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死の獣  作者: 明日香狂香
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目覚め

第二話 現代日本

 時は流れて21世紀。世界的な温暖化により、氷河が各所で溶け始めた。赤い氷河も溶け始めた。世界的にもめずらしい赤い氷河であったが、学者達はその色はバクテリアによるものだと信じていた。


 古代の死獣の血によって染まったその氷は、徐々に大地に染み込んでいった。そして、大地にあるさまざまな動物の卵へと注がれた。

 カメ・蛇・鳥・トカゲ。それらは死獣として復活した。まだ幼いかれらは別々の方向へ移動し、人里はなれた奥地でひっそりと暮らしていた。


 大国は核に代わる兵器を模索していた。そんなおり、ロシアでツンドラの森林地帯で冬眠状態にあったカメが発見された。インドではプレートの衝突が激化し、山岳地帯でガルダと呼ばれる怪鳥が頻繁に目撃されるようになった。もう一体、あせるヨーロッパを尻目に、東の小国で山の主と密かにあがめられている白い獣として見つかった。それはいわゆるホワイトタイガーなどではなく、かつて雷獣とよばれていたものだった。


 このことによって、一番脅威を感じていたのは死獣に囲まれた中国だった。玄武・青龍・朱雀・白虎の四獣伝説を持つかれらにとって、もしヨーロッパも見つかれるようなことになれば、皇帝の復活を意味するからだった。


 それから、遅れること2年。ついに北欧で青龍リヴァイアサンが目撃された。青龍がなかなか発見できなかったのは、かれらが龍ときいてドラゴンを想像したからだ。その姿は蛇そのもので、海中に暮らし、オーロラに紛れて移動していたため、レーダーなどでは発見できかなった。


 なぜ、かれらがそのような地へ移動したかは定かではないが、世界制覇の野望を持つエイブとアキを慕うハデスの血を受け継いだ彼らがアジアを中心に四方へ散ったことは想像に難くない。

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