木山宏美への復讐5
「宏美。浮気をした俺が悪かった。宏美の望む通りに離婚するよ」
ここは宏美のアパートだ。
義彦は離婚届の用紙に自分の名前と印鑑をすでに押してある。
「あんたも随分と素直になったみたいね。義彦のせいで離婚するんだから慰謝料をちょうだいよ」
宏美の奴。予想通りに慰謝料を請求してきたな。
さあ、義彦はどうでる?
義彦には先日当選した宝くじで一千万の金がある。
だがその金は義彦が真夜と付き合うために使う予定の金だ。
宏美に慰謝料として渡すわけはないはず。
「結婚の時に俺の貯金通帳を見せて貯金が50万しかないのは宏美も知ってるだろ? だから宏美への慰謝料も含めた財産分与は30万しか渡せない」
「ちょっと! たかが30万って何よ! そんなはした金で離婚できると思っているの! 離婚したいなら200万はちょうだいよ!」
宏美は激怒して義彦に怒鳴る。
その顔は鬼女のようだ。
そうだよなあ、宏美にしてみれば30万しかもらえないなんて冗談じゃないよなあ。
でも義彦はお前よりも真夜を選ぶみたいだぜ、ククク。
「離婚したいと言ったのは宏美の方だろ? それが嫌なら離婚しなければいいじゃないか」
「クッ! 分かったわよ! その代わり30万じゃなくて40万にしてよ!」
おうおう、宏美も必死だなあ。
せいぜい値上げ交渉頑張れよ、アハハハッ!!
「分かった。それなら40万ということにしよう。宏美も離婚届にサインしてくれ」
「きっちり40万はもらうからね!」
負け惜しみのように宏美は離婚届にサインして印鑑を押す。
ヒャッヒャッヒャッ! 結局40万で離婚かよ!
お前の価値は40万の女か! それでも高く売れた方だよなあ!
俺だったら一銭も払いたくねえもん!
「離婚届は俺が今日中に出しておくから。宏美も幸せになってくれ」
「義彦に言われたくないわよ! あんたなんて死んじまえっ!!」
宏美は近くに置いてあった本を義彦に投げつける。
慌てて義彦は離婚届の用紙を持ってアパートの外に逃げ出した。
部屋に残された宏美は泣きながらテーブルに突っ伏して拳でテーブルを何度も叩く。
「なんで、なんで、私があんなはした金で離婚しなきゃなのよ! 義彦が悪いくせに! あのクソ野郎!」
宏美の憎悪と悔しさで荒れる姿を見ているのは俺も楽しい。
そんなに悲しむなって、宏美。
宏美には俺からのプレゼントを用意しておいたぜ。受け取ってくれよ。
その時、アパートの部屋の扉が開く。
そしてひとりの男が宏美の部屋に侵入してきた。
「宏美っ! 会いたかったぜ!」
「ヒッ! なんであんたがここにいるの!? 弘和っ!」
「この時間に来れば玄関の鍵を開けて俺を待っているってメールをくれたのは宏美だろ?」
弘和はニヤニヤしながら宏美にそう告げる。
もちろん弘和にそのメールを宏美のフリをして送り付けたのは俺だ。
さて、宏美よ。お前には離婚してからもストーカーをしている弘和の相手をしてもらうぜ。
お前が弘和を撃退できるか楽しみだぜ! クックックッ!!
「そんなメールなんて知らないわよ! 今すぐ出てって!」
「つれないこと言うなよ、宏美。まずは久しぶりの再会を祝して俺とヤろうぜ!」
「きゃああっ!!」
弘和は宏美に襲いかかり服を乱暴に引き千切るように脱がせていく。
おっと! ここでいきなり宏美のAVシーンが見れるのか?
弘和って男もたまってたんだろうなあ。
いいじゃねえか、宏美。お前にはAV女優も似合ってるかもしれねえぜ!
「いやあああーっ! た、助けてええぇーっ! よ、義彦ぉーっ!!」
襲われた宏美はさっき離婚したばかりの義彦の名前を呼ぶ。
だが当然、義彦が助けに来るわけはない。
「他の男の名前を呼ぶな! 宏美は俺のもんだ!」
「ぎゃっ! あがが……」
弘和が強引に宏美の身体を犯す。
抵抗する宏美だったが誰も宏美を助ける者はいない。
もっとやれやれ! 宏美は三回も結婚するぐらい男好きだからなあ。
満足させてやれば復縁できるかもしれないぜ、弘和。
どうせなら孕ませちまえばいいさ。
宏美も子供ができたら少しはその性悪な性格も直るんじゃねえのか、アハハハッ!!




