プロローグ的なもの
少し変更しました
「だーっしゃっしゃっしゃ!よーしよぉし!」
あ、いきなり涎まみれで申し訳ない
僕は無津 ゴロウ しがない高校生です。毎朝登校前の愛犬チロル(ハスキー グレー)とのスキンシップがかかせません。
あーよちよちチロルはかわいいのうかわいいのうだけど僕は学校行かなきゃだから制服を食むのは勘弁して、
「ヘッヘッヘッ ワウッ!」
「おうっ、いってきまーすチロル」
ん?親?親はいないんだ蒸発したから、金なら遺されたのがあるからだいぢょぶだいぢょぶ、チロルがいればだいぢょぶ。
今日は休日だけどうちのクラスだけ清掃らしい、まあ綺麗になるのはいいことだしローテーションだから仕方がない。
通学路を歩いてると見慣れたやつが前方に現れた。
「よーっ!ゴロウじいちゃん!」
「じいちゃんはやめろっていってんじゃん!!」
「今更っしょー!もう浸透してんじゃん?」
「だれかさんのせいでね?」
こいつは親友で如月 透この忌々しいあだ名の名付け親?だ。
由来は僕が例のム○ゴロウさんに似て動物好きなことと動作がおじいちゃんっぽいかららしい。正直不本意もいいとこだ。もうクラスに馴染んでるから諦めたけど。
なんだかんだ馬鹿話してたらもう学校についた。
うーんやっぱ校舎って特別な感じがするなぁ。
「あー、黄昏てやんのゴロウじいちゃん」
「ばっ、ちょ、黄昏てないし」
「校舎っていいなぁ、、、って顔してたぞ?」
こいつは勘が良すぎる気がする。女子か。
「顔に出過ぎなんだよ」
「つっこまないよ、僕はつっこまない」
クラスに着いた、おー、割ときてるなー、さぼりばっかかと思ってたのに。
「珍しいな、20人以上来てら」
「うちのクラス特に参加率悪いって担任に言われたからかなー」
廊下から教室を眺めて話していると肩に衝撃が走った。
「おっはよー!ゴロウおじいちゃん!」
この快活な女子は青木 向日葵 名前の通りに太陽の現し身みたいな女の子だ、あれ?高校生だし女の子はだめか?
「、、、ゴロウくぅん?」
なんか凄まれた、女の子ですばっちりですピチピチです。
そんな顔にでてるかなぁ、、、
「よー!向日葵ちゃん!どう?放課後あたりデートでもぶへっ!」
「はいはい馬鹿やってないで教室入る入るー」
「わっ、ちょ、押さないでよー」
青木さんに無理矢理教室に捻じ込まれた、ちょっと勢い余ってこけそうになる。
「うわっっと!?」
あ、やば、受け身取れなーーー
と
そこで床が眩いばかりの光を発して意識が途切れた