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理論武装とオカルト少女  作者: ちかーの
2/10

アホな友人

「それじゃあ父さん、行ってくるよ」

返事はない。いつも通りだ。いつもと違うのは、慣れないブレザーの制服だけ。

今日から高校生、新学期であり、やはり少し緊張する。

高校生の川上ソラ。ラララ。

学校には徒歩で5分程だが、近くても自転車で行きたい感情は怠惰だろうか。

しかしそれは叶わない。学校の規則で半径1キロ内からの通学者は徒歩と定められている。

仕方なくテクテクと歩いていると、後ろから猛ダッシュしてくる奴がいた。こわい。

一目見てわかる。中学からつるんでいる相原隼人という男だ。

隼人も俺に気付いて急ブレーキをかける。

何か言いたそうだが酸素を肺の中に運ぶのに忙しくてそれどころではない様子。よく見たら汗だく。くさそう。

「何をそんなに急いでるんだ?」

素朴な疑問を投げかける。

「はぁ!?てかソラっちも急がなきゃ遅刻だよ!ホラ早く!!」

こいつは俺のことをソラっちと呼ぶ。最初こそその呼び方やめろとひつこく言っていたのだが、今では定着してしまった。

「隼人、学校集合っていつまでだっけ?」

「あ?8時半だろ」

「それで、今何時だ?」

「8時10分だよ!いいから早くしよろ!」

「.......隼人」

「?」

「余裕で間に合うんだが?」

「.....あれ?」

お気付きだろうか。相原隼人はすごくバカの子なのだ。

中学の時のこいつの伝説はいくつもあり、中でもカバンを忘れたと言って取りに帰り、家の中で何をしに帰ったのか忘れて学校に戻ってきたという話は、うちの中学では知らない奴はいない。

「もうちょっとはなれて歩け。臭いのがうつる」

「はぁー!?臭くねえし!この水だってただの汗だぜ?」

「だから汗臭いんだろーが!」

「んん?そーいうもんか?」

何はともあれ、遅刻することもなく(当たり前だが)無事に入学式を終え、はやととは同じクラスとなった。






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