とあるゲームレビューサイトの雑記1 召喚獣について
コールワールドの世界では、召喚獣によって人生が決まる、というのが導入あらすじとして説明されています。
確かに、高レア召喚獣は全体的なパラメータが高く、有用なスキルを持つことが多いため、ゲームを進めるのに有利であることは間違いありません。
メインキャラたちはいずれも高レア召喚獣を所有しています。
ストーリーモードでエンディングを迎えるだけであれば、メインキャラ達を育成しておけば間違いありません。
ただし、ゲームシステム上、低レア召喚獣が無価値かというとそうではありません。
むしろ、低コストでとがったスキルを持つ低レア召喚獣が特定の場面で非常に刺さるということが、しばしば発生します。
興味のある方には、低レア召喚獣持ちのサブキャラ達だけで攻略する、いわゆる縛りプレイヤーのプレイ動画が参考になるでしょう。
コールワールドは一度の戦闘に出撃できる人数に制限はありますが、仲間にできる人物数に制限はありません。
偶々勧誘した街の人の召喚獣のおかげで、詰み状態だった盤面をひっくり返せる、という可能性もゼロではありません。
とはいえ、所持召喚獣やスキルがある程度固定されているメインキャラとは異なり、低レア召喚獣を持つサブキャラの召喚獣とそのスキルはゲーム開始時のワールド作成時に決定されます。
完全ランダム要素のため、誰がどの召喚獣を持っているのか、その召喚獣が有用なスキルを所有しているかは、その人物を仲間にして経験値と好感度を上げないと確認できません。
ネームドのキャラクターや召喚獣と違い、いわゆるモブキャラやモブ召喚獣のパターンはかなり多く、65535通りとも言われています。(注:それ以上という情報もあります)
仲間にするためのアイテム集めや各種イベントをこなす育成の手間を考えると、メインキャラのレベルを上げた方が効率がよいという結論に至るのは至極真っ当です。
ゲーム上強制加入するサブキャラ達がもし有用な召喚獣・スキルを持っていればラッキー、程度に思っておくとよいでしょう。
私が思うに、このゲームのクリエイター達は、召喚獣を‘学歴’の隠語として用いているような気がします。
この考察の根拠は二つあります。
一つ目は、召喚獣のレア度が、家庭環境、小さいころからの努力の量、その日の体調の3つで決まること。取扱説明書のコラムにそう記載されています。
二つ目は、召喚獣の低レア、高レアを気にしている人物が、主人公たちが成長するにしたがって少なくなることです。
学校の中など、町の若い人物に話しかけると召喚獣のレア度が頻繁に話題に上がりますが、
大人との話ではまず話題に上がりません。
社会に出るとそれよりも重要な要素がいくらでもあり、召喚獣のレア度に拘るのは特定の人物のみ。ただし、レア度という成長期の環境の差のため、レア度毎の集団としての能力傾向は明確に線形関係を持つ。……考えすぎでしょうか?
別の根拠として、データ解析の結果、仲間にならない作中最強のサブキャラ、〇〇〇〇の召喚獣はFクラスに設定されていることが分かっていることを記載しておきます。
このキャラはデザインチーム唯一の中卒、〇〇氏をリスペクトしたものではないか、と噂されています。
これでプロローグ終了です
続いてシナリオ1投稿します