忍ちゃん、呼ばれたい
ふんふんふふ~ん。
機嫌良く鼻唄を歌う忍。なにか楽しい事でもやっているのかと思うが別にそういうわけではない。真っ白エプロンを身に付け流し台で食器を洗っているだけである。
あまり関係はないが忍のエプロンの下、本日の服装はピンクの半袖シャツにデニムのショートパンツである。というのも今日は五月晴れという言葉ではちょっと足りないくらい日差しの強い日だったのだ。賢太郎に限らず多くの生徒が冬服の上着を脱いで授業を受けていたような日なので、忍が露出の多い薄着になったのも無理はない。無理はない、といっても別に忍は無理して薄着になっているわけではないのだが。
さて賢太郎はというと半袖白シャツに短パンである。本当ならシャツとパンツ一枚になりたいところだが忍の手前そうもいかない。忍からしたら何を今更という感じだが賢太郎はそうではないのだ。
ベッドの上で壁にもたれて漫画を読む賢太郎。その目はチラチラと忍の方に向いている。理由はそれはもう当然忍の生足素足が露出されまくっているからである。ショートパンツというのは面積だけでいうと男のパンツとそう変わらないような気がするのだが、よくもまぁそんなものがファッションとして認められたものだ。というのは賢太郎ではなく作者の意見。賢太郎は今ショートパンツの存在に深く感謝している次第である。窓こそ開けてはいるがクーラーを点けていないのは別に忍を薄着のままでいさせる為とかそういうわけではない。日も暮れて気温も落ち着いてきたからである。
太ももだか膝裏だか足首だか何らかのフェチに目覚めてしまいそうな勢いでチラチラ忍を見る賢太郎。しかしなにも下心だけで忍の方をチラチラ見ているわけではない。2割くらいは別の事が気になっている。
昨日帰り道で絡んできた探丸とかいう男の言葉。しょせん主従関係だとか片想いは辛いだろうだとか。
あの後賢太郎は忍との関係をハッキリさせるべきか帰ってからうんうん唸って考えたのだが、半熟オムライスが美味しかったりまた風呂を一緒に入ろうとする忍を追い返したりで結局答えを出せず考えるのをやめてしまった。まぁ答えが出たところで賢太郎にそれが実行できたとも思えない。
そもそも賢太郎は忍のことをどう思っているのか自分でも分からない。もともと賢太郎は同じクラスに気になっている女子がいたのだ。それが最近では忍のインパクトが強すぎてその女子を目で追う回数が減っているような気がする。気持ちが忍に移ったという事かもしれないが、それだとなんだか自分が軽い男のようであまり認めたくはない。だいたい忍の積極的なアプローチのせいでこれが恋愛感情なのか単なる下心なのかもハッキリしないのだ。
まぁ忍もハッキリさせなくていいって言ってるしなぁ。
と忍の言葉に甘えているのが現状である。
「さて」
そうこう考えているうちに忍が食器を洗い終えた。外したエプロンを軽くたたんでハンガーに垂らし、冷蔵庫側面のフックに引っ掛ける。そんなエプロン掛け用のフックなど始めはなかったのだが、何時の間にやら忍が自分で取り付けたらしい。他にもベランダに物干し竿が増えてたり浴室にやたら香りの良いシャンプーやらボディソープやらが増えてたりしている。
クルリと忍の脚がこちらを向く。賢太郎はサッと視線を漫画に戻した。
「んふふ」
忍が悪戯っぽく笑う。もしや脚を見ていたのがバレたのかと賢太郎はギクッとする。視界の端で白い足が一歩二歩と近付いてくるのに耐えきれず顔をあげた。
「あ、忍取さんどうしたの?」
白々しい。
すると忍は脚を止めてなんだかわざとらしい仕草でモジモジし始めた。顔を伏せがちにしてポニーテールの毛先で口元を隠す。よく見ると左手を背中に回してるのが何か隠しているように見える。
ベッドに座っている賢太郎に対しあざとい上目遣いで忍は口を開いた。
「賢太郎様……この後はいかがいたしましょう。お風呂になさいます? ご飯になさいます?」
ご飯ならさっき食べたばかりなのだが。
というかこれは新婚夫婦のお約束『ご飯にする? お風呂にする? それとも、わ、た、し?』ではないか。いや実際に新婚夫婦がこんな事をやっているのかはともかく、忍はなぜかその真似事をしているようだ。
「それとも……」
そらきた。
忍がスッと左手に隠し持っていたものを自分の顔の横に持ってくる。そしてあざとく恥じらいながら、
「それとも……た、わ、し?」
たわしである。間違いのないようもう一度次は漢字で書いておく。
束子である。
目を逸らし口元を毛先で隠したまま固まる忍。その顔の横に並んでいる束子を見上げて賢太郎も固まっている。ポカーン、である。ああ……空気が凍るというのはこういう事を言うんだなぁ、と思ったり思わなかったり。
さてしばらくカチコチカチコチ枕元の目覚まし時計の音だけが響くにつれて忍の顔が段々赤くなっていく。賢太郎がなにも言わないせいで恥ずかしさが込み上げてきたらしい。
束子かよっ、と突っ込んだ方が良かったかなと賢太郎が思い付いた時には既に遅く、忍は耐えきれずガクリと崩れ落ちた。束子共々両手を床につき顔を伏せる。
「し、忍にギャグセンスは無うございました……」
いやそこまで落ち込まなくても……、と賢太郎は読みかけの漫画を伏せてちょっと腰を浮かした。
「いやいやちょっと、えー……と、いや、うーん」
なにかフォローを入れた方が良いとは思うのだが上手い言葉が出てこない。うーむ、いまさら笑って見せてもわざとらしいだろうなぁ。
忍が左手に握る束子を見つめて悔しそうに呟く。
「この渾身のギャグの為にわざわざ買ったというのに……」
「ソレこの為に買ったの!?」
思わず声をあげる賢太郎。
さらに忍は続けて呟く。
「三百九十八円……」
微妙に高い。
それはともかく。
「なんでわざわざそんなの買ってまでボケたの」
賢太郎がちょっと呆れ気味に言うと、忍は叱られる子供のように俯いたまま束子を床に置き正座して答えた。
「実は忍が姿をお見せしてからのこの4日間、なにかと賢太郎様のお顔が曇られることが多くなったような気がいたしまして……」
言いながら、くっ、と呻いて片手を床につける。
「今日こそは笑っていただこうと1発ギャグを披露した次第でございましたが……」
忍の力及ばず……っ! と悔しそうにもう一方の手も床につけた。そんな想いが込められていたと知っては今後さらに笑いづらくなるような気もするのだが。
まぁ要するに忍は忍で色々と気にしていたらしい。
なんだか申し訳なく思う賢太郎。
「いや、いいよいいよそんなの気にしないで。ちょっと慣れないことが起きて呆然としてるだけっていうか何ていうか」
ベッドに座っている状態では床に座っている忍に対して上からものを言っているような格好になってしまう。しかし、かと言って賢太郎はベッドを下りて忍に寄り添い慰めるような甲斐性を持ち合わせていない。
どうしたものかと考える賢太郎。この考えて黙る癖が悪いのだが、癖なのでどうも簡単には直らない。
それでまた知らぬ間に顔を曇らせていた賢太郎。チラッと顔をあげた忍がそれを見てまた落ち込むのは当然のことであった。
忍が上体を起こして、正座した膝の上に両手を揃えて置く。そうして畏まった様子で重そうに口を開いた。
「賢太郎様、忍は……」
賢太郎は忍の言葉を待ったが、忍はそこから先を言おうとしなかった。言いたくないようだった。
自分のせいで大分気を遣わせていたんだなぁ、と賢太郎は反省した。気遣いに気付くのもまた1つの気遣いなのだ。
さていよいよ落ち込むを通り越して思い詰めた雰囲気を出し始めた忍。これは早急にフォローを入れるべきだと察した賢太郎は、おっ、とあることを思い出した。
「あ、そうだそうだ忍取さん、ほら、1発ギャグなんてやらなくても忍取さんあやとり出来るじゃん。あやとりやろうよ、あやとり、ね」
二日前に突然披露された特技であったが、そういえば「後で見る」とか言って結局見らずじまいであった。
「ほら、まだよく見せてもらってないしさ、あやとり見せてよ」
あやとりでございますか、と忍はあまり乗り気ではない様子で尻のポケットから赤い紐を取り出した。得意分野の話を振れば機嫌がよくなるかと思ったがそう単純ではないらしい。にしても忍はあやとり用の紐を常に持ち歩いているのだろうか
「それでは」
と忍は正座したまま紐を両手指に絡ませる。賢太郎は観客よろしく忍の近くに座り直す。といってもまだベッドの上だが。
サッサッサっと忍は両手指を絡ませ潜らせ時には解いてあっという間に図形を作り出す。
「蟹でございます」
一昨日も見たカニである。これは本当によくできたものだと感心する。
上手い上手い、と賢太郎は合いの手をいれる。
サッサッサっと次の図形。
「飛行機です」
……前回もそうだったがやはり飛行機には見えない。紙飛行機と言われればまぁ納得出来ないこともないが。
サッサッサっ。
「東京タワー」
上手い上手い。
サッサッサっ。
「ほうき」
上手い上手い。
サッサッサっ。
「ゴム」
おお伸びたり縮んだり。
サッサッサっ。
「はしご」
上手い上手い。
サッサッサっ。
「幾何学模様」
「ちょっと待ってそれどうやってんの」
へ? と目を丸くする忍の手と手の間では紐が複雑に絡まり、蜘蛛の巣のような雪の結晶のような模様が3つほどくっついた図形が出来上がっている。ていうかサッサッサっの動きでどうやってこの図形になったのかが見えなかった。
「ごめんもう一度やって。もう一度」
はぁ、と忍は怪訝な顔で図形を崩してサッサッサっ。
「飛行機にございます」
うんうん。
「幾何学模様」
「ちょっと待ってちょっと待って」
もはやサッサッサっも無いではないか。
「ごめんもう一回お願い。今度はゆっくりで」
賢太郎が前のめりになって興味を示しているのが嬉しいのか、忍の顔が少し明るくなってきた。賢太郎は目の前の不可思議な現象に気をとられて気付いていないが。
「それでは参ります」
再び飛行機の図形を作った忍。ゆっくりと指を絡ませていく。
「まずはここに人差し指を潜らせます」
うんうん、と賢太郎は真剣な顔でうなずく。
「続いてこちらに中指を通します」
ふむふむ。
「幾何学模様」
「いやいやいやいや」
今の流れでいつ幾何学模様になったのか。どう見ても一瞬で図形が出来上がったようにしか見えない。
賢太郎の頭は混乱寸前である。
「全く分からないんだけど本当どうやってるの?」
んふふ、と笑みを浮かべて忍は図形を崩し指から紐を取り外した。
「いえいえ賢太郎様、それほど難しゅうございません。ささっ、賢太郎様もぜひ」
にこにこ笑みを浮かべて紐を差し出してくる。
「いやさっきのヤツどころか飛行機とかも出来ないんだけど……」
半信半疑ながらも紐を受けとる。あやとりなんて小学生の頃以来だろうか。
記憶を頼りに適当に紐を指に絡ませる。確かこれが基本というか最初の形だったような気がする。
「えーと、こっからどうするの? まず飛行機作った方がいいの?」
「いえいえここからでも大丈夫でございます。それでは賢太郎様、お指を拝借」
忍が腰を浮かせて賢太郎の手をとる。賢太郎もちょっと手を忍の方に寄せた。
「それではこのお指を……」
忍が賢太郎の人差し指をつまんで紐に潜らせ、
「幾何学模様」
「うわぁっ!? なんで今ので出来るの!? 怖い! これなんか怖い!」
自分の手の中で起きた怪現象に思わず声をあげる賢太郎。それで忍が頬を赤らめ閉じた口許をプルプル震わせる。明らかに笑うのを耐えているのでこれはもしかしたら賢太郎をからかっているのかもしれない。
「く、くひ……いや、申し訳ありませ……んひっ、賢太郎様……っ」
完全にからかっている。ついには俯いて肩を震わせ始めたので賢太郎もさすがに恥ずかしくなってきた。
怒って恥ずかしさを誤魔化したいところだが、それではまるで子供である。賢太郎はもう高校生なのだ。ここは1つ冷静に振る舞うのが大人というものだろう。まぁそう考える辺りがまだまだ子供なのだが。
「ま、まぁ忍取さんが元気出たみたいでよかったよ」
これはなかなか大人の対応ではないかと自分で思う賢太郎。冷静で尚且つ相手への気遣いも見せるなかなかの大人っぷりである。ただ何となく悔しいのであやとりの紐は指から外してグシャグシャに丸める。
泣くほど可笑しかったかのか目元を指で拭いながら顔を上げる忍。ふぅ、と1つ息を吐いて微笑む。目が潤んでいるのが色っぽかったりぽくなかったり。
「これは申し訳ありません。余計なお気を遣わせてしまいました。しかしこれも忍が賢太郎様のお心に近付かんがためにございます」
賢太郎はなぜか視線を逸らし、丸めた紐を忍に返してから答えた。
「別に充分近いと思うけどなぁ」
嘘つけ、と賢太郎は自分に突っ込む。
忍は受け取った紐をあっさり解いて尻のポケットに納める。
「いえいえ、賢太郎様のお心はまだまだ忍から遠いところにございます」
その証拠に、と続ける。
「賢太郎様は忍をいまだ苗字でお呼びにございます」
えぇ……、と賢太郎。
「別に苗字で呼ぶくらい……。他の女子だってみんな苗字でしか呼んでないし……」
いいえ、ときっぱり忍。
「忍はあくまで賢太郎様にお仕えする身。さん付けなどもったいのうございます。それに名前で呼んでいただければ信頼と絆がより深まるというものでございます」
ささ、ぜひ名前で、と前のめりになる忍に賢太郎は頭を悩ませる。
「名前で……うーん……名前で……」
よくよく考えると女の子を名前で呼んだことなどないのでどうにも照れ臭い。
「……やっぱ苗字のままで良くない?」
悩んだ挙げ句そう言うと、忍ががっかりしたように首を横に振った。
「やはり賢太郎様のお心はまだまだ遠いご様子……。やはり一度お風呂を共にし裸の付き合いをせねば信頼関係などとても……」
いやいやちょっと待てと賢太郎。
「なんでそうなるの。お風呂は関係ないでしょ」
いいえ! と忍は声を張り上げずずいとベッドに手をつき賢太郎に詰め寄った。
「これまで忍がしつこくお風呂に突撃したのも二人の絆を深めんがため! それが叶わぬならば、せめて名前で呼んでいただかねば二人の間にある壁はとれませぬ!」
いやいや壁って大袈裟な……、と賢太郎はのけ反り忍から離れようとしてベッドの上にひっくり返ってしまった。それを追いかけた忍がベッドの上に登り賢太郎に覆い被さるような格好になったのでこれはヤバイ。なにがヤバイかというと賢太郎の心拍数がヤバイ。目の前には忍の顔だし頭の両脇には忍の手があって逃げられないし腰は忍の生足素足に挟まれているしで本当にもう大変な体勢である。
「さあ賢太郎様! 名前で呼ばれるか裸の付き合いか、2つに1つでございます! ご決断を!」
ご決断を、と言われても賢太郎の頭はもう物を考えられるような正常な状態ではない。忍のポニーテールが顔の近くに垂れているので払いたいのだがそれも出来ない。うかつに手足を動かすとどこぞ忍の体にうっかり触ってしまいそうなのだ。
忍の体温やら匂いやらで賢太郎は心臓バクバク汗はダラダラ。このほんのり香る汗の匂いは自分のなのか忍のなのかも判断がつかない。いや今日暑かったし多分両方なんだろう。クーラーを点けっ放しにしておけば良かったなんて今さら思ったり思わなかったり。
あばばばば、と混乱している賢太郎に忍が一言。
「賢太郎様」
顔を赤らめなにやらこちらも緊張しているような面持ちで。
「の、乗ってもよろしゅうございますか?」
その瞬間賢太郎の顔が爆発した。いや爆発したとは言い過ぎであるが少なくとも賢太郎はそう感じた。
いやいや不味い不味い乗られると不味い特に下半身は非常に不味い。なぜ不味いかは明言しないがとにかく不味い。このままでは賢太郎の貞操どころかこの作品の閲覧制限が不味いことになる。
これはもう考えている暇などない。賢太郎は顔を真っ赤にして言った。
「忍! 忍忍しーのーぶー! はい呼んだ! 呼んだから終わり!」
裸の付き合いと比べたら名前で呼ぶ方が遥かに楽である。それにしても人生でこれほど自棄になったことがあっただろうか。
さて賢太郎に呼ばれた忍は一転ギシギシとベッドを下りて再び床に正座した。賢太郎が汗を拭きつつ上体を起こした時にはなんと深々と頭を下げていた。
「え?」
目を丸くする賢太郎に忍が顔をあげる。
「申し訳ありません。つい勢いとはいえ賢太郎様を下にするなど……」
その顔は真っ赤である。そんでもって照れたように目を逸らし
「そ、そのうえ乗ってもよいかなどと大それたことを……忍はなにを言っているのでしょう……」
本当なにを言っているのでしょう。危うくこの作品がR18指定になるところであった。
「ま、まぁもう良いけどさ。次からこういうのは止めてね?」
本当に止めて良いのだろうか、とちょっぴり悩みながら賢太郎は言う。しかし熱帯夜でもないのに酷い汗である。これはもう早く風呂に入りたい。
それに気付いた忍。
「はい、今後は慎みます。ところで賢太郎様、そろそろお風呂の支度をいたしましょうか?」
「あ、うん。ごめんお願い」
かしこまりました、と立ち上がる忍。たわしを拾って風呂場に向かうが、ふとその足を止めて振り返る。
「賢太郎様」
ん? とベッドから下りてテレビを点けようとしていた賢太郎は四つん這いで振り返る。
忍は恥ずかしそうにポニーテールの毛先で口元を隠して
「その、もう一度名前を呼んでいただけないでしょうか?」
えーと、と賢太郎は口ごもったが、まぁもう一回呼んでしまったし良いかと開き直る。四つん這いで首だけで振り返った格好なのがちょっと様にならないが。
「忍」
「はい!」
忍は笑顔満面。
それでまたドキッとした賢太郎は、忍が風呂場に行ってからもしばらく固まっているのだった。
「ちょっと待ってちょっと待って! なんでまた一緒に風呂入ろうとするの! 名前で呼んだから無しでしょ!」
「『裸』の付き合いは無しでございます! ご覧ください賢太郎様! 忍は水着にございます! スク水でございます!」
「違うじゃん! 一緒に風呂ってのがダメなんだって!」
「ご覧ください賢太郎様! 忍のこの流れるようなボディラインを!」
「知らないよ! どうしても入るなら名前で呼ぶのやめる!」
「ならば名前さえ諦めれば一緒に入ってもよいと!?」
「あーもう!」
結局今日も磨りガラス越しの攻防は繰り広げられるのであった。
ただ名前で呼ぶようになる展開を書きたかっただけなのに何故かエロコメのようになってしまった。まさか忍がこんなに押しが強いとは……と自分で書いておいて驚く作者。
それはともかくどうしてこうも作者は更新日時を守らないのか。誰か有り余っているならやる気を分けて欲しいものである。
次回『まぁラノベですしロリキャラの一人くらい欲しいですよね』
乞うご期待!
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