【あらすじ】見習い宮廷魔術師セレンの災難
これはあらすじです。物語の結末まで書かれております。
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作品を読んでいない方はご注意を。
セレンは攻撃魔法を得意とする、負けん気の強い活発な女の子。宮廷魔術師採用試験を受験し、見事通過した彼女は宮廷魔術師見習いとして鍛錬することを許される。しかし、十六の誕生日と重なった宮廷入りの日、最終選考まで共に競ったテルルという呪術師がセレンをネズミの姿に変えてしまう。困り果て疲弊したセレンに手を差しのべたのは宮廷魔術師師範代の青年アスター。彼はセレンの指導教官に命じられており、到着の遅いセレンを探していたのだ。事情を知ったアスターは、呪いを解くために必要な《聖水》を求め、湧いていると言われている湖をセレンとともに目指す。
プライドが高く説教好き、少々ひねていて極度の照れ屋であるアスターに振り回されながらも、道中の様々な困難と立ち向かううちにセレンはアスターに惹かれていく。
そんな二人の前に最後に現れたのは呪いをかけた張本人のテルル。ここまでの道のりで起きたことは、すべて彼女の仕業だったのだ。開き直ったテルルは自分こそがアスターの弟子にふさわしいと、邪魔なセレンを消そうとする。しかし、アスターと気持ちが通い始めたセレンと魔術師師範代のアスターの二人を前にテルルは逆に呪いを受けてガマガエルになってしまう。
やがて聖水の湖に二人はたどり着く。セレンは月の光が照らす湖で水浴びをし、無事元の姿に戻る。感謝の気持ちと共にアスターを師範代の地位から師範にすることを誓うセレン。そんな彼女に、アスターは弟子としてテルルではなくセレンを選び、元の姿に戻れるよう尽くした理由を示唆する。結局、セレンはアスターの言った意味がわからないまま、宮廷に戻るため帰路に着いたのだった。
あらすじを読んで興味をもたれた方は是非とも本編もあわせてご覧になってください。
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