【あらすじ】パペット・ブライド ~傀儡姫のお輿入れ~
これはあらすじです。物語の結末まで書かれております。
本編は http://ncode.syosetu.com/n5807s/ で公開中です。
作品を読んでいない方はご注意を。
絡操技術を駆使して作られた人形で栄えたアスター王国。しかしロゼット帝国から侵略を受け、十六になったばかりのメローネ姫は帝国に嫁ぐことになった。先の戦争にて国を守り、傀儡姫と親しまれる彼女は、少々気が強くて頑張り屋な少女。戦火が再び国に迫るのを防ぐため、彼女は幼なじみの絡操技師エンシの作った絡操人形を連れて故郷を発つ。
ロゼット帝国に着くなり迎えてくれた皇太子セトは侵略国の人間とは思えない穏和な青年。何度か会う中でセトと心を通わせつつあったが、絡操技術の軍事利用について意見が対立し、喧嘩になってしまう。
セトと会わなくなった数日後の晩、外に出ていたメローネは帝国の絡操人形軍に襲われる。偶然侵入してきた賊に間違われたのだ。助けに駆けつけてくれたセトを見て不安が和らいだメローネは侵入者を捕らえることを提案。メローネは絡操人形を操り、侵入者エンシを見事取り押さえてみせる。
宮殿に侵入した罪を許し、エンシの滞在を許可したセトの行動に不信感を覚えるメローネ。エンシはそんな彼女にセトの婚約者が次々と不審死を遂げていることを教えて帰国を勧め、メローネのそばにいたいがために絡操技師になったのだと告白。エンシの申し出を嬉しく思う一方、帰国の提案はエンシが身代わりになることを意味しており、彼女は決断できない。
結婚式前日、セトに呼ばれたメローネは彼の病んだ心の内を知る。それを受け入れる覚悟を持ってセトに接したメローネは、彼に協力することを誓う。
結婚式では反帝国派に襲撃されるが、絡操人形を使って鎮圧。セトはその礼としてメローネの帰国を提案するものの、彼女は拒否。だが、それこそがセトの狙い。自分の意志で帝国に残るか試したのだ。さらにエンシも帝国に残ることになり、二人は新しい生活を始めることになるのだった。
あらすじを読んで興味をもたれた方は是非とも本編もあわせてご覧になってください。
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