星と音楽とラブコメと
高校生となってすぐのこと。
とある偶然から一緒の「音楽同好会」に入る事となった「西東(さいとう)さん」は、
どういうわけか俺にとても親しげに接してくる。
その理由は俺が考えて分かるものではなかったが
彼女の笑顔や真っ直ぐさに惹かれるのには時間は要らなかった。
男は単純だからね。
そんな俺が、少しは気が早いとも思いつつ、
流れに任せ、勇気を出して行動を起こすと……。
輝いている星々が、手の届かない距離であるように、
全ての音楽が全ての人に理解されるとは限らないように
理解できないものを理解せずに進めると
理解のできない結果を生む
そんなラブコメ