僕は俺と対話した
ほう、よく分かったな
その通り この俺こそが傲慢の精神だ
お前さぁ 急に出てくるのマジで止めてくんね?お前のせいでこんなめんどくさい事になったんだけど
黙れ この俺に指図するんじゃねぇ
ぶち殺すぞ?
はいはい... で 何で出てきたんだ?
何か用か?
いや?特にこれといって用なんてねぇが
スキルレベルが10になって精神が覚醒したから挨拶でもしてやろうと思ってな
いいか?お前が腑抜けていたら俺は直ぐにお前の体を奪う
...覚悟しておけよ?
あぁ、そんな事にはならないから
安心しろよ
フン、いつまでもつかな...
〖 傲慢の効果により
以下のデメリットが無効化されます
傲慢
所有者の精神を侵食する
憤怒
所有者の精神を侵食する
これ以上大罪スキルを所持できない〗
さてと、死体をどうするかだが...
時空帝
死体と血を収納
おー 綺麗になったなぁ
よし、帰るか
時空帝
20分戻し
僕の家の玄関へ
「ただいまー」
「おかえりー 早かったね
ってスキル使ったから?」
「うん あ、そうだお母さんにもスキルあげるね 時空帝 時空の王 任命」
すると、僕の手から青と紫が混ざったような光の玉が出てきてふわりふわりと浮かびお母さんの胸に吸い込まれていった
「キャ!
な、何これ 目の前に変な板みたいな...
これがステータス画面?スゴイわね
実際に目の当たりにすると...」
真理眼
名称 全野 志帆
年齢 42
種族 人族
レベル 1
【称号】
最弱者
【ステータス】
体力:5
{内訳}
生命力:3
俊敏性:1
筋力:1
魔力:3045
{内訳}
最大保有魔素量:3045
秒間吸収魔素量:20
魔素変換効率:100%
【スキル】
『パッシブ』
『アクティブ』
家事:レベル57
『ユニーク』
時空の王:レベル1
『固有』
超絶虚弱体質:レベル100
体力雑魚過ぎん?超絶虚弱体質って何?
しかもレベル100...
よくこれで生きてるなぁ
でも、魔素関連は結構強いなドラ○エでも
魔法使いばっかりやってたからな
いや、絶対関係無いな
実は、僕のお母さんはとても体が弱い
まず 日光過敏症 のせいで外に出ない
そのせいで筋肉が衰えてさらに歩けなくなり
余計外に出ないという悪循環に陥っている
また、貧血気味で直ぐにフラフラする
腱鞘炎で重い物が持てない
偏頭痛がする
等々数え出したらきりが無い
が、今ようやくその理由が分かった
この固有スキルのせいだろう
これさえどうにかできれば治るかもしれない
「何!?この超絶虚弱体質って言うのは!
これのせいね 私がこんなに体が弱いのは」
「お母さん
いつか僕が治してあげるからね」
「ありがとう、こえる
私は良い息子を持ったわね」
父さんが帰って来た
「ただいま〜」
「「おかえり〜」」
「父さんにもあげるね
時空帝 時空の王 任命」
「おお〜 これがステータス画面かぁ
いや〜信じていたとはいえこれは...
凄いな...!おっ!これはこうなっているのか?
こっちは?おお〜 」
父さんは欲しかったおもちゃを手に入れた子供の様にはしゃいでいた
「楽しんでるね」
「うん」
「!?何だと!?父さんがこえるの下だと?
おい、こえる どうなっているんだ?
俺の方が上に決まっているだろう?
今すぐ変えるんだ!」
名称 全野 國寅
年齢 46
種族 人族
レベル1
【称号】
真の????
【ステータス】
体力:11914
{内訳}
生命力:9959
俊敏性:973
筋力:982
魔力:9658
{内訳}
最大保有魔素量:9658
秒間吸収魔素量:941
魔素変換効率:100%
【スキル】
『パッシブ』
物理耐性:レベル1
魔素耐性:レベル1
『アクティブ』
『ユニーク』
時空の王:レベル1
『固有』
???殺し
『大罪』
強欲:レベル1
嫉妬:レベル1
......ハァァァ!?
え、何でこんなステータス高いんだ?
え、しかもなに、何で大罪持ってんの?
全くもって意味が分からん!
知恵が発動します
父親との会話はお任せ下さい
こえる様はそのまま思考して頂いて結構です
「いや、それは出来ない
どうしてもって言うのなら...
時空の王から進化したら良いんじゃ無い?
多分、無理だと思うけどね」
「グウウウ む、息子の分際で...
...貸せ」
「え?何を?」
「その水晶だ!それさえあればこえるを超えることなんて簡単な事だ!...おもろっ!
...良いから早くよこせ!!」
昨日とはえらい変わり様だな
大罪に精神持っていかれてるのか?
まぁ水晶なんてもう要らないかな
知恵 あげて良いよ
「分かったよ父さん ...
まぁ父さん如きに僕を超えることなんて出来ないけどね」
知恵さん?何煽ってんの?え?僕、そんなん許可してなく無い?...まぁ、良いけど
知恵とか叡智とかで意志もってるやつって
絶対煽るよなぁ そう言う決まりでもあるの?
「クッ、貴様...覚えていろよ‼︎‼︎‼︎」
三下みたいなセリフを吐き捨てて
父さんは水晶を使って消えた
と思ったら帰って来た
あーそういえばあの水晶こっちの時間あんまりたたないって言う効果あったなぁ
「フン、進化してやったぞ!
種族は 新超人族 だ!どうだ?凄いだろう?」
いや〜いくら大罪2つ持ってるとは言え
性格変わり過ぎじゃね?
これは本当に僕の父さんなのか?
「あーそう おめでとう
じゃあ僕もう寝るね 2人ともおやすみ」
「おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ」ニヤリ
嫌な笑顔だったなぁ寝込み襲われるかもな
用心するに越したことはないか
知恵
一時的に時空帝の使用を許可する
父さんが襲って来たら時間停止して僕を起こしてくれ襲うの判断はお前に任せる
畏まりました
夜は静かにふけていく...