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死の獣  作者: 明日香狂香
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墓前

 その後、一行は巨大な墳墓に到着した。仁徳天皇稜。なぜ彼らがここを目指したのか。それは動物と話が出来るという少女によって明らかにされた。


「ここは、古代ロウムの闘技場そのものだと言っています。ある人物がここに眠っている。その者は、奴隷の身であったロウムから脱出し、はるか東の果てを目指し旅にでました。そして、ついに当時、身分や男女などによる差別が無い東方の島国にたどり着いたそうです。アキンドロス。彼は、その後この商人あきんどの街で生涯を閉じました。死皇帝の御霊を乗せた葬列とともに、彼らは墓参りに来たというのです。」

 そして、少女はさらにこう付け加えた。

「もし、途中で仲間が傷つけられるようなあったならば、その時は人間を滅ぼそうと思ったそうです。しかし、この地の人々は、一切手足をしなかった。われわれは約束しよう。この地の人々が、われらに手出しをせぬ限り、われらも争うことはないと。」

 少女は気を失った。

 その後、三日間かれらは動かなかった。一攫千金をねらって捕まえたり、動画を撮ったりする連中はいたが、これらの行為が攻撃に当たるのかわからなったので、政府としてはとにかく静観しているしかなかった。そのため、墳墓のまわりで過ごす彼らに誰も近づけないように規制するのが精いっぱいだった。


 その後、彼らは太平洋へと消えていった。中国は怒ったが、たくましい彼らの事だ。きっとそのうちレプリカを作ったり、アニメ化したりとちゃっかり儲ける算段をしていることだろう。

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