女盗賊と森の村
森林地帯 闇の谷から出ると眼下に広がっており、森林独自の魔物がいる、何故森林地帯と
言われるのかと言うとどこの国にも属さないので
名前を付けられていない。
トーバ達は村を後にして、闇の谷を出て、森林地帯に入った…
トーバ「むぅ…暑いのぅ…流石森林地帯…」
メアリス「私は鎧だから…風を通さず辛い…」
ミーツ「うーん…後もう少し歩いたら川辺に出ますから…そこで涼みましょう。」
その時草むらがざわついた…
トーバ「ん!敵かっ!?」
???「嫌だねぇ…アタシを敵だって?まぁ…半分当たって、半分不正解ね。」
トーバ「…はは~ん、お前様さては盗賊じゃな?」
???(ギクッ…)
メアリス「残念ながら私達は金を払う気もないし、命を奪われるほど弱くはないのだ。」
???「ふ、ふん!そんな脅しにのるほど馬鹿じゃないよ!このロミス様はね!!」
ミーツ「ロミス…?」
トーバ「知らんのぅ…」
メアリス「凶悪な盗賊の名前ではないな…小悪党ではないのか?」
ロミス「うぅっ…痛いことをズバズバと…まだ嫁入り前なのに…そこまで言うなんて…」
トーバ「知らんよ、そんな事…早く退いてくれんか、この近くにあるという川辺で涼むのじゃから。」
ロミス「ふーん…あなた達みたいに正直に言った人は初めてよ、涼むついでに魚を食べない?」
トーバ「…お前様、本当に盗賊かえ?」
メアリス「職業を変えた方が良いんじゃないのか…?」
ロミス「う、うるさいなぁ…」
ミーツ「早く行きましょうよ~」
それからトーバ達は盗賊のロミスに案内され、
川辺に着いた。
トーバ「おぉ…澄んだ川じゃのう…それに魚が
沢山泳いどるなぁ…」
ミーツ「ロミスさんは魚を獲れるんですか?」
ロミス「まぁね…一応港町育ちだから…川魚も
獲れるわよ、どんな調理法がいい? 焼き魚?
刺身?」
メアリス「やっぱり盗賊に向いてないぞ…
言うならば民宿の女将さんだな…」
トーバ「そうじゃな、褐色の肌…美人…スタイルの良さ…確かにそうかも知れんな。」
ロミス「や、やだ…そんなに褒められたのは初めてだよ… あ、魚を獲ってくるね…」
ミーツ(ふふふ…ロミスさん赤くなってる…)
トーバ「80の年寄りをからかいおって…おぉ…
もう魚を獲ってきたのかね。」
ロミス「うん、今日は大漁だよ!この近くにある村に行ってから食べようか。」
トーバ「ほぅ…村の名前まで知っておるのか…」
ミーツ「確か…そこに土の魔導師クードバルさんがいたはず…」
トーバ「あの爺…100歳を越えてる癖に動きと
手を出すのは早いんじゃ…三人とも気を付けるんじゃぞ。」
ロミス「大丈夫さ!色目を使ってきたら睨み付けるから♪」
メアリス「安泰…かな?」
トーバ達はルミドルを目指して歩き、夕方に
なる頃には村に着いた。
トーバ「ここが…」
とその時村の中から怒号が聞こえた。
???「帰れと言っておるじゃろ!!誰が魔力を
差し出す馬鹿がおる!?二度とくるな!!
あ、そこの娘さんは好きなときに来なさい♪」
トーバ「この声は…」
トーバの予想は案外当たっているかも知れない…
土の魔導師クードバルが怒鳴りつけていた相手は誰なのか…不思議である。




