表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死の獣  作者: 明日香狂香
59/65

うん、国際的救助隊

 南硫黄島付近で、一隻の漁船が座礁したとの連絡が入った。公海上にいた外国船が大挙して島へ向かいだした。


「慣習国際法をたてに、救助入域と称して大量の船や航空機が南硫黄島に接近しています。」

 日本政府は、あわてた。日本では領域外からの救助活動は認めていない。しかし、これを規制する法律も明確にあるわけではない。ましてや、欧米の先進国では認めているところも多い。


 アメリカやヨーロッパなどは一応、民間船だが、中国や韓国などは軍用艦でやってきた。海洋救助が目的なので、さすがに島に上陸することはできない。だが、島の様子が世界に報じられるのは時間の問題だった。


 明らかに、虚偽とわかっていても、実際に船が座礁している以上、問題にすることはできない。日本政府もしぶしぶながら事実を認めざるをえなくなった。

 ただ、問題はこれだけですまなかった。座礁をもっともらしくするために船から燃料を海に流した。これに、神と称されるリヴァイアサンが激怒した。

「これは、われわれに対する攻撃である。」

 かれらが、救助と称してやってきた船を攻撃し始めたのだ。その結果、さらなる救助船が入域し、撃沈されるという悪循環に陥った。


 海上保安庁の巡視船は、うさんくさい救助員たちに日本の領海への侵入の自覚があるかを問いただすが、

「ウン、コクサイテキ、キュウジョカツドウ。」

 とみな一様に答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ