私、お母さんの生霊を見てしまったかもしれません。
少し心霊が入っています。あっ少しというよりバリバリか。(笑)苦手な人はすぐに逃げて下さい。まぁ、そこまで怖くないですけど。(笑)R15は保険です。体験談シリーズ第二弾です。
これは、私が中学生の頃のお話。中学何年生か正確には覚えていないが、今でもはっきりと覚えている。
その日、お母さんとお姉ちゃんは買い物に出掛けた。私はどちらかと言うと引きこもりタイプで基本的には家から出ない。私は本を読んだり、勉強をしたりして時間を潰していた。
数時間が立ち、お母さん達が帰ってきた。
「お帰りー。」
私はそう言って飲み物を取るために冷蔵庫へと足を運んだ。すると、お母さんが洗面所の方へ行った。私の家の洗面所は洗面台の下に棚みたいなのがある。お母さんはそこを開けて何やらごそごそとしていた。昼間なのに何故か電気をつけて。私はその時、暗くて見えづらいのかな、くらいにしか考えていなかった。
そして、問題は起きた。
「夕日、何で洗面所の電気つけてるの?消しなよ。」
「えっ!?」
電気をつけた張本人、つまりお母さんが私にそう言ってきたのだ。ええぇ、ちょっと待ってどういうこと!?
「え、さっき自分でつけてたでしょ。お母さん、洗面所で何かやってたよね?」
「は?やってないけど。」
えぇ!?何で?私見たよ?
「お母さん、何もやっていなかったよ。」
お姉ちゃんが私に向かって言う。えぇ!?何で。嘘だ、やってたよ?
私がそう言っても信じてくれない二人。それじゃあ、洗面所で誰が何をやっていたの?あの後ろ姿は本当にお母さんだった。
洗面所にいたのは誰だったのか。それは今でも分かっていない。あの時、私が見たのはなんだったんだろう。
お母さん、お姉ちゃんと書いているのはあえてです。




