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エッセイ

「漢字が読めるけど書けない」って本当ですか?

作者: チャーコ

 先日、ツイッターでバズっているツイートに何気なくリプライしたら、そのリプライが私のツイートの中で一番「いいね」があり、通知が止まらなくなりました。

 バズっているご本人は、恐ろしい数の通知があるのでしょう。あとから見たら、通知をミュートしているというツイートがありました。当然ですね。


 どういうツイートだったかというと、漢字検定準一級の勉強で知らない単語ばかりと嘆いているものでした。

 わかります。私も漢検準一級の勉強をしていたとき、本当に読めない単語ばかりで絶望しました。


 ツイッターのたとえで言いますと『俊彦』は「としひこ」としか読めません。ただ、準一級の試験では俊彦(しゅんげん)なのです。


 私が友人たちに「漢検準一級の勉強している」と言ったら、みんなから「漢字は読めるけど書けないよねー」と判で押したような返事をされました。


 それは違う。漢字が読めない。『俊彦』は「としひこ」で「しゅんげん」とは読めない。『幼い』は「おさない」であり「いとけない」と読ませるほうが不自然だ(準一級では「いとけない」でないと不正解)


 むしろ試験で出る漢字なら、まだ書くほうが常識の範囲内です。点数も書き取り問題のほうが高いですし、準一級を受かりたいなら「漢字は読めないけど書ける」というのを狙うほうが確実です。


 たとえば「情報漏洩」とか「螺旋階段」とか「晩餐会」とか。なろうを読んでいる方でしたら、当たり前のように登場する漢字が準一級での書き取り問題です。


 広いなろうの世界ですから、漢検準一級どころか一級を取得した方もいらっしゃると思います。その方は、きっとものすごく語彙が多いうえに努力したのだと尊敬します。


 私は書き取りを重視して、以前、漢検準一級を取得しました。そういう勉強のコツみたいなリプライの通知が止まらなくなりました。バズっている「俊彦」のツイートが面白かったからだと思いますが。


 では、一級の勉強をしようか。そういうエッセイも書こうかと、前に漢字検定を主催している法人やなろう運営に「そういうエッセイを書いても大丈夫ですか?」と問い合わせをしたことがあります。実はエッセイのバナーも作っていただいております。


 でも、エッセイを書いていないのは、漢検一級が難しすぎるから……。


 以前、力試しに一級を受けたことがあります。海驢(あしか)猟虎(らっこ)は好きだから書けますが、斯干的那維亞(スカンジナビア)ってそれはないでしょう。行ったことがありますが、読めないし書けません。


 地名で牛津を読めと言われても、それは佐賀県の牛津(うしづ)でしょうか? あ、はい、牛津(オックスフォード)なんですね。


 ええ、ちょっと私には無理かも……。バナー作っていただいたのに申し訳ございません。


 せっかくなので、こちらにバナーは載せます。いつか漢検一級の勉強がまともにできますように。取得している方がいらっしゃいましたら、勉強のコツを教えていただけますと嬉しいです。


 そして、漢検一級や準一級の勉強をしている方に「漢字が読める」と軽い気持ちで言うと、たぶん睨まれると思います(私の心が狭いだけ?)


挿絵(By みてみん)

※あっきコタロウさんに作っていただきました。いつか活用しますので、それまでお待ちくださいませ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] すっ凄い! 小学生のころクラスで一人だけ、書き取りテストの再々追試を受けていた私からすると、超能力者のようです。 「漢字は書けなくても読めるし」と自分を慰めておりました。 しかし! 『…
[一言] 読みは字面で何とかなるけど書きは正確性がいるので難しいですよ 昔DSの漢検ソフトで読みは2級あたりまで出来たけど書きは確か4級だったりしましたし 因みに例題にしてるような難読漢字はアレキサン…
[一言]  こんばんは、御作を読みました。  俊彦でしゅんげんは読めない、私もとしひこって読んじゃいますね(≧∇≦)いやあ漢字って奥深いなあと改めて思いました。
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