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とあるゲームレビューサイトの雑記2 子供時代の話

シナリオ1では子供時代の主人公が語られ、子供の残酷さと視野の狭さを感じさせられるシナリオとなっている。


具体的には、周囲の言うことを真に受けた子供たちによる主人公たちへのいじめ行為である。


ゲーム内で直接語られることはないが、学校の各所に設置されたアイテムやモブキャラに話しかけたときの対応など、主人公たちが置かれた環境を推測できる情報は多い。


町の有力者から疎まれているということを、手を変え品を変えて表現しており、これらは製作者の一人が実際に受けたイジメ行為をそのまま再現しているという噂まである。


後のシナリオでも語られる、人の残酷さの一端が最序盤で出てきているとも考えられる。

これらを理解すると、主人公が自分を認めてくれる王女に傾倒するまでの流れも自然に見えてくる。



もう一つのテーマ、子供の視野の狭さを表現しているのが王女の行動である。


命の危険を感じて逃亡したということになっているが、その根拠として示されているのは王女の独白のみ。


後のシナリオとの整合性を考えると、この時点で王女が本当に命を狙われていたのかは疑問が残る。

(王女が騒ぎを起こしたことによって敵が目立つ行動をとれなくなり殺されなかったという考察もできるので、ここは意見が分かれるところ)


だが、明かに味方であるヒジリに対する主人公や王女の態度は子供の思い込みの強さを表現したものだと思われる。


周囲の大人たちの意向を無視して権力を使って意見を押し通す。

ライバルキャラと同じくらい王女の方も質が悪いと思うのは私がひねくれているからだろうか……。


ストーリーを通してキャラクターの成長を見せるためには、前半の分別のない頃のエピソードは必須である。そういう目でシナリオ1を考察してみるのも面白いだろう。

この話でシナリオ1は終了、次からシナリオ2を投稿します。

次からはタイトル通りの内容になってきます。

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