煽り
「ねぇねぇ~どんなのなんだい?」
「いや。今言ったら面白くないだろう。」
でも心を読まれるから意味はないと思う。
だけど違うことがある。カズキは完全に考えてることや思ってることを全て把握できる。
そしてザックは約半分の事しかわからない。
そうなるとこっちも好都合だ。
「そういや、そろそろ始まるんじゃないか?」
「そうだね~。僕もそろそろ準備しとこうかな。」
「それじゃあ試合内容でもに─────」
「おいおい!!おっせぇーんだよ!!」
そこには恐らくザックの仲間がもう揃っていた。
恐怖しかなかった。
これがトップチームの迫力さか、と。
「ごめんよ~。遊んでた訳じゃないから安心して!」
「このガキみたいなのが、あの気をつけるべき一人ってことか。たいしたことなさそうだな。」
はぁ!?お前だけは一番はじめに殺す!!
「まぁまぁ!!とりあえず僕はSAKAくんには試合が終わるまで近寄らないから怒らないであげて!」
「怒ってる訳じゃねぇーよ!!煽ってんだよ!!じゃあなクソガキ!」
「ごめんなさい。彼はあんな感じだから許してあげて。」
本当にいい人だ。
「別にザックが謝ることじゃない。少しアイツと話させてくれ。」
「え?」
俺は殺意剥き出しの状態でヤツを止めた。
「お前俺とあったら即怠慢な。逃げんなよ。」
「おー。そんな事言えんの?なかなかおもしれーじゃん。」
俺はそういって後ろを振り返りザックにいったんの別れの挨拶を言う。
「ありがとな。試合は手加減できないけど、出来るだけ会わないようにするよ。」
「いえいえ。こっちも手加減はしないよ!でも本当にごめんなさい!」
「だから謝んなって!さてと、俺はそろそろ行くよ。またフィールドで会おうぜ。」
「うん!ありがとね!」
そういって、ザック達と別れた。
俺はアイツを絶対に
『殺す。』




