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少女は知る  作者: ねむねこ
1/1

日常を知らない少女編

登場人物

天川乖離あまかわかいり

天川 あまかわよう

姫神アイリ(ひめがみあいり)

渡月火憐とげつかれん

乙月天音おとつきあまね

 ピッピッピ…

 そんな電子音が私の耳から脳に直撃するかのように聞こえる。

 私は瞼を開ける。病室だろうか、体は動かない。

 体を拘束されたような金縛りにあってしまっている。どうしたものか

 そう思ったのもつかの間、

 次に瞬きをすると金縛りは解かれており少し重さを感じる、今、夢の中なのか現実かはわからない。

 現実だ。私はそう確信した。理由は私自身の体の上に我が愛しの妹がいたからだ。

「あ、お姉ちゃんおはよう。」

 と笑顔で妹は言う。

「あぁ、おはよう。」

 そう私は返した。妹と同じような笑顔で…

「お姉ちゃん早く準備してよね、朝ごはん出来てるんだから。」

 妹は急かすような言い方で私をベッドの上から起き上がらせる。

「はいはい」とため息をついて返事をし、着替えなどを持って1階に降りる。

 ここらで普通のラノベは自己紹介をするはずだろう。だが私はしない。

 なぜなら、ただ単にめんどくさいからである。とりあえず私の紹介は後にしよう。

 いやここですべきか、しといたほうが読者のためだろう。ならばするしかあるまい。

 私の名前は天川乖離だ。私立天海高校に通うこととなった高校1年生だ。

 我が愛しの妹の名前は天川 妖だ。めんどくさく、可愛い妹だ。

「...ぇちゃん、...ねぇちゃん、お姉ちゃん!」

 はっと妖の呼びかけに気づく

「ごめんごめん、どうした妖ちゃん?」

「どうしたのはこっちのセリフだよ、今日のお姉ちゃんいつもより変だよ?」

 心配そうな顔で私を見つめる。

「ごめんごめん、少し読者に解説をしてた。」

「読者に解説?ほんとに何言ってんの?まぁいいや、今日入学式なんだからしっかりしてよね。」

「あ、あぁわかった。」

 そう、今日は天海高校の入学式である。中学校の頃にろくに友達がいなかった私には憂鬱な日である。

 朝ごはんを食べ終わり、学校に行く準備をし終わったころ、さっさと学校に行けやと言っているかのように「ピンポーン」とインターホンが鳴る。

 返事をし、ドアを開けると、そこには同じ学校で幼馴染の乙月天音が立っていた。

「おはよう乖離ちゃん!今日は入学式だね!」

 彼女は元気よく挨拶をした。そして彼女はいろいろデカいため、

 ジャンプするたびにあらゆる部分が揺れる。

 朝からなんてもの見せてくれてんだと思いながらも「おはよう!」と私も苦し紛れに

 元気に返事をする。

 その後私たちは学校に行った。

 登校中だったその時私は天音と何気ない会話をしていたころだった。

 とある少女が私たちを追い越した。

 その子は美しい長い銀髪、青い瞳の持ち主だった。

「綺麗…」そう私はつい声に出してしまった。

「あの子、綺麗だったね!」と興奮したように天音が言う。

「そうだねー。」私はあの子の綺麗な容姿を頭の中で思い出しながら答えた。

 まさかあの子は入試の成績優秀者だったのではないかとみんなはここで思うだろう。

 しかし、入学式の生徒代表はあの子ではなかった。

 私と天音とその子は同じクラスだった、入学式が始まる前に試しに話しかけてみた。

「さっき会ったの覚えてる?」

「覚えてるよ、確か一人で歩いてたよね?」

「へ?」

「お?」

「まぁいいや、自己紹介をするのを忘れていた、すまない。私は天川乖離。」

「乖離ちゃんね、僕は渡月火憐、よろしくね。」

 そんな会話を交わした後、私たちは入学式の会場である体育館へ向かった。

 私は校長の話が長く、少し寝てしまった。

「…て、…きて、…起きてってば!」

「はっ!」

 私は垂れていたよだれを拭き、起こしてくれた子に礼を言った。

「ありがとう。」

「いえいえ、私もあなたの寝顔を見ていて楽しめました。」

 彼女はくすっと笑った。

「天使だ…」そんなことを思いつつ彼女と顔を合わせる。

「自己紹介が遅れてしまいました、私は姫神アイリと申します。」

「私は天川乖離、よろしくね。」

(一日に友達が二人もできてしまった、これは幸先良いのでは!?)

 友達が少ない自分に友達ができたことは、普通の人よりも特別な感じがしていた。

 入学式が終わり、初ホームルームを適当にこなした後、私は天音とアイリと一緒に帰ろうとしていた。

 靴を履くために、げた箱を開けると一つの手紙が入っていた。

(ラブレターだとしたらこれはまた原始的な…笑)

 手紙の内容はこんな感じだった。

「体育館裏で待っています。

 来てくれるとご褒美があります。

 詳しい内容は来たときに説明します。

 とにかく待ってます。

 来てください。

 あなたの秘密を知るものより。」

「な、んだ、こ、これは!?」

(これはなんだ!新手のいじめか何かなのか?だとしたら困ったもんだ。それに…少し嫌な予感がする。

 気のせいだろうか、と、とにかく、これは行くしかなさそう。行かなかったらなんかありそうで怖いし。

初投稿の小説です。

文法などめちゃくちゃだと思いますが、大目に見てくださるとうれしいです。

そして、アドバイスをくれると、さらにうれしいです。

よろしくお願いします。

続編を楽しみにしていてください

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