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理論武装とオカルト少女  作者: ちかーの
1/10

孤独な教室

初の投稿です

誰にでも 「初めて」はあるもので、たまたま僕の初めての小説はこの作品である、ということです。

暖かく応援してくれると幸いです。

それでは楽しんでいってください。


雪ノ原真冬という名前を持つその少女は、その名前を呼ばれることよりも、今ではオカルト少女と噂されることの方が多い。

自分でも嫌悪しているこの異名を、しかし彼女は否定出来ない。

あまりにも的を得ているからだ。

誰もいなくなった教室の角に座っていた彼女は、ため息を一つつき、読んでいた本を閉じた。

教室の窓から校庭を眺めて、もう一度深く息を吐く。

「.........誰か、私に勝ってよ」

意図せず、気付いたら声に出ていたのは、それが純粋な、それでいて叶わぬ願いだったからだ。

閉じた本の表紙に水滴が一粒二粒と落ちる。

「.........私を、救ってよ」

滑稽なのは、今や七不思議の一つとして数えられる少女が、元々は普通の女の子だったということだ。

人気の無くなった静かな教室で、少女の涙の落ちる音だけが聞こえる。

窓の外のグラウンドで走り回る部活動生達の元気な声も、4階にあるこの教室には届かない。

こんな小説を読んでくださって、感謝です。

なにぶん初めてのことですから、投稿頻度などは未定です。おいおい決めていこうと思いますので、次回も是非読んでもらえたらなと思います。

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