ先生 「何喜んでんだ。校則上はだめなんだぞ。だから、ちゃんとマナーモードにすんのだけ忘れんな。」



私 「は、はい!わかりました!ありがとうございます!」



本当の事を言ってよかった。ユンギ先生も少しは大変さをわかってくれたのだろう。



はぁ、担任が良い先生でよかった・・・



でも、この時はまだ、自分がユンギ先生に恋愛感情を抱くようになるとまでは、想像もしていなかった。



ーーーつづくーーー



『キム・ユンギ先生と生徒パクソヨン

[1話のユンギ先生side]



新学期が始まって、俺は高校2年のとあるクラスを担当することになった。



チャイムが鳴り、

教室に入って出席をとっていた。



一人一人の名前を呼んでは、返事をする生徒の方を見て確認していった。



俺がパク・ソヨンの名前を呼んだとき、彼女は返事をした。



俺は彼女の方を見た。



彼女は、高校生とは思えないほど美人だった。しかも、雰囲気が大人っぽい。女子生徒というよりは、俺には女性にしか見えなかった。



俺は彼女の美しさに惹き込まれてしまい、次の生徒の名前を読み間違えそうになった。



ーーー


そこから俺は、彼女のことが気になり出した。


生徒に恋愛感情を持ち始めた自分が情けなかったが、教室にいても廊下にいても彼女を目で追ってしまう自分がいた。



ーーー


そして、ある日、

俺は、用事があって昼休みに教室に行った。



大半の生徒が友達同士でごはんを食べている中で、弁当を食べながら一人で勉強している彼女を発見した。



ソヨンの友人 「ソヨン、昼休みなのにまた勉強してるの?偉いね!」



ソヨン 「いつも家帰ったら忙しいから、学校でしか勉強できる時間ないんだよね。。」



ソヨンの友人 「そっか!ソヨン色々大変だもんね。。でも無理しないでね!」



彼女と友人とのやりとりが聞こえた。



(帰ったら忙しくて勉強できないって、どういうことだろう・・・)



俺はその時、彼女の事情がわからなかった。



でも、数日後に知ることになった。



数学の先生から、彼女が学校に携帯を持ってきたという報告があり、校則どおり、俺は彼女を呼び出した。



こんなに清楚で真面目な彼女が、校則違反をするのには何か訳があるのだろうと、俺は彼女に携帯を持ってきた理由を聞いた。



すると、彼女は、父子家庭で自分が家事を回しており、父親の帰宅時間を聞くために携帯を持ってきたと説明した。



父子家庭で彼女が家庭を支えているのか・・・



俺は、彼女の芯の強さに心を打たれた。


それと同時に、彼女が毎日どれだけ大変な思いをしているかを考えると胸が締め付けられた。



そして俺は、このとき、彼女の味方になろうと決めた。


それで、俺は、彼女に携帯の持参を許可することにした。



すると、彼女は、安堵の笑みを浮かべた。



すごく美人で大人っぽいのに、笑うとなんだか子供っぽくてあどけない。

そのギャップにもやられそうになった。



俺は、この笑顔をずっと守ってやりたいと強く思った。



ーーーつづくーーー


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