【あらすじ】龍神たちの晩餐 ~青の龍の物語~
これはあらすじです。物語の結末まで書かれております。
本編は http://ncode.syosetu.com/n4229t/ で公開中です。
作品を読んでいない方はご注意を。
世界を創造した精神から分かれたとされる九つの龍神の一つ、青の龍に守護された町ザフィリ。今年の青龍祭の主役に選ばれたルルディは、この町で生まれ育った十六の少女だ。彼女はこの祭りの最後に舞を踊り、龍神への生け贄になることが決まっていた。
ひと月にわたる盛大な祭りが行われている中、ルルディは神殿で異国の使節団に所属する青年ヘイゼルに出会う。気持ちの行き違いから二人は言い争いになり、駆けつけた兵によってヘイゼルは牢屋に入れられてしまう。
ヘイゼルが「神は人を喰らわない」と告げた真意をただすため、ルルディは彼を密かに訪ねる。生け贄になることを受け入れた振りをしているが、本当は町を出た兄を追って世界を見て回りたいのだ。赤の龍の力を宿しているヘイゼルは彼女を救いに来たのだと明かす一方、祭りの続行を告げる。ヘイゼルの意図がわからず激昂したルルディは話を聞かずに去る。
祭りの最終日、儀式の準備をしている最中に騒ぎが起こる。対立する黒の龍が、青の龍の力が地上にもたらされるのを阻止すべく動き出したのだ。黒の龍の手先である魔物に神殿が襲われ、ルルディは逃げ出す。舞を奉納する祭壇にたどり着く前に魔物に追い付かれ、彼女は瀕死の状態に。牢を抜け出していたヘイゼルから蘇生措置を受けて目を覚ますルルディ。生死をさまよっていた間に青の龍に出会い、その力をもらいうけたのだった。ルルディは鎮魂と浄化の舞を踊り、ついに魔物を撃退する。
ルルディは自分が生け贄として死んだことにし、兄を探す旅に出たいと願っていることを告げた。ヘイゼルはルルディの願いを叶えてやるために、一緒に来ないかと誘う。黒の龍の脅威から守り、兄を探す手伝いをしても良いというヘイゼルにルルディはついていくことに決めるのだった。
あらすじを読んで興味をもたれた方は是非とも本編もあわせてご覧になってください。
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