過去と未来
KAZUHARAはこの世界にくるのか
「いやいやいや、今はそれどころじゃないよぉ~!!!」
「うおぉ!うるせぇー!」
目の前にいた人は耳をふさいで大越でいった。
こちとら何もわかんないんだぞ!って言いたい。そして現在の状況すらも分からないので聞きたい。
「飯どころじゃないだと!腹でもいたいのか!?」
この人は完全にこの世界の住人だと思い込んでいるのか!?いやまてよ、そもそも現実世界でも草原はあるからこんなに慌てる必要が無いんじゃないのか?
だが、この人の服が戦場の人の格好だ。コスプレイヤーか?聞いてみよう。
「あの~、その服ってどこでてにいれたんですか?」
通販だ!と言って欲しがった答えは予想を通りこした。
「これは全員に配付じゃなかったっけな?違うのか?」
「配付ですか?」
配付とはなんだ?俺ももらってるのか?何処からもらったんだ?
「おう!配付というよりもともと着てた!」
これで80%確定した。最後の追い討ちを仕掛ける。
「今って西暦何年でしたっけ?度忘れしちゃってw」
「西暦か?1940年ぐらいだろ、戦争の真っ最中の設定じゃないのか?今は草原フィールドの公園的存在の場所だから安心してくれ!」
ハイ確定!注目は3個、1940年ってことと、戦争の設定ってことと、草原フィールドってこと。フィールドってことは何かしらの仮想世界なのか異世界に飛ばされたかってことだ。気になるところはこの世界でのゲームオーバーだ!あの人気アニメS◯Oみたいにデスゲームなら慎重にしないとな。ゲームかどうか確かめるために死ぬのは最後の選択ってことにしとくか。
「おい!大丈夫か?急に黙り混んで」
急に言われたがために変な声になった
「うぇい!大丈夫だよぉ~」
よし!とりあえずこの人の名前きかないと。
「あの!お名前の方を教えてください!」
「カズキだ!よろしくな!」
俺はなぜ敬語を使ってるんだ!この人に!!よくみたら高校生くらいじゃないか!ついでに歳も聞いとこう。
「歳の方も良ければ」
また敬語になった。悪い癖だ!
「16歳だぜ!」
ほらみたことか!あたった!とりあえず異世界にしろゲームにしろ装備を整えておきたいな。聞いてみるか。
「ねぇカズキ。町に案内してくれない?」
どうだ!敬語を使わなかったぞ!!これは歴史的瞬間の第一歩だ!
「もちろん!だって俺たち『仲間』だもんな!」
は?仲間だと!?まぁ最初はこんなもんだよな。それにしても『過去と未来』が組合わさったような世界だな。
KAZUHARAは大丈夫なのかな・・・
KAZUHARAわろたw