表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

どうか! 僕にフリ向いてほしい!

作者: 七瀬




僕の名前は、『板橋 進』36歳、ド・田舎にある1軒しかないコンビニの

店長をしている。


この街には、、、?

お店がほとんどないんだよ。


車で1時間のところまで行けば、大型スーパーがあるのだけど、、、?

この街の近くには、ココのコンビニにだけ。



この街の殆どは、、、おじいちゃんおばあちゃんばかりでね!

車がないと、何処にもいけないところに僕の家もある。


僕は、都会に疲れて田舎に一人で引っ越して来たんだ、、、!

だから、一戸建ての空き家を2万円の家賃で借りている。


ここの若い人たちは、みんな都会に行ってしまって、、、。

僕みたいな若い人たちに住んで欲しいという事で、かなり待遇がいいんだよ!


家の中もリホームされていて、お風呂もトイレも綺麗なんだよ。

他の部屋もキレイになっているんだ、、、!


それに車が、必要だろうと僕に1万円の中古のKトラックを、隣のおじいちゃんが

譲ってくれたりしてさ~! ホント! 致せり尽くせりなんだよね!


若者は、それだけ! 優遇されているんだなと実感したんだ...。

近所のおじいちゃんおばあちゃんも、とっても僕に優しい。


取れたての野菜や肉、卵、日常雑貨とか僕に何でもくれるんだよ。


僕がここに来てからは、、、?

コンビニのお店をPM20時に閉めて、家に帰ると、、、?


僕の家で、おじいちゃんおばあちゃんが集まって来て、、、!

みんなで、それぞれ持って来た料理やお酒でどんちゃん騒ぎになるんだよ!


なんだか? あったかい気持ちになるんだ~!

僕はココが大好きなんだよ!!!



1年もココに居ると、、、?

なんだか、ずっとここに住んでたみたいな感覚になるんだ、、、!

それほど、ココは僕にとって居心地のいいところなんだよ!




そんな時に、、、?

僕と同じように、都会から田舎に引っ越してきた女性ひとがいたんだ!


彼女の名前は、『横尾 えのま』28歳、キノコを栽培したいとココに引っ

越してきたらしい。


女性ひとが一人で、一からキノコ作りなんて、、、!

僕は、想像もしていなかった...。


それに、僕より若い人はココでは初めてなんだって、、、!




一軒一軒、彼女は挨拶に行って、最後に僕の所に来てくれたんだよ!


『・・・あのう? 昨日、引っ越してきた、横尾えのまと言います。』

『あぁ、どうも! 一人でココに引っ越して来たんですか、、、?』

『・・・えぇ! 貴方も私と同じだと聞いてます! 若い人って、、、?

ココでは、貴方が初めてです。』

『僕もです、ココには若い人と言えば、、、? 僕以外いないですから!』

『・・・そうなんですか、分からない事があったら? 教えてくださいね!』

『もちろんですよ! なんでも聞いてください!』

『ありがとうございます。じゃ、また!』

『はい。』



僕は彼女を見た瞬間、どうやら、、、?

彼女に、【一目惚れ】したようだ、、、!


本当に、素朴な感じの女性ひとで、、、。

それに、若い女性は彼女しかいないというところも原因なのかもしれない!





でも、気がつけば、、、?

僕と彼女は、自然と仲良くなっていたんだよ、、、!


僕の仲がイイ、おじいちゃんやおばあちゃんからもこう言われるように

なったんだ、、、!


『進! ええかー! 男は押しが強い方がいいんだ! おなごは、グイグイ

男にリードされたら? イチコロだでぇ~』

『そうじゃ~そうじゃ~強引にいったれ~』

『・・・でも、そんな事したら? 嫌われるかもしれないし!』

『だから! 今の男は、“草食系男子”とか言われるんじゃ~』

『・・・・・・』

『えのまは、本当にええ子じゃ~絶対に! モノにせいよ!』

『・・・あぁ、ううん。』



そう言われても、、、?

僕は、昔から【恋愛が苦手】で、、、。


彼女に、どうアプローチしていいのか、、、?

さっぱり、分からないのに、、、。


『進クン! 今から、二人で山に行かない?』

『えぇ!?』

『珍しい、キノコが生えているらしいのよ!』

『あぁ、ううん! いいよ!』



進の心の声

【僕がえのまちゃんの事を好きと伝えたい! そして、えのまちゃんも

僕の事が好きであって欲しい! どうか~! お願いです、神様!!!

えのまちゃんが僕にフリ向いてほしい! 願いを叶えてください!!!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ