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出会い

天使

それは美男美女が多数を締め純白の翼を持つ神の使い。

俺は今日初めて天使に出会った。


「うぅ」


呻き声がする方へと足を運ぶとそこには金髪の少女が怪我をして倒れていた。


「大丈夫ですか?」


そう尋ねるが返事がない。


「と、取り敢えず応急処置だけでも」


そう言って俺はカバンから消毒液や絆創膏などを取り出す。


「うっ」


消毒液が染みるのだろう。うっ、と声を上げるが俺は無視して絆創膏を貼る。


応急処置は終わった。取り敢えず安全な場所は移そう。


そう思った俺は彼女をお姫様抱っこするとふわりと甘い香りがした。顔がちらりと見える。その少女はめちゃくちゃ可愛かった。


家に着くなり俺は彼女ベッドへと寝かせ起きた時に食べられそうなスープを作った。


スープを作り終え部屋に戻ると女の子がスヤスヤと寝息をたてて気持ちよさそうに寝ていた。

その少女をずっと見ていたいがそういう訳にも行かない。

俺は5年前から毎日休まずに剣と魔法の修練を積んでいる。

既に剣術はLv8を超え魔法はLv7になっている。

魔力を剣に纏わせ振りまくる。これをすると両方同時に鍛えられるのだ。これを毎日1000回振る。

丁度500回を迎えた時にドアがバン!と開かれた。




目を覚ますとベッドの上にいた。辺りを見回すと小さな部屋の中にいるのが分かった。ベットの横の机を見るとスープが置いてあった。まだ暖かいので時間が経っていないようだ。



「なんでこんな所にいるんだっけ?」


た、たしか森の中で...

思い出そうとしても思い出せずにうずうずしていると風を切る音がした。

きっとこの家の家主だろう。

それとも奴隷商だろうか

ビクビクしながら私はその扉を開けた。


そこに居たのは漆黒の髪と飲まれるような深い黒色瞳の少年だった。顔は絶世とも言えないが美少年であり優しそうなかおつきをしている。

ドアが開かれたのに気づいたのか少年はこちらに寄ってくる。

私は少し警戒した。


「やあ、起きたんだ。調子はどう?」


「調子?まあ強いて言うなら少しからだが痛いですね」


「擦り傷が目立ちますね。治癒(ヒール)


治癒は擦り傷程度なら即座に回復する治癒魔法の初期魔法だ。


「ありがとう」


「いや、いいんだ。それより君名前は」


「私?私はサリエルあなたは?」


「俺は凪だ。お前は森で気を失ってたけどなんでこの森に来たんだ?」


「サリエル!」


「え?」


「サリエルって呼んで!」


「わ、分かった。さ...サリエル」


「うん!それがね分からないの」


「へ?」


「だからなんで居たのか思い出せないの」


「そ、そうなのか」


「あ、今めんどくさいの拾ったなとかおもったでしょ」


「なんで分かるんだよ!」


「えー!ほんとに思ったのひどいなー」


「これが噂の誘導尋問ってやつか」


「まあね。それじゃあ次は私の番ね、なんであなたはここに居るの?」


「勇者パーティーを追放された」


「へぇ、ねね提案なんだけど」


「なんの提案だ?」


「私が記憶を取り戻す間一緒に暮らしてくれない?」


「は、ハァァァァァァァァァ!?」







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