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老魔導師と猫耳従者  作者: 徳傳惣吉
9/23

口説き上手と感情下手

クードバルの口説き術 一人の女性と付き合い、

結婚してからいかにモテるかクードバルが独自に研究し、実践してきたもの、以前クードバルが道楽でモテる術を書き綴った本を売った所、

10~20代の男女に対して飛ぶように売れたと言う。

深夜を回った頃…クードバルの家の近くで足音が

聞こえた…



トーバ(来たか…)



クードバル(よし…儂の腕の見せ所よ…)



レーミス「クードバル殿、約束通り参ったぞ、

開けてはくれないか。」



クードバル「おや…これはこれは…私も来ていただけるのを指折りながら待っておりました…ささ、年寄りの独り住まいゆえ散らかっておりますが…どうぞどうぞ。」



と言ったクードバルの家は塵も芥も逃げ出すような美しさだった…



ミーツ(…なるほど、王様クードという渾名の意味がなんとなく分かります…。)



ロミス(いつでも女の子が来ても良いように常に身嗜みや部屋の掃除を欠かさない…それで王様クードか…)



レーミス「クードバル殿は何故私のような感情の乏しい女に対して慈しみを掛けてくれるのか、

それをはっきりさせる為に来たのだ。」



クードバル「…私が初めて恋をした女性も貴女の様に感情の起伏が乏しい所が多かったのです、ですが女性は変わるものなのですね…私と付き合う内にコロコロ笑う可愛い女性になっていました。」



レーミス「私もなれるのか?今まで武道に青春を捧げて来たような女だぞ?」



クードバル「勿論それは貴女の心次第です、

私に任せて下されば笑顔の絶えない貴女に出会えることをお約束致しましょう。」



レーミス「…なら…どうか宜しく頼む、貴殿の

望みもしかと叶える故、安心して欲しい。」



クードバル「ここは私の生まれ故郷ですからな…

やはり流浪した後に戻れる場所があるというのは

とても大事な事…お分かり頂き誠に有り難うございます。」



レーミス「私達騎士団は手出ししないが…問題は子爵殿だ、陽気な性格の様に見えるが中で何を考えているかは全く分からない、無論…外におられる緑の魔導師とお仲間にしてみれば解決しうる

事だと思うがな。」



トーバ(……)



ミーツ(バレたかな…)



ロミス(勘が鋭いんだねぇ…)



クードバル「ハハ…隠しだては出来ませぬな…

ともかく今宵は恋というものについて話し合おうではありませんか…」



レーミス「勿論だ、一度知ったからにはとことん知らなくては気がすまぬ…。」



トーバ(あーあ…あの女騎士も毒牙にかかったか…」







クードバルの口説きによって虜になったレーミス

、帝国側の情報は掴めるのか…?

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