僕は二人と別れた
僕は情報の多さにまた頭がパンクしそうだったが…
〖処理速度向上
思考速度上昇
並列処理
並列思考 を獲得しました〗
うおっ、びっくりした~
スキルの獲得ってこんな感じなのか…
…ちょっと頭が良くなったような?
よし、そろそろ鑑定の続きをしよう…
「鑑定しろといったのは私だが、続きは後にしてくれ。
こっちにも都合があるのでな」
「あ、すいません! ちょっと浮かれてしまって…」
「ああ忘れていたこれを」
神様は空中から何かを取り出して渡してくれた。
それはビー玉ぐらいの大きさで、闇を凝縮したかのような色だった。
「これは?」
「あとで鑑定しろ。
843号、この星に留まり浸食を開始しろ」
「畏まりました」
「では、さらばだ。
もう会うこともないだろう」
そういうと神様は指を鳴らし消えた。
ジーー
実は自己紹介をしてくれたあたりから、
あの美少女にずっと見られている。
な、何かしてしまったんだろうか…
すると突然、彼女の頬が緩み、
「また会いましょう 未来の----」
と言って、視界から消えた。
その笑顔は[美]そのものだった。
そうとしか表せない。…僕の語彙力の問題だろうか?
最後、何て言ったんだろ?よく聞こえなかったなぁ…
〖 システムに??されしもの を獲得しました〗
なんだこれ?…まあ、いっか。
そういえば時間大丈夫かなぁ。
ステータスに表示されたりしないのかな…あ、出た。
大丈夫だな。
たしか、レベルのところに認識している生物って書いてあったけど、ノミやダニとかを殺しても上がるのか?
ドン! と地面を強めに踏んでみたが…
〖0.5未満の場合経験値は切り捨てられます〗
やっぱだめか…よし帰ろう!
で、帰ったら残ってる分も鑑定しよう!