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僕はボロ負けした

〖概念界に行くには概念になる必要があります 概念界への招待状を発行するので概念への進化が済んだ後に招待状を使って下さい〗


催促したのに? なんて勝手な...

まぁ、準備期間だと思えば良いか

まずは死なない為に...


ズバッッ!


腕を切り落として、魂と精神の経路を繋いで、切って、冷凍保存!

お、もう治った 早いねー

あとは、0.1秒毎にランダム転移させる様にしてと...よし!これでこの体が無くなったとしても魂と精神は大丈夫だな!


あっち行ったら帰ってこれない可能性もあるから...今の内に食べたい物を食べよう‼︎

そして、心置きなく行くんだ‼︎


某スーパーにて


うーん何食べようかなぁ...迷う!

いちご大福、クリームパン、ステーキ、

チーズフォンデュ、〆さば、たこ焼き...

あーもう!!このスーパーにある食料品全部食べよう!!!


全能

複製


いや〜それにしても 全能 便利ですわ〜

何でも出来るからね!獲得できて本当に良かった 心の底から感謝だね!


自分の空間も作ったことだし...

では、いっただ〜きま〜す!


ガツガツ ムシャムシャ バリバリ ゴックン

ガツガツ ムシャムシャ モソモソ ゴクリ...


〖 暴食 を獲得しました

暴食→100→業食〗


えぇ...こんな事で獲得できる大罪って...

価値が低くなりそうだ...まぁ別にいっか

それにまた食欲が湧いてきたし

まだまだ食うぞー!





ふぅ食べた食べた

ごちそうさまでした!

結局、あのスーパーのだけでは足りなくって

他のスーパーの食料品も食べちゃった


さて、食べたい物も食べたし

進化!


〖進化を実行します〗



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


〖進化が完了しました〗


うーん...お?体が...無い?

浮いてる...幽体離脱的な?


〖概念への進化を確認しました

可及的速やかに招待状を使って下さい〗


そんな急かす必要あるか?...招待状を使う


スッッ


と言う軽い音ともに僕は概念界にやって来た

体もある

後ろを振り返って見ると15m位の高さの

SF映画で見る様なポットが見渡す限り一面に並んでいた 恐らく、このポットで今の僕の体は造られたのだろう


「やあ、君は...新入りかな?」


突然声を掛けられて、そちらに顔をやるとそこには爽やか系イケメンがこれまた爽やかな笑顔で立っていた


「はい、あなたは誰ですか?」


「おや、すまない

私としたことが自己紹介を忘れていたか

私は 全知と創造の概念 だ

これからよろしく、新入り君」


「これは、ご丁寧にどうも

ちなみに僕は 成長と進化の概念 です

よろしくお願いします」


「ッ! へぇ、君があの... フーーン...

では、私がここを案内してあげよう」


「ありがとうございます

では、お言葉に甘えて...」


ガシャャャァァン!!


床、壁、天井 至る所から鎖が出てきて

僕を締め付けていた いや、締め付けるなんて優しいものじゃない本気で殺しにかかっている しかも、力が上手く入らない

と言うより吸われている?


「これは一体何の真似ですか?」


「実は、私も君と同じでチートを貰った者なんだ そして、チートをくれた方に言われたんだ 私と同じ者が3ついるとそいつらを全員殺したらその方と同格の存在にしてくれると」


「で?だから何だ?」


「ここまで言って分からないとは随分とお馬鹿さんの様だな 要するに君はここで死ぬんだよ‼︎ そうそう、言い忘れていたがその鎖は特別製でね 概念の力を吸収するんだ もう意識が朦朧としてきた頃合いか?」


ヤバイ本当にヤバイ冗談抜きでマジで死ぬ

こいつの言う通りだ目も効かなくなってきやがった


「こん、な、もんで、この俺が、ハァ

くたばるとでも?」


「強がりも度が過ぎると哀れでしかないぞ?

まぁ、結局死ぬ運命か...最後に言い残すことはあるか?」


俺はそいつの顔に唾を吐いてやった


「クソっくらえだ!」


「チッッッッ この死に損ないのゴミクズが!!楽に死なせてやろうと思っていたがやめだ 極限まで追い詰めてから 無残に殺す!」


そして、僕の爪は剥がされ、歯は全て抜かれ

関節は全て逆に折られ 気を失うまで暴行を受け 気を失ってもマグマをかけられて目覚めさせられ 気が狂っても正常にさせられ...


僕は完膚無きまでに打ちのめされた

そして、1cm四方の立方体にカットされ

生きたまま謎の生物の餌にされた

僕は...死んだ

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