秋の旋律奏でる声
現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。
感じたままを詠んでみました。
お気楽に味わってみてください。
夜明け前 秋のメロディ奏でる声
日中まだ夏 警戒鳴れど
午前4時ごろ、目が覚めちゃいまして。
お布団の上でごろごろしていたら、外から虫の音が聞こえてきました。
蝉じゃありません。
近年は暑過ぎて蝉も日中は鳴けず、早朝のわずかな時間(あと、夜中に鳴いていたり)に大合唱をする羽目に陥っていますが、蝉とは別の秋の虫の声でした。
日中はまだまだ猛暑日が続いて、危険な暑さと警戒アラートの鳴る日々が続いていますが、それでも虫は敏感に季節の移り変わりを感じているのでしょう。
静けさの中で、虫の声。なんとも秋らしい情景ではありませんか。(詠み人は布団上で眠い目をこすり、ごろごろしているのだけれど)
ここからは見えないけれど、西の空では夜長月が薄れていく姿が見えているかもしれません。
実感は薄いけれど、もう夏の名残りの時期に入っているのかな。
コバルトブルーの空も、日々濃さが薄れて澄んだ青色になっていくのでしょう。
そう。
願わくば、それほど敏感ではない人間にも「秋が来た」って実感できる気候になって欲しいのです。
なるべく早く。
ご来訪、ありがとうございます。
本当は前回の「重陽」の一首よりこちらの方が早くできていたのですが、季節感重視して、こちらが後になりました。俳句と違って、短歌は季語を必ず入れなければならないという決まりはないのですが、日本人として季節感は重視したいのです。せっかく四季のある国に生まれたのですから。
といっても最近は四季のパワーバランスが崩れていますから、この先どうなってしまうのか一抹の不安も。大気の状態が不安定で、災害級の竜巻やら、記録的な大雨が続いているのも不安を煽っていますよね。どうなっちゃうのだろう。
秋大好きの加純さんとしては、もう秋になって欲しい。高く澄んだ秋空が観たい。早く彼岸花やコスモスが咲かないかしら、とか。重陽過ぎたのですから菊の花も、って……まだ先かなぁ。はあぁ。




