新しいノート
そこは、色とりどりの花が咲き乱れる、花畑だった。
青い空の下、翼の生えた少女が、急いで走ってくる。
「ユウ、マグ、フィカス、ルグレイ、ハイド、アンタロー―! みんな、おまたせーーっ!」
「おー、ツナー!!」
迎えたのは、5人の青年と、1匹の精霊だ。
「ツナ……あんまり走るな・すぐにバテてしまう」
「姫様、そんなに急がなくても大丈夫ですよ、待つ時間も楽しかったですからね」
「ナっちゃんさあ、ただでさえ歩くのが下手なんだから、走ったら転ぶんじゃない? あんまり冷や冷やさせないでよね」
「俺は素直に待ちかねたと言わせてもらおうか。ナっちゃんと一緒に旅をしたい場所が山ほどあるからな」
「ぷいぷいっ、ツナさぁぁん! ツナさんツナさん、ボクをぎゅっとしてもいいんですよっ!」
「アンタロー! ぎゅーっ!!」
「ん? ん? ん? ん? ん? ん? ん? ん? ん? ん?」
「その機能まだあるのかよ! すっかり忘れてたぜ!!?」
「そろそろ普通の猫でも飼うか……」
「待てマグ、そんなことをすると、アンタローが嫉妬をして、猫を丸呑みするだろう」
「それは…ちょっと夢に出そうな光景ですね」
「ぷいぃっ、失礼なっ、ボクは動くものはお口に入れない、グルメ存在ですよ!」
「いいから、とっとと出発しようぜ、まったくナっちゃんは相変わらずトロいんだから…」
「えーー、いいじゃないハイド、久しぶりなんだから、わたし、もっとたくさんおしゃべりしたいよ!」
「なんだよハイド、そんなにすぐに行きたいくらい、楽しみにしてたってことか?」
「うざったいなァ、赤毛ってさ、たまには黙ったほうがポイント高いぜ?」
話に花を咲かせ続けながら、歩き出す。
いつまでも、いつまでも。
尽きることがないかのようだった。




