こっちを向いて
現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。
感じたままを詠んでみました。
お気楽に味わってみてください。
枝先に灯す情熱百日紅
こっちを向いてと首を傾げて
ep.5で詠んだ百日紅の樹。この暑さの中、まだまだ元気に赤い花を咲かせています。
あの短歌を詠んだからか、今年はなぜか百日紅の樹に目が行くのです。公園のシンボルツリーの他にも、ご近所の駐車場の隅にも百日紅の樹があって、遠目ではありますが、鮮やかなピンクの花が咲いているのが見えます。他にも白い花を付けた百日紅の樹も発見しました。どの花も夏の強い日差しの中で、元気いっぱいに咲いています。
ですが、なぜでしょう、百日紅の花と云うと赤を連想します。
真っ赤な、太陽みたいな花。
夏の花だから、太陽を映したような赤を連想してしまうのでしょうか。
そういえば、ダリアの花も、なぜか赤い花を思い浮かべてしまいます。ダリアも、品種改良のおかげで花色も咲き方も豊富ですが、真っ先に思い浮かべるのは赤い花。あとオレンジ色。
あらら、どちらも太陽の光を連想させる色ですよね。
それはさておき。
枝の先に目立つ花をつけて、ゆらゆらと揺れている姿は、とてもかわゆく見えるのです。なんだか「こっちを向いて」と一生懸命に気を引こうとしているみたいで。
枝の先端にたわわに付いた花房が重そうで、ちょっとアンバランスにも見えますが、だからこそわずかな風にもゆったりと揺れる姿は愛らしくも見えます。
だって、あまりの暑さにきれいに花をつけても、日差しがまぶしすぎて人間は上を向いてはくれませんし、差した日傘がすっぽり上空を隠してしまっていますものね。
お盆は過ぎたというのに。
何時になったら秋の気配を感じることが出来るのでしょうか?
ご来訪、ありがとうございます。
しばらく前に詠んだ一首なのですが、諸事情が重なって、すっかり投稿が遅くなってしまいました。このままでは季節外れになってしまうので、慌ててまとめて投稿することにしました。
あといくつか推敲中の作品があるのですが、間に合うかしら?




