4―1 龍が如く
リュウエンジウララ(♀)
一人称:ウチ
特徴:はっちゃけてる
身長:1.65m
体重:55kg
好き:人間
嫌い:炭酸系飲み物
特技:声帯模写。ソフトボール
備考:一年一組所属。仁井哉と未梨と同じ中学出身。未梨とは中学時代から仲がいい。スタンドで例えるならムーディ・ブルース
一日六時間。これだけの睡眠を取れば一日に支障なく人間は動けるらしい。俺の昨晩から今日に掛けての睡眠時間は十時間をゆうに越えるのだが、早速倒れそうなのはなぜだろう? この感覚は寝すぎて身体がダルいやらの類ではなく、修学旅行で興奮しすぎて、一睡もできなかったほうの感覚に近い。要約すれば睡眠不足。十時間寝ていて睡眠不足と言うのもおかしなものだが、実際にそうなのだからそうなんだ。
スポ魂マンガでよくあるようなタイヤと自分を縄で繋げると丁度こんな感じに身体に負荷が掛かるのではないのかと考えつつ、歩くことを断固拒否しようとする足を無理やり動かし、俺は駅へと向かった。
身体に鞭打っただけのことはあり、待ち合わせ五分前に到着。いま思えば斉藤に駅前集合とは言われたが、具体的な場所はなにひとつ話を訊いていない。しかし、発展を遂げた現代日本には携帯電話という大層便利な代物がある。俺は昨日の履歴から斉藤へとリダイヤル。
『エルニーニョ現象って海の水温が上昇することを言うんだよな? でよ、エルニーニョって意味がいきなり気になりだして調べてみたらよー、スペイン語で「男の子」って意味らしいんだ。海水の温度上昇にまったく関係ないんだ。なんか腹立たね?』
気象庁にテレフォンでも入れろ。それよりいまどこだ?
『仁井哉きゅんノリが悪いでちゅ。普段の仁井哉きゅんなら疾風迅雷の如くおもしろいツッコミを入れてきゅれたでちゅ』
赤ちゃん言葉はやめい。
『ツッコミとしては5点だな。さらに人間としては2点。赤点ってレベルじゃねーぞ』
いいから、どこだ?
『そんな俺に会いたいのかい? 嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。俺ならさっきからずっとお前の後ろにいるぞ』
まさに俺は疾風迅雷の如く振り向いた。が、そこに斉藤の姿はない。
『ってゆうのは冗談だ。いまそっちに向かってる途中。白骨が剥き出しになるぐらい自分の指でもしゃぶってろや。じゃあ、切るぞ』
ため息ひとつも出ないね。
とりあえず斉藤が来るまで立ち往生っていうのはごめんこうむりたい。個人的には人一人分ぐらいが丁度くつろげるスペースと熱いミルクココアを希望するが、実際問題、ここいらにはベンチひとつ見当たらない。休憩したい奴は喫茶店にでも行けと言うのだろう。さすが資本主義社会ジャパン。いい感じに腐ってる。
「だーれだ?」
集合時間になってもこない斉藤に放つ必殺技を稲妻空烈刃か稲妻十字空烈刃にするか、思案していると俺の視界がブラックアウトした。人肌でしか出せない温かさ――誰かの手が覆いかぶさっているのだろう。いわゆるあの恋人同士などでよくやる「だーれだ?」と女の子が男に目隠しをし「〜〜ちゃん」みたいに男が言う、見ているだけで尋常じゃない殺意が込み上げてくるあれだ。そして、現在俺に行動を実行しているのは、九十九パー斉藤。なにを言おうが野太い声が全てを証明してくれている。せめて声ぐらい女の子っぽくしてほしいね。
「男にやられてもなんも嬉しくないぞ」
俺は瞳を覆う両手を乱暴に持ち上げ、斉藤のニヤけた面構えを想像しながら顧みた。
「失礼極まりないって感じぃ? ちょーMM? なーんて冗談だよん。仁井哉さん」
これには驚きを隠せないね。
振り返ってみれば斉藤とは似ても似つかないカジュアルに決めている女の子だ。薄朱レンズのサングラス越しにこちらを上目遣いで見上げる姿は反則的なまでの愛らしさを持っている。短い髪はふたつにくくられぴょこぴょこと揺れ、全身から発する女性独特の香りはエクセレント(意味不明)。しかし、なによりも早く先行した思いは、
誰だ?
「あっれれー。まさか、ウチのこと忘れちゃった系? ふーん、仁井哉さんにとって、しょせんウチはゴミのように何人もいる彼女の一人に過ぎなかったのかぁ。琵琶湖で泣きたくなっちゃうよん。いずれは涙も枯れ果て、ウチは琵琶湖に心中。お化けになったら仁井哉さんの枕元に取り憑いてやるぅ」
微妙にしゃがれ気味なハスキーボイスを発する彼女は、さきほど耳にした斉藤の声とまったくの別物で、俺は自分の聴覚に障害があるのではないかと疑いたくなる。が、この少女の目星はついた。
「龍円寺さん……だっけ?」
「YES I AM! チッ♪ チッ♪ うんうん。今日も絶好調、龍円寺うららでっすッ!」
リアクションの取り方がわかりません。
「ところで仁井哉さん。いつまでウチの両手を握っているのかなぁ? 愛情表現にしても、ちょいイタいよん」
「悪い。てゆうかごめん」
火傷をしたとき耳たぶを触るような無条件反射的で動きでパッと龍円寺さんの両腕を解放した。
「さすが男の子。微妙にイテテって感じかな? 痕ついちゃったら仁井哉さんが責任とってウチをお嫁に引き取ってね。それはそれでいいかも……とゆーことでふつつか者ですが、よろしくっすッ!」
ひとまず龍円寺さんのボケはスルーして、斉藤という名のバカにフライングチョップをしなくてはならん。あの野郎、龍円寺さんまで巻き込んでこんな悪戯を仕掛けるとは不届きけしからん。
「斉藤はどこにいるんだ?」
「斉藤さん? ウチはしらんよぉ」
「そんなはずはない。さっき声は斉藤に違いない。あのアホ声を聴き間違えるわけがない」
「声のこと? あれはウチが斉藤さんの声マネをしただけだよん。あー、信じてないなぁ。これは隠されたウチの3つの特技のひとつ『声帯模写』なのだ」
「それで? 斉藤はどこにいる?」
「いまの驚くところだよおーい。ウチが本気を出せばねー、アナゴさんからマスオさんまで自由自在に模写することができるのですよ」
真似できる範囲せまいですね。
「あー、ぁ、あ゛、オッス、オラ斉藤。生まれも育ちもサンフランシスコン。座右の銘は妹より姉。だけど妹も捨てがたい」
「斉藤っぽいな」
「あれれ? リアクション薄いですな」
あまりのそっくりさに驚きを通り越してなんも反応できないだけだ。声帯模写……へんてこりんな能力よりよっぽど可愛らしい。
「龍円寺さんならいい声優になれるよ」
潤った唇に人差し指を当てながら、こちらを見据える龍円寺さんはニヤニヤという擬音に相応しい表情。そもそも何故に龍円寺さんはさほど面識のもたない俺に声を掛けたのだろうか?
「ねぇねぇ、そこの仁井哉さん。ヒマならちょっとウチとお茶しないかい?」
「……いい話だけど今回は遠慮しとくわ。斉藤を待ってるんでね」
「……ウチのはち切れんばかりの愛が斉藤さんに負けるとはぁ。これにはお姉さんショックを隠しきれないよん。じゃあさぁ、じゃあさぁッ! ウチも仁井哉さんと斉藤さんに憑いてっていいかいッ?」
ここで「YesYesYes oh my god」と直結できるほどの決断力は持ち合わせてない。それに今回企画立てした斉藤であり、その斉藤の話も聞かずに龍円寺さんの同行を独断で決めてしまうのはいささか自己中というものではなかろうか。まあ、斉藤なら龍円寺さんが同行すると耳にすれば「いい」とバカみたいにはしゃぐに違いない。
「俺はいいんだが、斉藤がなんて言うかわからんからな……斉藤が「いい」って言うんだったら、いいんじゃないか?」
「おー、言ったねッ? 男に二言はないぜよ、よん」
「ないよ。それより、龍円寺さんこそいいの? 今日の予定とか?」
「んー? ウチのスケジュール訊いてどうするのかなぁ? 「今夜は家に帰さないぜ」とか言っちゃう系? いやん、うららちゃん困っちゃうよん。まだ、心の準備はおろか身体の準備も出来てないよん………あれ? なんの話してたんだっけ?」
斉藤はまだか?
「お前らふたりってホントに出来てたのか? 噂はちらほらと耳にしてたんだが、エセ情報かとばかり………龍円寺はこんな冴えない奴のどこかいいんだ? 弱みでも握られているんだったら、容赦なくホームから放り投げていいんだぞ。いや、それともあることないこと言い触らして仁井哉を不登校にしてやろうか。地味に効くのが机の上に菊の花を置くことだ」
これが俺が待ちわびていた斉藤の第一声目である。発言がかわいそうな子に訊こえてなんだか目頭が熱くなってきたや。
よからぬ想像をしている斉藤に事情を説明すると、
「龍円寺も一緒に? あ、えー、ねぇ」
予想とはまるで違う歯切れの悪い返事。てっきり斉藤のことだから、龍円寺さんが来ると耳にした瞬間、筋肉を膨張させて上着を破るくらいの芸当をするほど喜び狂うことかと。さきほどから斉藤は横目でチラチラと促しているが、それがなにを示していることもわからないし、残念ながらただの気持ち悪い人にしか見えない。
「ダメかいッ?」
「いや……ダメってわけじゃないんだが…………な?」
な?ってそんな爽やかに言われても、俺はなんも答えられんよ。
「別に付いて来てもいいし、むしろ俺は付いて来てほしいと思っている。けどな、今から行く場所は龍円寺にとっちゃつまらぬところだと思う」
「どこ行くのさぁ?」
「………えっと。それはだな………仁井哉。ちょっと席外せや」
俺に目的地を知られたくないのか? まあ、なんでもいい。丁度喉が潤いを求めていたところだ。
「飲み物でも買ってくるから、そのあいだに話は済ましとけよ」
龍円寺さんの笑い声が訊こえたのは、それから数秒後のことである。
ところでJRという単語をご存知であろうか? Japan Railway、略してJRで直訳すると日本鉄道。
「仁井哉さん、雑学王だねぇ」
「…………いま、俺声出してた?」
「うんうん。なーんかブツブツ言ってたよん。まーさか、最近流行のアルツなハイマーかいッ? もし、仁井哉さんがそうだとしてもウチの愛は不滅だから安心してよろしい。誠心誠意の気持ちを持ってウチが責任を持って介護してあげるよん」
斉藤とどのようなやり取りがあったか不明だが、結局龍円寺さんも同行することとなった。他愛ない話?をしつつも、俺らはJR=日本鉄道≠電車でまだ見ぬ目的地へと高速移動中である。もはやひとつひとつの駅名が訊いたこともないどころか、県をひとつ越えてしまった。乗り換えと乗り継ぎを合わせ、すでに三度ほど済ましているが、それらの電車賃は全て斉藤持ち。無料ほどいい事はないが、一応社交辞令として断ってみたところ、
「いい、気にスンナ。いや、うそ、やっぱ気にして。そして、神の如く俺を讃えるんだ」
律儀にも龍円寺さんは「ははー」と両手を合わせ、斉藤にお辞儀をしたが、俺には公衆の面前でそんな行動は出来ないので、一礼だけで済ます。
「おう! ゆー、しゃいぼーい? いえす、いえすッ!」
一駅ごとにテンションが確実に上昇している龍円寺さんは、もう会話が成立しないほどおかしくなっている。斉藤も斉藤でさっきから流れる景色を眺めていて、まるでリストラが決まった窓際社員ように黄昏れている。俺の同行者の皆さんはどうも感性が特殊らしいです。
俺は呆れている。
斉藤はいつもと変わらない。
龍円寺さんは物珍しいそうに辺りを見渡している。
すれ違う男性陣の8割方、未梨愛用のリュックサックと同じようなデザインをした物を装着し、色鮮やかなバンダナを巻いている。すれ違う女性陣の6割方は思わず「萌えー」と叫びたくなるような愛らしい格好をしている。それを見た龍円寺さんは服の選出を間違えたと嘆いているが、あんな格好をしている女性と肩を並べて歩く俺としては、それこそ顔から火が出るほど恥ずかしいという奴だ。
ここ秋葉原。
どうでもいい話だが、つい最近まで俺は「あきはばら」ではなく「あきばはら」だとばかり思い込んでいた。
「で、どこに行く気だ? すみやかな回答及び納得できる回答を求める」
「それは、着いてからのお楽しみだよん。斉藤さんの言うとおりきっと仁井哉さんは喜びのあまり発狂しちゃうよん」
「龍円寺の言う通りだ、仁井哉。知らぬが仏って言うだろ? あらかじめに行き先を伝えてしまったなら、着いたときの喜びは半減だ」
「その使い方は間違っている。だいたい龍円寺さんに行き先教えて、俺に教えないということはどういうことだ? 知る権利は俺にだってあるだろ?」
「だ が 断 る ! この斉藤が最も好きな事のひとつは、気になる情報を教えて欲しいと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ……」
いい感じにウザイな。
今現在、俺たち三人はよくわからない街をトライアングルのような陣形を取りつつ目的地に向かい行進している。斉藤が先陣を切り、一歩後ろで俺と龍円寺さんが学生として節度の保った距離で平行に歩いている。龍円寺さんが笑顔の絶えない人だとは知っていたが、いまの笑顔はどうも気味悪い。葉月が度々見せるいやらしい笑顔にとてもよく似ている……とゆうかその物だ。女の子だからいやらしいで済ませられる表情であって、男なら生理的に気持ち悪いと言われるに違いないね。いや、女の子でも顔によっては、アウトの可能性もありうる。
しかしだな、と俺は思った。
龍円寺さんの思考回路はさっぱり読めない。龍円寺さんは個人的な感想を抜きにして客観的に見ても美少女のカテゴリーに含まれているだろう。まだあまり話していないので確証は持てないが、性格だって悪くないと思う。それなのに、だ。なぜ俺に付いて来る? たまたま俺を見つけたにしろ、そこから一緒に遊びに行くまで発展はするものか? そもそもなぜ龍円寺さんは駅に居たんだ? 普通、用もないのに駅に来るか?
「むむむ………えいッ!」
ぷに、と頬に軽い衝撃が走る。龍円寺さんの突っつく攻撃。
「なんでも考え込むのは仁井哉さんの悪い癖だよん。そんな難しい顔しちゃってー、楽しむときは楽しむッ! 遊ぶときは遊ぶッ! メリハリつけて生きていこうじゃないですか」
「別に……ちょっとボーっとしてただけ」
「ウソハヨークナーイデースヨー。仁井哉さんの癖、特別に教えてあげるよん。なにかを考えるとき、仁井哉さん、鼻頭に触る癖があるよん。ついでにそれやっちゃうと魅力二割減。男らしくないよん」
俺は自分の鼻頭にある左手をゆっくり離し、龍円寺さんに視線を転じる。
なぜ俺の癖を知っている?
確かに俺には龍円寺さんの指摘の通り、考え込むと鼻頭に触れる癖を持っている。三年前ぐらいにオフクロに、その癖キモいからやめろ、と指摘されて俺が初めて気づいたこの癖。癖というのは出会って二日そこそこで見抜けるものなのか?
「いやん、仁井哉さん。そんな獣の目でウチを見ないでよん」
……考えすぎか。あんな夢を見た直後だから神経過敏になっているのかもな。素直に美少女と仲良く行動できることに感謝をし、存分と堪能しようか。
「楽しむとき楽しむ、ね」
あれ、これ名言じゃね?
「斉藤。なんとなく目的地が読めてきた、とゆうより秋葉原についた瞬間閃いた場所がある」
「ほーう。言ってみやがれ、ジャリ坊が」
「…………あれだ、可愛らしいメイド服に身も心も包み込んだ女性が、お帰りなさいませご主人さま、とか言うところじゃないか? もし、そうだったらお前が泣くまで殴るの止めないからな」
「お前、それじゃあどのみち違うって言う選択肢しかないじゃんか。ま、実際違うところなんだけどな。そんな在り来たりの展開をこの斉藤がするとでも思ってたか? それはお前が俺に対し過小評価し過ぎだ。俺は常日頃から相手の裏の裏の裏のそのまた裏を付くように心得ている。それと、俺は『仁井哉が楽しめる場所』と言ったはずだ。メイド喫茶ごときで仁井哉が喜ぶとは俺も思ってない」
「さすが斉藤さん! ウチたちに出来ないことを平然とやってのける精神力ッ。そこにシビれる! あこがれるゥ!」
誰があこがれるっていうんだろうね。
それにしてもヤマが外れるとは……他に思いつくものといえば………アニメ、ゲーム、マンガ、電気用品………ダメだ。俺が喜ぶ場所? 検討すらつかないね。
想定の範囲外の事件が立て続けに発生すると、人間は現実から目を逸らし妄想とゆう仮想空間に逃げ込むものだ。俺はどこかに吹っ飛んでしまいそうな自我を気力の限り尽くして繋ぎ止めたが、もしかしたら自我がないほうが幸せだったかもしれない。
「仁井哉さん、どうしたん? きっと中はハーレムそのものだよん」
「……………まじで、勘弁してくれないか?」
一見して普通の喫茶店。しかし、入り口前に置かれている看板なようなものに『妹喫茶』と呪いの単語のように殴り書きされている。この喫茶店がどのようなものか俺の辞書には書かれていないが、想像するにいかがわしいものに違いない………この際、内容なんてセミが脱皮に到る過程ぐらいどうでもいい。
「仁井哉、どうしたんだッ! 金のことなら心配するな。俺にはバイトで稼いだ初任給がたんまりある」
金のことを心配してるわけじゃなければ、特にここを拒絶してるわけでもない。
ガラス越しに働く回る店員さんのなかに、
なぜ、愛沢さんがいるんだ。
連載始めて4ヶ月ほど、やっと『4』に入りました。そして記念すべき15話。文体が最初と変わってますけど、あんまり気にしないでください(笑)
新しい連載を近いうちに始めたいと思ってます。目にしたら見てやってください。ちなみにSF予定です。
いつもの通りちょっとした余談をさせてください。
つい先日、買っちゃいました。前回の電撃大賞で大賞を授与した「ミミズクと夜の王」と金賞「扉の外へ」。いや、まだあまり読んでないんですが、驚きましたよ。「ミミズクと夜の王」には『挿絵』が一枚も入っていないんです。ライトノベルなのに驚きです(笑)。けど、内容はやはり大賞だけにおもしろい(まだ途中ですけど)。ちょっとだけ気になったことは小説の初版発効日「二〇〇七年二月二五日」。明日ですよね(笑)。
これからもよろしくおねがい致します。