第四話 スキルチェック
「ぷっ、ブハハッ!all Fって…プハハッ!スライムかよっ!」
うざい…でもまじでやばい気がする、みんなにお守りされてる未来しか見えない。
やめろぉ…その目でみるなぁ…うわあぁ。
「だっ、大丈夫だよっ!あたしが守るからっ!」
「うん、頼もしいよ青木さん…頼もしいんだけど…ね?こう…なんか尊厳的なものが…」
ほんとにいきなり鬱だよ…あぁ、チロル、チロルは死んでも守るからね、むしろ死んでからも護るからね…
「こ…これは…」
あ、やばい、王様が僕のステータスボード見て青くなってる。
「お、落ち込むでないぞ!スキルがすごいのかもしれん!」
お、おお!希望がまだあった!王様ありがとう!
「あ…魔力も低い…望みうっすいのぅこれ」
王様聞こえてるよ、希望が秒速で手のひらから抜け出たよ。
みんなの同情の目線がいたい。
「ゆ、勇者たちは皆頼もしいステータスであったぞ!嬉しく思う! つ、次はスキルチェックだ!ステータスと同じ容量で発動できる!」
見なかったことにしたよねいま。
ねえ、王様こっちみて。
「勇者空よ!スキルチェックだスキルチェック!」
「あ、ああ、わかりました"スキルチェック"!」
空くんがスキルチェックを発動した。
ステータスボードと同じようなものが現れた。
んー見えないけど沢山書いてある。
近くに寄ろう。
「ほう、これまた凄まじい…」
あ、王様が明らかに安心してる…僕のそんなやばいの?
近くに寄るとスキル名 スキル効果まで細かに記されてるのがわかった。
明らかにチートだわこれ。
目立ったのをまとめるとこんな感じ
天武の才覚…武器スキルの取得に短縮補正(大) 魔力 精神力以外に補正(大)
勇者足る者…ステータスに補正(大) レベルアップ速度上昇(大)
上位異世界人…ステータスに補正(大)
剣聖…剣スキルの取得に補正(大) 力 速さに補正(大)
とまあこんな感じ…他は細々とステータス補正あるかんじ。
チート過多すぎない?
クラスメイトもチェックしだした。
やはり黒川さんは魔法チートらしくて
大賢者の素質…魔力 精神力に補正(大)
魔力の泉…魔力回復に補正(大)
あと特筆すべきは青木さん
戦姫…仲間にステータス補正(中)
電光石火…速さに補正(極大)
あとはみんな勇者足る者と上位異世界人プラスαくらいだった。空くんチームいい加減にしろ。
そしてお待ちかねの僕のスキルだ!
「お願いしますっ!"スキルチェック"!」
超寿(笑)…めっちゃ長生きする(外傷ではふつうに死ぬ)
…(笑)じゃ…
ねえぇえぇえっ!
ちなみに王様のスペックは
力E 守D 速さE 精神力C 魔力40
スキル
王の威厳…威厳を意識して行動すると相手に精神的な圧力を加えることができる
杖術初級…簡単な杖での攻防ができる 守に補正(弱)
一般人に毛が生えたくらいには戦えます