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24/29

オリジナル

 さてババーンのベベーンと25部である。

 屋上中央から生える鉄塔の根本に座る賢太郎。星の見えない夜空の下、正面には少し距離をとってお姉さん、その奥には探丸が鉄柵に腰かけているのが見える。右を向けば月明かりの下で忍が鉄柵に乗り仁王立ち。危なげなく堂々としているが、その背後はあの世直行落ちれば即死のまさしく絶景である。風は一時たりとも止むことはなく、忍のポニーテールは背中に隠れずゆらゆらと毛先を覗かせている。

 鉄柵の根本で明滅する赤い誘導灯に照らされた忍は、両手とも腰にあて胸を張り自信たっぷり言う。

「さて、賢太郎様より野良二人を完膚なきまでに叩きのめす命を受けたわけですが」

 完膚なくまでにとかは言った覚えは無いのだが、と思う賢太郎を余所に忍は片腕をあげお姉さんと探丸のどちらともなく指差して続けた。

「一人ずつとなると面倒なので、二人同時に掛かってこられてもよろしゅうございますよ?」

 不敵な笑み。どうも忍は戦闘シーンに入ると言動が悪役っぽくなる。しかも今は下から赤い光がぼんやりと照らしているので尚更である。

 それはともかくお姉さん。忍の言葉を受けて丸みを帯びたセミロングの髪をかきあげる。

「あらやだ忍ちゃん、お昼は泣きそうな顔してたのに、そんなに余裕ぶって大丈夫なの?」

 なんだかお姉さんも自信たっぷりである。一度負けているのに。

 忍が鉄柵からぴょんと飛び降り、余裕綽々ゆっくり歩いて近付いてくる。そして、ふふんと小馬鹿にしたように鼻を鳴らして口を開いた。

「この完全無欠の忍が泣く事などありましょうか」

 まぁ泣いたのだが。

 ゆっくりと確実に距離を詰めながら忍は続ける。

「そもそも名前もない野良忍者ごときが忍に挑もうなどと、身の程知らずもいいところでございます」

 近付く忍に対し構えるでもなく、お姉さんはカチンときた様子で返した。

「名前もない、ってそれは忍ちゃんが聞かないからでしょう。私の名前はふう……」

「いざ参る!」

「嫌な子ねアンタ!」

 忍がお姉さんに向かって跳ぶ。お姉さんまであと十歩くらいはあった距離を一瞬で詰めた。

 が、忍は反転跳び退きお姉さんから距離をとった。その顔には1枚の折り紙が。

「ム」

 と紙を払った忍の顔に次の紙が貼り付く。いったい何が起きているのかといえば、別に大した話ではなく、お姉さんがどこからか取り出した折り紙を風に乗せて飛ばしているだけである。一見ただ手から離されただけに見える紙が正確に忍の顔へ飛んでいくのだから、凄いといえば凄い技術である。

 二枚目の紙を掴み取りくしゃくしゃに握り潰した忍に、お姉さんが直立したまま勝ち誇ったように微笑む。

風遁ふうとん紙絡しがらみ」

 丸めた紙を手の中でもてあそびながら、忍はふむと納得したように頷いた。

「なるほど、風を読みますか」

 そういう事、とお姉さんが再び尻の方から紙を1枚取り出す。

「私の家は代々風を読むのに長けてるのよ。つまり」

 言いながら両手で紙を折って紙ヒコーキを作る。

「風のある場所なら私が有利、ってわけ」

 出来上がったごく普通の紙ヒコーキをひょいと投げると、やはりそれも吸い込まれるようにして忍に向かっていく。

 眼前まできたところで紙ヒコーキを掴み取り、それも握り潰して忍はふふんと鼻で笑う。

「その程度で忍と並んだおつもりとは、浅はかでございますね」

 でもねぇ、とお姉さんはぺろりと唇を舐めて、再び紙を取り出し紙ヒコーキを作る。

「やっぱりアドバンテージは私にあると思うのよねー」

 どこか芝居がかったような口調でそう言うと、今度は腕を振りかぶり強めに紙ヒコーキを投げた。同時に図ったような突風が吹く。紙ヒコーキは風に乗りスピードをあげ突き刺さらんばかりの勢いで忍に特攻した。

 しかし忍はそれをいとも容易く掴みとる。

「たかだか……」

 と口を開いた忍の視界を次の折り紙が遮る。その瞬間にお姉さんは追い風を利用し、高い姿勢のまままるで背中に噴射器がついたような勢いで忍に接近する。

 紙を払った忍が接近したお姉さんに気付く。突き出された膝が鋭く鳩尾を狙うのを横に避け、反撃するために拳を握ったところで目に痛みがはしった。

「く!」

 思わず目を閉じる。いったん退こうとした足を払われバランスを崩す。とっさに身を捻り腕を振った。脇腹を狙うお姉さんの蹴りが腕に触れる。瞬間その脚を掴み蹴られながらも股関節を外してやる。

 鉄塔の近くまで吹っ飛んできた忍に賢太郎が安全帯の届く限り近付く。こんな高所で風の強いなか立ち上がるのは正直怖いので四つん這いである。

「忍、大丈夫?」

 即座に立ち上がった忍は俯き目を見開いて答える。

「目にゴミを入れられました。涙で流せられれば良いのですが……」

 どうやら涙を流そうとしているようだが上手く泣けないようだ。

 そうしてる間に次の攻撃が来るのではないかと思ったが、お姉さんを見ると何やら腰というか忍を蹴った脚の付け根を手で押さえてうずくまっている。

「賢太郎様」

 呼ばれてまた忍の方を見る。俯いたままでまだ涙は出てこないらしい。

 忍が切羽詰まったように言う。

「今のうちに目に入ったゴミを落としとうございます。賢太郎様、なにか忍が泣きそうな事をおっしゃってください」

 えぇ……、と賢太郎。突然そんな事を言われてもすぐには言葉が浮かばない。

 戸惑う賢太郎を忍が急かす。

「お早く!」

 視界の端でお姉さんが真上に跳び、押さえていた方の脚だけで着地する。それでまたうずくまって動かないのだから何がしたいんだあの人。

 とにかく確かに今のうちに目のゴミを落とさないと忍が不利だろう。ただでさえ風を読むやら何やらでお姉さんが有利らしいのだ、ここは賢太郎が忍のために一肌脱がなくては。

 しかし何を言ったものかと考える賢太郎に忍が提案する。

「賢太郎様、忍のオススメはアイラブユーにございます!」

「……それ泣くの?」

 言われたいだけではなかろうか。

 忍は目頭を揉んで涙腺を刺激しながら答える。

「それはもう喜びのあまり涙がダバーっと!」

 声は元気だが足元を睨んだまま視線は動かない。

 本当だろうか、なんて賢太郎が疑ってる間にお姉さんは立ち上がり、片脚あげてぐるぐる股関節を動かして準備運動みたいなのをしている。もう時間は無さそうだ。

「ささ、賢太郎様!」

  他に何も思い付かないので忍に促されるまま言ってみる。

「ア、アイラブユー……」

 言って気付いたが結構恥ずかしい台詞である。しかしこれで忍が泣いて目のゴミがとれると思えば

「ふへへ」

「笑ってるじゃないか」

 言い損である。

 俯いたままだらしない笑みを浮かべる忍は垂れそうになったよだれをしゅるると吸い戻し、緩んだ顔を引き締め真剣な表情を作る。

 そして凛とした声で

「賢太郎様、次は」

「次なんて無いよ。ていうかほら来るって来てる来てる来てるって」

 言ってる間にお姉さんが一気に距離を詰めてくる。向かい風だからか結構な前傾姿勢で跳んできた。

 忍は俯いたままである。

「忍!」

 賢太郎は四つん這いから片膝をたて、お姉さんの前に立ち塞がるため忍を守るために跳んだ。

「ずべっ」

 安全帯が届かず勢い余ってずっこける。もともと安全帯が届くギリギリまで来ていたのを忘れていた。とんだ間抜けである。

「賢太郎様!」

 忍が駆け寄ってくるのをヒリヒリする手をあげて制する。

「いや俺は」

 いいから、と言う間も無くお姉さんはとっくに忍の背後に迫り、片手を地につけ突進の勢いを横回転に変えて低空猛回風車のごとく脚を振るった。

「あ」

 ぶない、と言う間も無く忍は「ほっ」と真上に跳びお姉さんの脚を避ける。外れた脚の勢いは止まらない。お姉さんは回転しながら身を捩り、オーバーヘッドキックのごとく再び忍を狙った。さながらサッカー選手がシュートした脚でそのままオーバーヘッドもやってしまうような超人技なので、賢太郎もさすがに「おおっ」と声をあげた。

 さてその「おおっ」の間に忍の超人技である。落下が始まったばかりで身動きのとれない忍。再び背後から迫るお姉さんの脚が背に触れた瞬間、両腕を後ろに回し背中と挟んでガッチリホールド。お姉さんが脚を掴んだ忍をそのまま下に叩き付けようするのを、忍は強引に自分の脚を前に出して両足で着地。膝を深く曲げて内股で踏ん張った忍は「ふんっ」と声をあげ、立ち上がりながら背面キャッチしているお姉さんをフルスイングしてぶん投げた。

 風上に向かって投げられたお姉さんは宙で四肢を広げ、風の抵抗を利用して勢いを殺すどころか若干戻ってきて着地する。

「流石ね忍ちゃん」

 ライバルっぽい台詞を言いつつニヤリとするお姉さん。しかし忍はそんなノリはまったく完全に無視して賢太郎に駆け寄る。

「賢太郎様、大丈夫ですか?」

 ずっこけて四つん這いになっていた賢太郎はその場に腰を落ち着かせ胡座をかきながら答える。手のひらと安全帯を巻いた腰が痛いが、一人で勝手にずっこけただけなので正直あまり触れないで欲しい。

「うん……まぁ。それより忍こそ目は大丈夫なの?」

 ゴミが入っていたはずだが何だか今は平気そうである。 いつの間にやらゴミはとれたのか。

 忍は賢太郎の目の前で片膝をつき、質問には答えずお姉さんの方に顔を向けた恨めしそうに呟いた。

「よくも賢太郎様を……」

 私は何もしてないんだけど、と答えるお姉さんは何やらお尻に手を回しごそごそやっている。風上に立っているのでまた紙やら何やら飛ばしてくる気なのだろう。

 忍もそれにとっくに気付いているとは思うが、賢太郎は一応言っておく。

「また何か飛ばしてきそう」

「紙絡み、と申しておりましたね」

 忍はしのびとしての術を一切教わっておりませんが、と忍は立ち上がりお姉さんに向き直って続ける。

「ここは忍の考えたオリジナル忍術にてお相手いたしましょう」

 言わずとも最初からやれば良いのに、と言うのは野暮な気がしたので賢太郎は黙っている。

「あらぁ、どんな忍術か楽しみね」

 お姉さんが笑みを浮かべて尻に回していた手を前に出した。

 その手に握った四つ折りの紙が見えるが早いか忍は駆け出して叫んだ。

「忍取流忍術――」

 お姉さんの手から紙が放たれる。風に流れてきた四つ折りの紙は忍の眼前で開き、包んであった砂を宙にばらまいた。同時にお姉さんが駆け出す。

 忍が駆けながら腕を広げくるりと回る。目潰し狙いの砂を後頭部で受け、回りながら広げた腕で紙を掴み取る。回りつつ距離を詰めながら握り潰した紙を投げ付けるが、お姉さんは止まらず放たれた矢のごとく膝を突きだした。

 その膝に回る忍の手が触れる。

「――椎茸しいたけの舞い!」

 お姉さんの膝を受け流しくるりと背後に回る。即座に放たれた振り返りざまの裏拳を払い上げながら潜ってかわし正面に躍り出る。裏拳が払われた瞬間には既にお姉さんは回し蹴りに切り替えている。忍は払った裏拳を掴み、その腕を引きお姉さんの向きを強引に変えながら再び背後に回り込む。何が何やら書いてる作者もわからなくなってきたが、とにかく忍はくるりゆらりと流れるような動きでお姉さんの攻撃をかわし受け流しなおかつピッタリとくっついているのだった。

「そういうことか!」

「うわお!」

 突然の声に賢太郎が驚く。いつの間にやら探丸が隣に立っていて、忍とお姉さんを方を見てなにか気付いたような顔をしている。いい加減サングラスは外さないのだろうか。

 腕を広げお姉さんを中心にくるりゆらり舞い踊る忍を見つめて、探丸は唸るようにして言った。

「あの動きは相手の攻撃をいなし躱すためだけの動き……! 忍ちゃん程の実力者が攻撃を捨て守りに徹したとなれば最早その身に一撃を入れることは不可能に近い……!」

 賢太郎はそれを聞きながら、あぁこの人退屈なんだなぁ、と思った。前々回賢太郎を殴ると言っていたのでビビってしまったが、どうやら今はただ退屈のあまり解説役として割り込んできただけのようだ。

 探丸は続ける。

「そしてあの腕を広げた姿はまさに椎茸しいたけ……!」

 そんなバカな、と思った賢太郎は聞き耳を立てている忍がドヤ顔をしているのを知らない。探丸の解説で合っているらしい。忍者同士、というよりは変人同士なにか通じるものがあるのだろう。

 どこが椎茸なのよ、と椎茸の舞いに翻弄されつつ突っ込むお姉さんの懐に忍がゆるりと潜り込む。

「気流活性――」

 一瞬でお姉さんの体を数ヵ所トントンと人差し指で突き

「――高麗人参!」

 と叫んで跳び上がりお姉さんから距離をとった。

 にしても術名わざめいにセンスがない。

「あの術は……!」

 と探丸がなにか気付いたように声をあげたが、それきり何も言わないので実は何も分かってないようだ。

 お姉さんは自分の体を試運転するように手足を軽く動かして、何も異常がなさそうな様子で忍の方を見る。

「なんとも無いんだけど? また遅効性の術なの?」

 以前下腹部に針と化した髪の毛を打たれ動きを封じられたが、それと似たような術なのだろうか。

 忍は不敵に微笑んでお姉さんを指差して答える。

「気の流れを活性化させるツボを刺激いたしました」

 怪訝な顔をするお姉さんに続ける。

「このツボを刺激すると気の流れがよくなり、一時的に身体能力が向上されます」

 だとすると敵に塩を送った感じになるんじゃないか、と賢太郎も怪訝に思ったが、隣の探丸は「高麗人参、そういうことか……!」と納得したように呟いた。そのノリはいつまで続ける気なのだろうか。

 ぶおお、だか、びゅおお、だか勢いを増した風が鳴る。探丸の迷彩の上着が賢太郎の視界の端でバタバタ暴れて目障りな事この上ない。前を閉じろ前を。

 さてその風を機と見たのかお姉さんが動き出そうとしたのを、忍が指差していた手を広げて制止する。

「動かぬ方がよろしゅうございます」

 ぐ、と動きを止めたお姉さんに忍は続ける。

「この術、本来ならば先程言った通り、気の流れを活性化させ身体能力の一時的な向上を目的とした物でございますが」

 広げていた手を閉じ、人差し指を立てる。

「ツボ押しの加減を間違えると気の流れが過剰に促進され、飛躍的な身体能力を得る代わりにものの数分で動けなくなってしまいます」

 そして忍は、と続けながら腕を引っ込める。人差し指を口元に添え悪戯っぽく微笑んで

「加減を間違えちゃいました」

 ぺろりと舌をだした。所謂いわゆるてへぺろである。

 間違えちゃいました、と探丸がニヤニヤしながら繰り返し、隣に座る賢太郎の頭を指で小突く。何ですか止めてくださいよ、と何となく恥ずかしい賢太郎。

 お姉さんは今にも飛び掛かりそうな様子で油断なく忍を見つめている。

「……ものの数分って、どれくらいかしら?」

 忍は、そうですね、と口元に指を添えたまま考えるように視線を上にやる。

「やはり動きの程度によりますが、ジッとしていれば数十分、激しく動けば数十秒といったところでございましょうか」

 数十秒ねぇ、と呟くお姉さんは飛びかかる直前の姿勢のままなので、どうやらまだやる気らしい。やめとけパフェ、と探丸が野次をとばすも聞く耳持たずである。

 忍もお姉さんが諦めていないのを察してか、ふっ、と鼻で笑って口元から指を離し手をおろした。

「貴女がその数十秒で足掻くのは自由でございますが、はっきり言って貴女ごときの身体能力が向上したところで」

 お姉さんが跳んだ、と見えた次の瞬間には忍が椎茸の舞でその蹴りをくるりと受け流している。

 賢太郎は自分がうっかり目を瞑ってしまったのかと思ったが、とんでもない、瞬きすらしていない中でお姉さんは姿を消し一瞬で忍の側に現れたのだ。

 その後の二人の攻防も殆んど分からない。お姉さんが手出し足出ししているのを忍が躱し流ししているのはかろうじて分かるが、暗いせいもあってそれ以外は何がなにやら。流石にくるりゆるりとはいかない忍が素早く回転側転屈んで跳ねてしているのをお姉さんの残像しか見えない手足が追っているような感じである。

「忍ちゃん強いなぁ」

 探丸が呟いて賢太郎の方を向いて続けた。

「もうパフェに勝ったら終わりで良いんじゃねぇか?」

 もちろんダメに決まっている。賢太郎は知らないが、そもそものそもそもは探丸が言い出しっぺなのだ。

 賢太郎は探丸を見上げて困ったように答える。

「いやぁ、まぁ、もう忍に『二人とも』って言っちゃいましたし……」

 それでなくても探丸だけを見逃す気なんてさらさらない。というより、むしろ大きなお世話余計なお節介を働いてきた探丸の方をぶっ飛ばして欲しいくらいである。賢太郎はお姉さんよりか探丸の方がよっぽど嫌いなのだ。

 そうだよなぁ、と探丸が諦めたように呟いて忍とお姉さんの方を見る。

「あーあ、俺の番か」

 賢太郎も顔を向けると、話してる間に決着がついたのかお姉さんが倒れている。

 それを見下ろして珍しく肩で息をしている忍が、ふうと1つ息を吐いてこちらを向いた。

 風に揺れるポニーテールをさらりと払い、その手をそのまま前に出し探丸を指差す。

「さぁ、次は貴方でございます!」

 探丸が上着の前ボタンを片手で留めながら一歩前に出た。

「しゃあねぇ、やるか」

 また金玉蹴られてしまえ、と賢太郎は思った。



 という事で次回はVS探丸である。

 ちなみに忍が使った「気流活性高麗人参」という術の名の由来は、「高麗人参を育てた土壌はその後数年は使い物にならない」という所からである。にしても忍はネーミングセンスがない。

 それはともかく次回探丸を倒して終わりそうな気配だが、実はまだ展開が残っている。回収しないといけない伏線も残っているのだ。

 次回『胸と星、急転般若』

 乞うご期待!



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