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自己紹介を面白くって意外と難しい。

ボクの手によってひっくり返されたこたつは、つった足が治った妖怪こたつさんにより、瞬時に元の状態に復元され、部屋は元の状態を取り戻した。


「え~ようやく落ち着きましたので、そろそろ自己紹介の一つでもするべきではないでしょうかね?」


「ああ、賛成です!!」


「そうか、納得してもらえてうれしいですよ。こちらとしても。まさか自己紹介始まる前に文章1万時超えるなんて書いた当初は思ってなかったですよ。ノープランにもほどがあんだろマジで」


「メタな発言はやめません?」


「ああ、そうだね。そうだった…。んじゃあ自己紹介。ボクは大木ノリタケ。学生。専門はバイオ関係…っていってもわかんないか?」


「いや、わかりますよ。あれですよね。ゾンビとかなんかそんな感じの…」


「バイオハザードは当小説と何ら関係ありません」


「そういえば、バイオ怪獣といえばビオランテというやつがいましたね」


「えっ…ビオランテっ!!こたつさん、あんたゴジラについて語れる人なのかい!?」


目ざとく反応してしまった自分が情けない…。

だって大学生にもなってゴジラの話を和気あいあいとできる友達なんかいるわけねぇじゃん…。懐かしくって思わず反応しちまったよ、ちくしょうめっ!!


「ぬふふ、それは怪獣も妖怪も同じく『怪しい』生き物ですからね。それは知ってますよ。親戚みたいなもんですから」


いや、あんたと怪獣は似ても似つかんと思う。

ボクのフェイバリット怪獣ガイガンなんかもう、それはそれはたとえようもなくかっこよくてクールなんだから!!


「ああ、どうしようか…自己紹介が終わってない気がするけど、このままゴジラトークがしたい気もする…」


「わたしはどちらでもいいですよ?ようやくあるじさんが楽しそうに会話してくれるようになりましたし、自己紹介の続きでも怪獣談義でも一向に構いませんよ?」


「ああっ…うわぁ…」


ボクは悩みに悩んだ挙句…。


「こたつさん、自己紹介してください…」


そういった。さらば怪獣談義。またあとで…。


「えっ?あるじさんこと、名前に特徴のなくて覚えにくいノリタケさん、もう自己紹介終わりなんですか?」


「えっ、まぁ、終わりです」


「…ノリタケさん、よく話つまんないって言われません?」


「…なんで?」


「人間は第一印象でその人に対する印象や態度が決まっちゃうんですよ?それなのにファーストコンタクトの自己紹介がこんなに淡泊では、ボクはつまらん人間です!!って宣言してるようなもんですよ!!」


「その理論で言うと、ボクはファーストコンタクトの段階で君への好感度マイナスに振りきれちゃってるんだけどどうすればいい?」


「ゴジラを知っているっていうだけで盛り返すような安い好感度なら、いくらさがったって構いやしません!」


…言いやがったなこの野郎。


「それじゃあ、仕方ありません…ノリタケさんの自己紹介、わたしの質問で面白くしてしんぜましょう!!」


ここまでコケにされて引き下がれるほど、ボクはまだ自尊心を捨ててはいなかった!!


「では、質問です!!」


「おう!!どんとこいや!!」


「彼女いない歴イコール年齢ですか?」


「喧嘩売ってんのかコラァッ!!」


質問内容からして悪意ありすぎだった。

聞き方が、「お前に彼女なんかいたわけねーじゃんバーカ」って言ってんじゃん…。


「あっ、不適切な質問でしたか?申し訳ありません。聞き直します。『彼女なんていなくても別に困んねぇし…』って開き直って何年になりますか?」


「…だりゃぁっ!!」


「ふふふ…ノリタケさんが楽しそうで何よりです」


「なんでそんな優しい笑顔を浮かべてるんだよぉ…まだオレ何も言ってないじゃん」


「んじゃあ、彼女、いたことあるんですか?」


過去を思いめぐらす…。

あれは、彼女と言えるのだろうか…?


「一応、ある」


「おや、驚きです。強がらなくてもいいんですよ?自己紹介は正直に」


「いや、一応、名目上はある」


「おやおや、本当に予想外です。まぁノリタケさんの過去の恋愛については特に興味がないので次の質問です」


「もてあそぶだけもてあそんでおいてそれで終わりかい!?」




…こんな感じでもてあそばれること約1時間。

ボクの心はもう粉砕寸前だった。ポケットにずっと入れたままにしておいたカントリーマームくらい粉砕寸前だった。


もうお嫁にいけない…。






思いつくままに文章を並べてみた。パートいくつかもうわからん。

いつもボクの頭の中はこんなカオスでいっぱいです。

文章に起こすことに成功した小説のみまともに読めるクオリティーになっているのさ!!


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