ATTACK FROM THE UNKNOWN REGION#3
時空の果てか、想像もできないその外側。そこには未知の帝国があり、75年3月25日のニューヨークを襲撃したソヴリンの帝国が存在していた。彼はロキを出し抜くための手を考え、そして75年へとコンタクトを取った…。
登場人物
―ソヴリン…未来人の征服者。
―護衛の男…ソヴリンに同行する分厚いアーマーを着込んだ護衛。
―マシュー・コンラッド(マット)・ギャリソン…『ワークショップ計画』責任者。
―イサカ…神王として猿人種族ヤーティドを率いて混沌を広める〈混沌の帝〉。
―ルースレス・ドゥーム・オブ・オール・ビトレイヤーズ…ヤーティドのステルス艦隊を指揮する黒いアーマーの海軍提督。
詳細不明:未知の領域、ソヴリンの帝国
コバルトに輝くガラスの都に天から終末の隕石雨が降り注いだ。いずことも知れぬ強大な帝国の首都に襲い掛かる厄災はしかし、今のところ上空をドームのように覆うハニカム模様の半透明の青いシールドによって阻まれ、シールドの表面にぶつかったそれらは慄然たる轟音と共に砕け、細かい破片はレーザーで焼かれていた。その下では統制された帝国市民が地下か頑丈な建物に避難を済ませており、誘導などはスムーズであるらしかった。ビルのデザインからするとその幾何学模様は地球の建築様式の延長線上にいる事が朧気に察せられるものであった。
都市の外縁、旧市街を作り変えた要塞で戦闘し続ける帝国軍の防衛部隊は、悍ましい実体達への対応に追われていた。〈混沌の帝〉の放った慄然たる魑魅魍魎は地球人類のいる現実に棲む種類もいれば、全く別の物理法則下に棲み潜む有害極まる種類もいた。己ら以外のあらゆるものを憎悪するか悪意を向ける種類もおり、それらは最低でも恐らく28世紀の未来人類よりも進んだ科学力を持つこの帝国――ロキが纏うマントは28世紀の技術で生み出されたHJ1合金製であり、ソヴリンの帝国が扱う自動ロボットの装甲はHJ5合金製であるから、両者に相関性があれば数字の上ではソヴリンの帝国の方が進んでいると思われた――の兵士達と血みどろの戦いを繰り広げていた。ソヴリンその人もまた戦場に立ち、軍の士気などを気にしつつ指示を飛ばしてレーザーを撃っていた。だが今現在彼の採算を度外視――と言っても既に何度も改良してきたので全く生産性を無視しているわけではないが――した高価なアーマーは一度システムをリブートせねばならず、ほとんどただのデッドウェイトでしかなかった。リブートが終わるまでにはあと5分かかるらしく、ソヴリンが対策を練るのと同様、ロキもまたソヴリンへの対策を練り続けているらしかった。ロキ本人はあえてこの場におらず、恐らく万全を期して遥か上空などにいるものと思われた。己の身を危険に晒さぬやり方はいかにもかの地獄めいた神らしいやり方であった。つい先程まではソヴリンとロキ、すなわち両軍の総大将同士が古典的な死闘を戦場のまっただ中で繰り広げていたが、ロキはじっくりと期を待ち、そしてレーヴァテインから致命的な新種の呪いをソヴリンの紅色のアーマーへと流入させた。アーマーは徐々に動きが鈍くなり、飛行不可能となり、そしてソヴリンは片手を前に突き出したまま停止した。ソヴリンはアーマーを完全停止させてリブートを開始しようと機械的に考えたが、ロキが薙ぎ払うように振るったレーヴァテインによって強烈に殴打され、頭の中で火花が飛ぶような強い衝撃を感じながら吹き飛ばされたのだ。幸いソヴリンはそこから見事に立ち直ってロキを追い払ったが、ひとまず撤退しようとしたソヴリンに無数の敵が洪水のごとく迫って来たのであった。それらはつい数分前の事であり、しかし結局ソヴリンはしぶとく生き残った。
帝国軍の下士官として首都の部隊へと着任したその女は、つい2年前までは普通の学校に通っていた。4つ上の初めてできた恋人との甘い関係がまだ若い彼女に遠い地への着任を躊躇わせ、そのため攻撃の恐れの少ない首都への着任は彼女とその恋人を大いに喜ばせる事となった。
そして今、その女は半ば半狂乱の様子で首都防衛の任務に就いており、既に何度も死にかけていたところであった。粘液を撒き散らす大蚯蚓と昆虫を強引に交配させたような100フィートもある化け物が遠方で咆哮を挙げ、それに鼓舞でもされたのか無数の歪んだ異常な生物の群れが襲い掛かって来ていた。それらにまともな知能があるのかどうかは不明だが、近くの兵士目掛けて一目散に殺到すると、軽微なアーマーしか装備していない軽歩兵などはぐちゃぐちゃと音を立ててその触腕や牙などによって生きたまま引き裂かれていた。苦悶の絶叫を耳にして彼女は慌てて旧市街の改造された狭いアーチ状のゲートの向こうまで逃走し、入り組んだ市街の間に存在する小さな広場に設置された、負傷者で溢れる間に合わせの陣地にある行き止まりの壁まで辿り着くと、そこでへばり付くように倒れ込んだ。何故平和な部署に充てられたはずの自分がこのような目に遭わされるというのか? 負傷者の呻きと血の匂い――幸い市街なので泥の匂いだけは無かった――が立ち込めるグロテスクな有り様の中に置かれていると、恋人と過ごした暖かく清潔なあの部屋の感触がとても懐かしく思えた。彼女自身は軽歩兵なので、特殊部隊の訓練や薬物強化などは受けておらず、軽度のインプラントしか施していなかった。そのため戦闘経験も無ければ耐えがたい程の厳しい訓練の経験も無い普通の兵士であったから、このような狂気の沙汰には到底耐えられたものではなかった。仲間に両手を掴まれて引き摺られて来た下半身が無い少女や、両耳を抑えて絶叫する恐らく聴覚をやられたであろう年配の男など、見るに堪えない光景が広がっていたが、狭いゲートの向こう側には地獄めいた嘶き声を挙げている悍ましい実体達がいる事を思えば、少しはましに思えた。灰色の軽いアーマーの下で激しく鼓動を続ける心臓の音を聴いて彼女は気を落ち着けようとした。しかし凄まじい咆哮が大地や建物を揺るがす程の勢いで響き渡り、耳がびりびりと痺れている間にぼうっとミュートされた轟音が聴こえたものだから、何事かと目を向けた。すると背丈が20フィート以上もある異界的な怪物によってゲートが粉砕され、その向こう側でタレットを設置して待ち構えていた兵士達に胸のむかつくような洪水が殺到した。空気を焼く高温のレーザー砲で何十匹もの小さな怪物が射抜かれて焼き殺されたが、仲間の屍を超えて唾液と何かの異臭を放ちながら歪んだ人型やそれ以外の異形は癌細胞じみた組織を脈動させながらどっと踏み潰すようにタレットの陣地ごと破壊し尽くした。血や四肢が宙を舞い、彼女のいる場所まで迫って来ようとしていた。動けない負傷者達が生きたまま貪り食われる残酷な饗宴の最中、果敢に射撃を行なう兵士達の隣で遂に絶望へと飲み込まれた女兵士が恋人の名を叫んでいるところへ、彼女にとって神話時代の存在であったこの帝国の専制君主が狂気じみた笑い声と共に姿を現した。
ドアを蹴破って彼女の背後から現れた紅色のアーマーのソヴリンは、可能な限り軽量化しているが故にアシスト無しでも一応は動かせるトレードマークのアーマーを纏ったまま、恐らくは士気を上げる目的でアーマーの顔部分を透明にしていた。透明化したアーマー越しに見えるソヴリンの顔は恐ろしく、そして端正で美しかった。ソヴリンは両手に未来的な短剣のような形状の正式採用されているレーザー銃を持ち、それで迫って来た怪物の顔面を無色のレーザーで焼き払った。彼の背後から現れた見た事もない重アーマーの兵士はずっしりとしたコブラの頭のような形状をした何かの武器を手にしており、その兵士は背中から何条もの赤いコンカッション・ブラストを捻じ曲げながら発射し、それらは自動的に軌道を変えて敵の群れを殴打して殺傷した。その勢いによって生き残った兵士達は気を取り直し、咆哮を挙げながら迫り来る有害な生物達をずたずたに引き裂いた。コストパフォーマンスに優れる古典的な破砕手榴弾が投げられて敵の群れを破片塗れにして引き千切り、銃撃を掻い潜って来た個体は雄叫びを挙げる兵士の振り下ろしたプラズマ化軽機関銃――命中と同時に弾丸がプラズマ化する――が形成した斧で頭蓋らしきぐずぐずの部分を叩き割られて死亡した。ずたずたの敵味方の肉塊の向こうで残されていた、広場へと入るゲートを破壊した巨大な個体は、天に向かって唾液と絶叫を挙げると怒った様子で突進してきた。何本もある畸形の脚をグロテスクに動かして猛獣のごとく走って来たが、細長い広場の逆側にいる兵士達からの総攻撃で膿を出して伸縮する腕が吹き飛ばされ、破片が胴から生じている新たな顔をぐちゃぐちゃに潰し、焼き焦げた匂いを発していた。それでも幾らか突進の勢いを落としつつも轟々と距離を詰めて来たが、到着以来その狂気じみた笑い声以外には何ら言葉を発していなかった紅色のソヴリンが短く指示を飛ばした。
「射撃を中止しろ!」
専制君主の威厳ある声が場を満たし、あと10ヤードのところまで来ていた腐り果てた猛獣を前に兵士達は射撃を中止した。10ヤードともなれば猶予は数秒足らずであろうが、しかし一瞬視線を合わせたソヴリンと護衛らしき顔の見えぬアーマーの男はするっと滑るように前方へと走った。そして気が付くとレーザーや何らかの大口径散弾がばら撒かれた轟音が鳴り、ソヴリンはよたよたと死に瀕したその巨獣に背を向けたまま膝立ちの態勢で二挺の短剣型レーザー兵器の白熱した銃口から煙をあげつつ佇んでおり、そして彼の護衛が持つコブラじみた巨大な複合兵器からは列車の衝突を思わせる散弾が異界の怪物の右側から発射され、散弾のそれぞれに仕込まれた何かしらの小型ディスラプターが巨獣を横側から上下真っ二つに引き裂いた。弾けた肉がどろりとコバルト色の地面に落ち、じゅうじゅうと音を立てて蒸発し始めた。腐ったぐずぐずの残飯のような悪臭が漂い、噎せ返る納骨堂じみた匂いが広がった。
「下郎が、この私に対する窮極的な冒瀆だな。それ故死なねばならぬと知れ」
兵士達の歓声が広場の悪臭や視覚的悍ましさをばらばらに引き裂いた。
傲慢なる君主はこの場の生き残った兵士達を集め、状況を報告させようとした。負傷者は全員戦死し、幸か不幸か負傷していないものだけが生き残ったらしかった。人数は28人で、ひとまずこの中で最も階級が高い兵士は誰かと尋ねた。誰もが首を振り、そして専制君主の戦いを呆然と見ていたあの女が一番高い事が何となく判明した。データベースに照合したが、装備及び生体のIDからもそれが正しい事がわかった。彼女は酷く怯えているか、あるいは呆然としているように見えたが、ソヴリンは蟻を見聞するような調子で尋ねた。
「レイチェル・スタイナー、それが貴様の名か」
彼女は現実であると信じられなかった。雲の上に住んでいる帝国の支配者が自分のようなちっぽけな兵士に話し掛けているのだ。故に彼女は最初口を噤んだまま、何も言えなかった。
「私の忍耐を試そうとするでないわ。ソヴリンとはいかな存在か? よもやそれを忘れたとでも申すか?」
兵士達は恐ろしくなって彼女を小突き、そして彼女は慌てて釈明した。
「申し訳ございません、陛下! 陛下が私などに、いえそもそもこのような場所にいらっしゃるなどと――」
「よい。それより貴様がこの場の兵士達で最も階級が高いようだが?」
言外に『真に最も高位はこの私以外ありえぬがな』と言っているようであった。レイチェルは必死になってどもりながらも答えた。
「さて…客将よ、ロキの奴をどうにかするには奴をあの1975年と分断せねばならぬな」
ソヴリンは兵士達がまだ使える武器を集めている作業を見ながらそう呟いた。敵味方の死体の片付けなどは到底次の襲撃までには終わりそうにないため諦めた。これは悪いニュースだが、アーマーのリブートが終わるまではあと3分を切っていた、これはいいニュースだ。しかしロキがまだ仕掛けて来ないのが不思議に思えた。
ソヴリンはあえて前線に出て、潰えそうな士気を保とうと務めたらしかった。前線で強い指導者としての己を示す事で、死に瀕した陣地を一つ救った。彼は己が死ぬはずがない、否、死なないと知っていた。それは何かの庇護ではなく強いて言えば己自身による庇護であった。彼は天才であり、全てを把握して動いている風に思えた。それこそ、敵の一挙動さえも。
「そういう事になるだろう。だが俺もお前も含め、帝国から過去へ送れる戦力の余裕など無さそうだ」
彼らはアーマー内の機能で専用回線を開いて通信しているため、兵士達は誰一人専制君主に不遜な口の聞き方をしているこの護衛らしきアーマーの男の事には気が付かなかった。腕を組んで仁王立ちする彼らの様子は荘厳な神話時代の石像のようであった。
「少なくとも状況がよくなるまでは無理よな。しかし、全く手が無いわけでもない。あの時代に残して来た残骸が役に立つわけだ」
「私もその時の事は聞いているが、ロボット達は自壊したのでは?」
「私を誰だと思っておる?」ソヴリンは敵襲を知らせる兵士の叫びを聞きながらレーザー銃を再び構えた。そして兵士達に集めさせたまだ使える銃をレーザー銃のシステムからアクセスして浮遊セントリーとしてプログラムした。「我こそはソヴリン、貴様ら全ての上に立つ王なるぞ」
その傲慢な紅色のアーマーの男は端正なタイ人らしい顔を狂気の笑みで歪め、この戦場の一角で陣頭指揮をし始めた。無論彼はそこらの死体から抜け目無く拝借した端末をHUDに接続しているから、通信ぐらいは可能であり、そしてバトルネットへとアクセスして全軍の指揮をも目の前の戦闘と平行して執っていたのだ。各々の地上部隊からギガトンあるいはテラトンのバイナリー砲を搭載した艦隊まであらゆるものの指揮を執り、それに従ってその下の指揮官達は自分達の部署の指揮を執っていた。
この男は間違いなく狂人だが、同時に天才である事は間違い無かった。
1975年4月末:ニューメキシコ州、ロスアラモス国立研究所
状況をリアルタイムで知るのは少々骨が折れた。電話すれば30分遅れ程で最新の情報を得られるが、いちいち電話するのも面倒であった。またもニューヨークへの侵略が起きたというのは恐ろしい話ではあるものの、ギャリソンは人事のように情勢を眺めていた。
彼は煙草を消し、私室を出て自分用の研究室へと歩いて行った。ドアを潜ると見慣れた清潔な廊下が少し暗い照明に照らされており円状の無数の傷が見え、廊下には彼の立てる足音とぶうんという何かの音が響いていた。
研究室に辿り着くと、鍵を開けて静かに中へと滑り込み、照明を付けた。微かに聴こえる照明の音が響く中で、彼は机の上に置いてある物体に目を向けた。この部屋は立ち入り禁止にして施錠しており、少なくともスパイもここまでは入って来れないと思われた。とは言え、それは結局ソ連がどこまで本気になるかにもよるのかも知れないが。机の上の物体は照明に照らされて嫌に白く輝き、ギャリソンはそれを見ながら煙草をまた吸おうかどうか悩んだ。とは言え、この部屋は禁煙で通していたから、悩んだ末に辞めた。
その物体は『リターン・トゥ・センダー事件』で回収されたロボットの破片であり、大きさは大体3フィート程であった。ほぼ正方形だが、切り取られたように切断されていた。恐らく一辺だけ切断を受け、他の部分は弾けるように勢いで引き剥がされたのだろう。装甲は1インチと少しの厚さだが、この重厚な装甲を切断できるとは、あのネイバーフッズのリーダーとは一体どれ程恐るべき力の持ち主なのだろうか。
灰色の装甲の表面は歪んでもいた。そして別の破片にはHJ5と刻印されていた。このロボットの名前なのか、それとも他の何かか。想像するのは難しかった。試料や顕微鏡などで構造を調べてみたが鉄と何か未知の金属による合金であり、塩酸や王水を垂らして変化するか試してみたが、何も変化は無かった。切断できれば楽に実験できるが、今のところこの合金を切ったり加工したりする術は思い浮かばなかった。数千度もの高温に放り込んでも表面の塗料が焦げただけで、その下の合金そのものには何ら変化が見られなかった。
まるで空から降ってきた奇妙な隕石を相手に悪戦苦闘してどうにか正体を突き止めようとしている気分であった。だがこの金属を解析するか生産できるようにするかすれば、あるいは計画に更なる要素を付け足せるかも知れなかった。この金属は兵士が着込める程度にまで薄く引き伸ばしたとしても、ほぼ無敵の防御力が得られるのではないだろうか。更には他の兵器にも転用すれば、アメリカは潜在的な敵も目に見える敵も、そのほとんどに対して有利に立つ事ができる。
ギャリソンはにやりと笑い、存在しない煙草を吸うような仕草を取った。するとあろう事か、彼の目の前の装甲片がぼうっと青く輝いた。彼は目を細めこれから何が起こるのかを見極めようとした。
「名も知らぬ虫けらよ、貴様の事を暫く観察していたのだが、存外使えるやも知れぬ」
唐突に金属が声を発した。しかしギャリソンはそれを天啓か何かのように受け入れた。
同時期:ニューヨーク上空、MEO(中軌道)、ステルス小艦隊旗艦『ドゥーム・ブリンガー』ブリッジ、司令部デッキ
「神王よ、つい先程ガンシップが撃墜され、地上部隊との交信も途絶えたままです」
ルースレス・ドゥーム提督は己らの神王に最新の情報を報告した。神王は戦死者を悼むように目を瞑った。やがてその星のように燃える目が開くと、猿人の神は静かな調子でブリッジへその声を響かせた。
[彼らは知るでしょう、復讐の刃が心臓を貫くその瞬間に。怒りは形となり、そして敵を討ち滅ぼすでしょう]
そして倒された地上部隊や撃墜されたガンシップの代わりに、駆逐艦と戦闘機部隊が上空へと現れ、新たな攻撃を開始したのであった。
変な話だが私は物語にはメイン会場なるものが(結構な確率で)存在していると考えている。大雑把に言うと、例えば先月発売されたヘイロー5なら戦闘の規模や激しさからしてサンヘリオスでのコヴナント・レムナントとの攻防戦がメイン会場だったのではないだろうか。つまりチーフのチームは会場の外で戦っていたという事になるのだが。MW2ならばタスクフォースは会場の外かサブ会場におり、そしてレンジャー連隊が戦っていた合衆国首都近辺がメイン会場という事になるだろう。
このイベントの場合、メイン会場は私的には75年のニューヨークである。これは戦闘そのものの規模というよりは、役者の数によるところが大きいのだが。しかしそれはそれとして、ソヴリンとロキの傍迷惑な抗争もまあまあ激しいものだろう。
で、何が言いたいかというと、さっさとマサチューセッツの架空の街へ乗りこんだままになっている新聞記者をニューヨークというメイン会場入りさせてやらなければならないという事である。ついでに言うとヴァリアントの皆さんも。




