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エピソード1. 51号館とHiramon

この物語は、ごく普通の理系大学生Hiramonが経験する摩訶不思議な体験を綴ったものである。


————— そして彼は英雄になる。

俺の名前はHiramon。

某理系大学の情報理工学科に所属する、ごく普通の大学2年生。

毎日山のようにでる課題に追われて忙しい日々を過ごしていたが、ある日のお昼休み、ふと51号館の屋上を眺めると、そこには見知らぬ女の子が立っていた。

髪は赤茶色で、背の低い小柄な女の子だ。年は15歳程度だろうか。

一体何をしているんだろう…。

そんなことを考えていた次の瞬間、彼女は屋上から飛び降りた——!。


「きゃ〜〜〜〜〜!!!やっぱり無理〜〜!誰か受け止めて〜〜!!!」


おいおい...マジか。女の子が降ってくるなんて、現実で起こるんですか...!

受け止めろって、さすがに速すぎて無理だろう…!

——くそっ!でもやるしかない…!


俺は両手に持っていたLet’s Noteと弁当箱を投げ捨て、落ちてくる女の子の真下に全力で駆けつけた。


「きゃ〜〜〜!!地面にぶつかる〜〜〜!!」


ドサッッッッ——!!



———————————————————————



イテテッ、、、視界がぼんやりとしている…。どうやら俺は意識を失っていたようだ…。


「大丈夫!?ねぇ、しっかりして!!」


顔を横に向けると、誰かが必死に叫んでいるのが見えた…。


「あ、目を覚ました!よかった…!今助けを呼んだからね」


そこにいたのは、さっき屋上から飛び降りた女の子だった。

あぁ、俺はこの女の子を救うことができたんだな…。


しかし、彼女を救えた安堵感からか、俺はつい、その彼女の太ももの隙間から見えたものを、そのまま口に出してしまった…。


「あっ、青の水玉パンツ…」


すると、すぐにそれは手で覆い隠された…。


「…!?キャーッ!この変態!!!!!!」バシッ!


「うっ!!」バタッ…。


俺は彼女に思いっきり顔面を殴られた…。

でも、あれは手じゃなかった…。何か硬くて分厚い鈍器のようなもの、、、本か...?


そんなことが一瞬脳裏をよぎり、俺はまた、気を失ってしまった…。


次回、【病院とHiramon】

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